前回の記事の続きでございます〜。

 

DPF2017

2日目の出演者たちへの思いを、綴ります。

 

当日のライブレポート、写真などはこちらで。

http://deadpopfest.com/report/

 

 

 

2日目は、おかげさまで晴れまして

一瞬雨がぱらつくこともあったけどホルモンの時には虹なんかも出ちゃったりして

轟音と、虹とのコントラストがなんとまぁ、

DEADでPOPな、不思議な光景を作り上げてくれました。

 

 

DEAD POP FESTIVAL 2017 Day 2

 

◼︎PRAISE

前日のおい、そこの道あけろと共にO.Aオーディションを勝ち抜いた彼ら。

前回のブログでも言及しましたが、ミクスチャーロックバンドです。

 

俺たちが学生時代に聞いていいたそれとは違い、メタルコアにラップが乗っていて、エモさもある、新たなミクスチャーロック。

山嵐が完成させたものとは違い、新たな境地を目指している感じ。

ライブ感もものすごくよくて、まさに CHAOSなステージを魅せてくれた彼ら。

 

さらなる今後に期待!

 

 

 

◼︎The BONEZ

JESSEくんの言葉通り、「火をつけた」のは確実にThe BONEZだった。

 

聞くと、このクラスの大きさのステージは初だったそう。そんな感じは微塵もありませんでしたが。

「To a person that may save someone」のコメントを書かせてもらった時も感じたけど、本当に大きいステージがよく似合う。

経験値は十分すぎるほどあるメンバーだから、不思議はないけどね。

 

特攻部隊、砲撃部隊とかっていうよりは旗手!!!

って感じしたなぁ。

 

元々メンバーの別現場での仕事がある中だったけど、「出る!なんとかするよ!」と二つ返事でOKをくれたThe BONEZ。

 

本当にありがとうございました!

 

 

 

◼︎夜の本気ダンス

今回のメンツの中で唯一対バンや親交がなかったバンド。

元々 MVを観て良いバンドだな〜と、気になっていたところでどこかのフェスの時に挨拶に来てくれたので、誘っちゃえ!と。

快くOKをくれました。

 

ライブはその良いイメージを遥かに超えていた。

どうやって形容するかいつも困るのだが、所謂ギターロック系の、よくいる感じのバンドとは明らかに違うグルーヴ感。

 

聞いている側の体を自然に動かす、生きたうねり感。

あれってそう簡単に出せるもんじゃない。

 

あと、なにより色気がある!

ネクタイ外す瞬間とかやばかったよね!

舞台袖からも「うおおー!」「やば!」

って声が上がっておりました。

 

次はライブハウスでもやりたいなぁ。グルーヴ対決!

 

 

 

◼︎THE ORAL CIGARETTES

俺、LiSAちゃん、拓也の三者対談

http://natalie.mu/music/pp/deadpopfestival2017

 

拓也は俺にとって、弟がいたらきっとこういう感じなんだろうなぁ、という存在です。

 

二人で飲みに行ったり、個人的なこと、バンドのこととか色々相談に乗ったりしてきたのに

 

彼らのデビュー当時FM長崎で偶然一緒になって挨拶しに来てくれた時、トイレを我慢していた俺は素っ気なくあしらったんですがその時のことを未だに(俺が悪いんだけど)根に持っている拓也。

 

実に女々しい男です。

 

でもそれが雑草魂を燃やし続ける火種になっているのなら、まぁいっか。

 

この日もライブも、爆発力、求心力ともに申し分なく、良いバンドになったなぁ〜としみじみ感動させられました。

 

終演後、拓也ととある約束をしたので。

果たせるようにがんばります。

 

 

 

◼︎GOOD 4 NOTHING

先日のTHE→CHINA WIFE MOTORSとの共同主催フェス「堺ミーティング」限界突破ライブを見せつけてくれましたが、今回もまぁすごかったです。

 

何よりお客さんがすごく良い顔していて、

ラウドロックにはない、西海岸系メロディックパンクバンドならではの爽快さが生み出す特産品だと思います。

 

G4Nは自らを「堺のおっさん」と謙称しますが、ハッキリ言っておっさん感なんて微塵もありません。むしろ、大人の事情を色々教えてくれる近所の兄ちゃん感。なぜかと考えると、やはり若いバンドとの接し方が素晴らしくて「最近の若い子は〜」みたいなまさにおっさん的な対応は一切せず、同じ目線で話をしてくれる。

 

音楽面でも同じで、サラっとイージーコアっぽいリフを入れて来たりとか。そういった姿勢が、彼らを毎年、いや毎日の若返り無限ループに止まらせているんだと思う。

 

これからも勉強させてもらいます!!

