本島南部の岩礁で、エリグロアジサシの抱卵を確認してから3週間が過ぎた

 

「もう雛が孵ったのではないか」と期待し、営巣場所に行ってみた

 

ここは崖地で営巣は下方の波打ち際にある

 

観察は崖地の上からということになる

 

(カメラで測った)距離は50mほどである

 

鮮明な写真は撮れないが双眼鏡等で観察するには問題のない距離だ

 

エリグロアジサシは抱卵の姿勢をとっていた

 

 

体の下にいる雛を確認するには親鳥が立ち上がるのを待つしかない

 

今日はその時が来るのに時間は要らなかった

 

すぐに可愛い雛が姿を見せてくれた

 

 

通常、抱卵を交代するにはそれ相当の時間を要する

 

場合によっては1時間以上を要するときもある

 

しかし今日は数分ごとの交代だ

 

しかも交代する時は巣に強引に入り込み「早く交代しろ」と言っているような行動であった

 

 

雛が孵ったばかりなのか「雛があまりにも可愛くて片時も離れたくない」という親心を感じた