今日は、本当に良い話を聞いた。すごくすごく良い日で、この気持ちを忘れたくない。
久しぶりに仕事のこと。
今日は、月1回の仙台支店全ての研修生が集まっての研修。
ほぼ終日のスケジュールを考えて、講師をお願いして、段取りを組むのが私の仕事。毎月少し緊張する日。うまくいきますよーにと。
今日は、元研修生で、今は仙南に事務所を持つ代理店さんの社長をされてる方の講演があった。すごくすごく気持ちがこもった話で、本当に嬉しかった。人の役に立つってこういうことなんだと思えた。きれいごとでは、よく聞く理想論がある。ただそれを実直にテクニックじゃなく、想いで実践されてる方だった。お客さんのことを考えるのではなく、お客さんの立場に立って考える。この2つが明確に違うことを教えてくれた。
夜は、懇親会。一次会は、いつものように慌ただしく、バタバタと終わる。今日は、早々帰るつもりだったが、その社長さんと数名の研修生の方に二軒目に誘われる。すごく純粋に研修生も含めたこの人たちの話を聞きたいなと思い、行くことにする。
2軒目に行った研修生の中に、今年の3月まで当社の社員で、退職し、4月から代理店を目指し、研修生になった人がいる。これって本当にすごいことで、会社という守られた組織のサラリーマンから、売らなきゃ食べていけないという立場に自らの意思で変わるって、正直考えられないことだと私は、思っていた。その方が、なぜ代理店を目指そうと思ったのかという経緯を今日初めて聞いた。詳細は、心の中に残し割愛するが、人の役に立ちたくて
、それを直接実感したくなったらしい。ただそれを決断し、そこに進むまでには、家族の反対ももちろんあって、でも揺るがなくて、反対した奥さんを絶対不幸にはしないと誓い、今ここにいると言っていた。本当に強い想いと信念があって、ただまだそこそこ数ヶ月でこんなこと誰にも言うつもりなかったのに、言っちゃったってくらい、熱い想いを語ってくれた。聞き終えて、思わず「かっこいい」って口から出てしまった。本当に本当に理屈じゃなく、かっこ良いと思った。
一緒に仙南の社長さんもその話を聞いていたのだけど、2人で本当に感激してしまった。社長さんが思ったこととかを話してくれて、もう本当に充分素晴らしい方なのに、見習いたいみたいなことも言っていて、なんて謙虚で素直な方なんだとまた感激した。それに今日の研修で、その社長さんの講演のまえに、社員が講師をした自己紹介からの保険アプローチの研修もあって、社長さんはその研修で社員が言っていたことが全てなんだと言った。それが出来るようになりたいと。打ち合わせたわけじゃないのに、僕がやりたいと思ってることをその社員が研修してくれたんだと。
私ももちろん、その先輩社員の研修を受けた。なるほどな!と思ったし、本当に勉強になった。ただそれが全てなんだと言う社長さんの言葉を聞いて、少し驚いた。そうか、あの研修は、決して社員に対してのものではなく、あくまでの研修生の役に立つためのもの。実際にお客さんの前に立つ研修生(代理店さん)の立場に立ったものだったのか、と納得した。研修生の役に立つってこういうことなんだと。その先輩社員をいつも尊敬しているけど、なおのこと、すごいなと思った。
社員をやめて研修生になった方がだいぶ酔いながら「役に立ちたいんだ。人の役に立ちたいんだ」と何度も言ってた。大の大人が何度も。かっこよすぎるでしょ。そして思った。私は、人の役に立ちたいなんて、そんな大それたことは思えない。ただ、この人の役に立ちたいと心底思う。
今の私は、その先輩社員のように研修生や代理店さんにとって真に必要なことや求めてることを先読みし、発信していくことはできない。けど、なにに困っているのかを聞くことは、できる。へそを向けて聞いて、解決できるように手助けすることならできる気がする。「へそを向ける」は、以前からある方が使っいる言葉で、いろんな人たちの話を聞くうちにこの「へそを向ける」行為の意義や重要性を実感するようになった。それから私が唯一研修生に対して心がけてる態度である。どんなに忙しくても、締切が迫りパソコンに顔向けていたくても、必ずへそを向けて、話す。どんなに些細なこともへそを向けて聞く。これからもそこから始めようと思った。頑張れよ、私って思った。
もっと書きたいことがいっぱいあるのだけど、手が痛いので一旦終わり。
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