7/14 検査結果と歌舞伎町の夜 その2
前回のあらすじ
久々の休日に何故か保健所に向かうsima。数ヶ月前にベトナムはホーチミン・シティに行ったからとの事、そのベトナムのカジノで1700ドルもの大金をゲットしその足で夜のデスコへ!禁断のアルコールに手を出し狂喜乱舞するsima!果たして彼の運命は…。分かりずらいので詳しくは下にある昨日の日記を読んで下さい。
「はて、ここはどこだろう…?」
そう。気付いたらもう途方も無いくらいの朝でした。明るくて部屋の窓からは眩いばかりの朝日が差し込みバイクや車のクラクションの音が鳴り響く、その喧騒の中で目を覚ましました。
気付くとそこは自分が宿泊しているホテルの部屋ではなく、そう、むしろホテルの部屋という感じでもなく強いて言うならちょっと広めのアパートの一室のような所でした。しかし見た事もない場所だ。
次の瞬間、激しい頭痛が僕に襲い掛かってきました。久々の二日酔いに戸惑いながらもトイレを探すsima、うん。何故か素っ裸だった。
リビングのように広い部屋から玄関の方に向かうと何だか良い匂い、その香りに向かって歩いていくとそこには小さなキッチン、そこにはなんとライオネスが!あのライオネス飛鳥みたいな人が料理しているんです!何故?ホワイ?
「ト、ト、トイレット?」
と、拙く、それでいて流暢な僕のイングリッシュをライオネス飛鳥は何とか理解してトイレに連れて行ってくれました。そこで考えたんです。
僕は一体どうやってこの部屋まで来たのだろう。昨日の夜はどうしたっけな。そうだ、カジノで大金を手にしてその足で街一番のデスコへ、それからもっこりギャル達を千切っては投げ千切っては投げ、うん。それから先は全然覚えてないや。
とにかくトイレでお小水、皆さんの言葉で言うところの小便をしながら悶々と考えました。ただ察するに僕は恐らくこのドアの向こうにいる飛鳥とチョメチョメ、飲んだ勢いでそのまま飛鳥の部屋でチョメチョメとマグワイアな時間を過ごしたんでしょう。だって僕、素っ裸だったし。
トイレを出るとそこには僕の着ていた服が綺麗に畳まれて置いてありました。大人しくそれを着て部屋に戻ると飛鳥は小さなちゃぶ台の上に可愛らしい感じで朝食の用意をしていたんです。貴様は新妻かコラ!勿論それを見て大激怒のsimaさん、まずそのちゃぶ台をひっくり返して驚く飛鳥、口をポカーンと開けっ放しの飛鳥の胸倉を掴んでですね。それこそ千切っては投げ千切っては投げ、鬼の形相の僕を見て飛鳥の膝はガクガクブルブル。更に追い討ちをかけるように「こん腐れ外道がー!こん場でおんどれのタマ取っちゃるきにー!!」という怒号が響く事も無く普通にお粥を頂きました。うん。あっさり薄味でこの旅で食べた物の中で一番美味しかった。
その後ホテルの近くの大通り沿いの国営デパートまで飛鳥のバイクで送ってもらいました。二人でショッピング、あまり服を持って来ていなかった僕は洋服を揃えました。楽しそうに一緒に選んでくれる飛鳥、もうすっごくイチャイチャしていて周りから見たら僕らとってもカップルみたいだったと思う。うん。だって久々の感覚で楽しかったし…。「もしこの飛鳥が加護さんのようなギャルだったらな…」そんな事を思うのでした。
帰国後数ヵ月、この屈強な戦士のような男で有名な僕がとんでもない風邪を引いてしまったんですよ。普段ならどんな病気だってチョコラBBを飲んで寝れば治るくらいの戦士が風邪が一週間も治らないなんて事になっていたんです。そりゃもう気が気じゃないですよ。有り得ない。いや、有り得へん!
「もしやこれは風邪ではないのでは…?この症状、まるでHIVの前兆のような症状ではないか!そう言えば時期的にも丁度心当たりが!あの時のライオネス飛鳥!クラッシュギャルズ改めクラッシュ2000の!貴様は俺の人生をクラッシュする気か!!!」
もうこの頃には完全に自分はHIVに感染してしまっていると思い込んでいました。短い人生だったけど楽しめたのかな。いや、楽しい事なんて全然無かった。小学生の頃はアトピーで虐められ、中学高校でもバイクに熱中していただけで暴走族にからまれたりと楽しい事なんて何も無かった…モテた記憶なんてライオネス飛鳥からくらいしか思い出せないや。しかもそいつに不治の病を頂いちゃうなんて。あ~あ、もう涙で前が見えないや。
よくよく考えてみてほしいんですよ。顔なんてもうまるで反町くんみたいなイケメンでチン棒なんて乾く暇も無いくらい、はじめましての代わりにチン棒をはめ込んじゃうような人生だったとしましょう。もし僕がそんなモテ男くんの人生の中でどこかで不治の病を貰ってしまう。それなら幾ばくかの納得も出来るってものです。
しかし僕の人生ときたらそりゃあもうみじめ、負け犬とか思っちゃう人もいるんじゃないかな。カスみたいな高校を出て大学にも行かずに専門学校、そのままアパレル系なんかに入ったりしたけどそこでもパッとせずに今では世捨て人みたいな仕事、夜な夜な新宿で世捨て人、そりゃ女子も寄り付いてきませんよ。何か変な匂いとかしてきてるし顔だって反町くんどころか大和武士を変な顔にしたみたいな感じですからね。その上自己中なものですから友達なんて1人もいません。携帯電話は一応持ってるけど、たぶん持ってなくても一緒なんじゃないかな、と思うくらい鳴らない。1日1回目覚ましが鳴るだけですからね。
誰も羨まないような腐った人生の中で不治の病を患いこのまま僕は死んでしまうのだろうか、そんな事ばかり考えていました。そんな面持ちで保健所に向かいました。
もし陽性だったらどうしよう。治療に専念しようか、よくよく調べてみたら今は不治の病とまではいかずにちゃんと薬を飲み続けていれば元気に長く生きていけるそうです。ただ僕はそれを選択しない。きっと海外青年協力隊?みたいな組織に入って世界中の飢餓で苦しむ人達の力になろう!うん。それしか無いな!なんて決心して先生の元へ、落ち込む僕を心配して励ます先生「一緒に頑張って戦いましょう!」なんて言われても僕はこう言うんです。
「いえ。僕はこの限られた命を世の中の役に立てたいんです。今回の事で気付きました。今までの人生僕は誰かの役に立てた事なんて無かった。色んな人に迷惑ばかりかけて生きてきたんです。これからはその恩返しをする番、この命、兄弟に預けるけぇ」
うん。陰性だった。
何だか先生も本当に面倒臭そうな対応ですからね。「はい。次の人ー!」なんて言いたそうな顔してたもん。なんだよこの女医!ちょっと可愛いじゃねーか!もっと感情を込めろ!それかおっぱいを揉ませろ!!
と言う訳で今日も長くなったので続きはまた明日
次回、検査が陰性だった事が分かりテンションが上がるsima!こうなったらもう誰も彼を止めることなんて出来ない!そんな彼が向かった先は魔都新宿歌舞伎町…。眠らない街に危機一髪!本郷、伊能、春田、sima、この街を獲るのは一体誰なのか!?歌舞伎町の中心でキチガイが叫ぶ!お楽しみに!!