村議会定例会が終了し、1週間以上が経ちましたが、ここで今回の議会での私の一般質問についてご報告いたします。
浸水対策について
台風8号は北中城村各地に大きな被害をもたらしました。島袋においては20棟の床上浸水がありました。
その原因としては「記録的大雨と流域の都市化、既設排水路の断面不足」としています。
島袋では平成13年にも床上浸水22棟がありました。その後浸水対策は施してきたもののその対策が地球温暖化に影響される異常気象等に追い付いてないのが現状だと考えられます。
北中城村はこの10年間に、農協前のボックスカルバートの設置、雨水幹線水路及びそれに接続する水路のかさ上げ、ライカム交差点から基地寄りにある水路の段差の改善を行ってきました。
それ以来、大きな被害が生じてないのはその効果だとの答弁でした。
しかし、島袋においては、その間、床上浸水はなかったものの、道路冠水や駐車場の冠水は度々起きているという現実があります。
今後の取り組みとしては「浸水対策作成業務を発注済み」のほか、「過去の浸水箇所から流域範囲の基礎調査を行う」「浸水原因を確認する」「雨水設計の再検討」「雨水設計の配置計画、財政計画(雨水調整池の設置、水路改修等の検討、概算事業費の算定)」などを検討するとのことです。
また、十数年前から問題になっている山里地域(高層団地付近)からの雨水を島袋地域に流さず、直接ライカム交差点付近へ流すよう強く訴えました。
現在は国道330を地下水路で横切り島袋地域に流れ込む山里地域からの水路と久保田地域方面からの水路がJA付近でT字に合流しております。大雨の場合、満杯どうしの水路がぶつかると、当然に水流は悪くなり溢れ出します。
島袋地域の浸水の大きな一因だと私は思っております。
役場の具体的施策は調査結果待ちとなるが、二度と浸水被害が起きないよう早急な対策を実施して欲しいと思います。
二番目の一般質問、「従来、村税の申告は各地区公民館で行われおりましたが昨年より役場税務課窓口に一本化されました。」
島袋では平成24年は約150名の方が公民館で申告していました。
役場の答弁は各種不備等が生じた場合、役場内ならチャックが容易いが、各地区公民館だと後日扱いとなるなどの問題があるとのこと。
しかし、印鑑を忘れたとか領収書をわすれた場合には当然に後日扱いになる。住民の利便性を考えた場合は各地区公民館が最良ではないかと考えます。
また、申告日に駐車場に車が収まらず右往左往していることは十分には把握してないとのことでした。
私はこれまで受けてきた住民サービスの低下を強く懸念しています。
ぜひ再考をお願いしたい。
三番目の質問は「村税の支払いが公民館でできなくなったこと」についてです。
何十年も前から、北中城村では税金の支払いが公民館で行われてきました。
出来なくなった理由についての回答は、公金取り扱い上違法性があり、個人情報保護の観点からだという。
十数年前にもこの問題が生じた時、村は条例を作り、各自治会長を嘱託徴税員として任命し適法としてきました。
しかし、昨今の時代の流れからコンビニ取り扱いが最もニーズが高いと決めつけ、公民館扱いを廃止にしたのです。しかも公民館は廃止になったもののコンビニ扱いはいまだに行われておりません。
コンビニニーズが高いと決めたきっかけは、電話問い合わせが多いからだという。なんとお粗末な村民ニーズの把握の仕方でしょうか?
公民館(集会場含む)は14か所で、ほとんどが地域の中心地にあり、誰もが歩いて行ける距離です。コンビニは7店あるものの車の流れが多い個所にしかありません。
車を持たないお年寄りにとっては公民館が最適の場所だと私は思っております。
ネットで見た限り、本土では公民館支払いを実施している自治体があります。
取り扱い方法によっては違法性はないものと考えます。
税金申告、支払いとも役場にとって「仕事の効率化」を図ってのことかもしれませんが、住民サービスを低下させての効率化はあり得ません。