 

 

 

 

◼︎キュウソネコカミ

 

YAMAHさん再び・・・

 

TAIMANツアーの際にセイヤと対談して、

「プロレス行け!」と言ったら本当に先日の新日本プロレス大阪城ホールに観戦に行ったそうです。行動派なのね・・・

http://www.musica-net.jp/detail/2017/6/

 

その甲斐あってか?知らないけど熱いライブかましてくれました。

 

この手のバンドに「熱さ」が加わると、手がつけられない無双状態に入ります。やめてください。

 

やっちまった。

 

プロレス行けなんて言わなきゃよかった。敵に塩を送るのやめよう。

 

 

 

◼︎STOMPIN' BIRD

Baのヤスさんは、よく「夢はねえ!」と言います。

そして「夢は持たずに仕事しながらバンドやってても、こういうフェスに出れるんだぜ!」と言います。

 

これほど夢のある言葉ってないんじゃないでしょうか。

 

多くのアーティストが、沢山のものを捨て、葛藤しながら活動していて。

その中で捨ててはいけなかったものを捨ててしまったアーティストというのは、内側から腐敗していき最終的に元々夢描いていたものと現実とのギャップに耐えきれなくなり表舞台から姿を消してしまう。

 

そんな中、反則でしょ!?

ってくらいの収納力で何一つ捨てず、自分たちの理想の姿のままステージに立ち続けているSTOMPIN' BIRDの姿を、バンドマン達、そしてお客さんたちに観て欲しかったんだ。

 

そんな思惑を知ってか知らずか、今回もすごいライブをしてくれました。

 

我らが横浜には、STOMPIN' BIRDあり!

さすがでやんした。

 

 

 

◼︎LiSA

先ほども載せましたが三者対談。

http://natalie.mu/music/pp/deadpopfestival2017

 

こちらを読んでもらえばわかる通り、LiSAちゃんとは10年来の付き合い。

 

拓也が弟なら、LiSAちゃんは俺にとって妹です。

 

彼女が苦悩する姿も、階段を一個飛ばしくらいのスピードで駆け上がるところも間近で見て来ました。

 

だからこそ、L.Miranicを作曲できた時は嬉しかった。

 

 

そして、同じステージに立つという二人の夢も叶いました。

しかも、俺が書いた曲でゲストボーカルとして二人で歌うという最高の形で。

 

LiSAッ子のみなさまには少々苦しい現場 (ダイブモッシュ的な意味で)となってしまったとは思いますが、本来曲の持つパワーを爆発させるライブが年に一度くらいはあった方が、逆に普段のライブも充実すると思うので大目に見てやってください。これからもLiSAをよろしくお願いします。

って俺が言うことじゃねーか。笑

 

アリーナツアーのファイナル翌日だってのにありがとう!

ライブハウスでもやろうね。

 

 

 

◼︎MUCC

DPF最後の屋内開催となった14年の新木場STUDIO COAST公演、TBPツアー名古屋公演、水戸GROOVIN'と対バンする度にその振り幅の広さに驚かされるMUCC。この日も相当キテました。

 

「壁を壊す」というコンセプトの下始まった等イベントですが、もはや壁なんて壊れているし、当初の意味合いとは違った意味になってきているわけですが、V系とその他のジャンルとの壁だけは、未だに色濃く残っています。

 

「ライブカッコ良ければ、何でも良くねえ?」

 

という、何よりもシンプルな考え方に強大な説得力をもたらすライブだったと思います。

 

これからも、V系バンドが野外でライブする様を観たいし。

機会を作っていけるようにがんばります。

 

本当にありがとうございました!

 

 

 

◼︎Crossfaith

・バンドの実力

・オーディエンスの期待感

・バンドの供給量

・オーディエンスの許容量

 

このバランスってとても大事で、正直今までのCrossfaihのフェスでのライブでは4つ目のポイントが欠けていることが多い印象だった。バンドの持つ巨大なパワーを全てさらけ出す前に、お客さんがお腹いっぱいになっちゃってるというか。

 

料理店をイメージしてください。お客さんは一人だけ。

その人のために、シェフが料理を出します。

たらふく食べた客が「いやぁ〜満足満足!」と言っているのに

シェフは「まだ〆のごはんものとデザートあるんすけど・・・」

となっている状態。こんな感じの印象だったのです。

 

これは決してdisとかではなく、本当にドライな客観的感想。

そして誰も悪くありません。

 

その点でこの日のライブは、まさに完璧!

オーディエンスが「足りない!もっとくれ!」と叫ぶ、CFが曲を叩き込む、「もっと!」、叩き込む、この繰り返しで倍々ゲームになり、最終的にはバンドの潜在的なパワーまで覚醒させてしまった。

 

お客が「最後に甘いものも食いてえなぁ・・・」と漏らそうとした瞬間、これ以上ないタイミングでデザートを提供し、「フルコース堪能、最高だった!」と会計待ちする客にそっと「実はもっとすごいコースありまっせ」と耳打ちするシェフ、って感じ!(わかりずらい)

 

こういうライブは、バンドにとっての大きな転機になり得る。

海外経験、国内での地道なツアー、など必要な要素は既に備わってる彼らの、第3期覚醒タームに入ったことは確実である。

 

とんでもねえライブしてたよ。友達じゃなかったら「勝てっこねえ!よし!バンド諦めよう!」ってなってるわ。笑

 

 

 

◼︎DUB 4 REASON

まずはこのレポを読んでください。

http://deadpopfest.com/report/?p=307

 

わけがわかりませんね?

 

でも、ライブ観た人にはわかるはずです。近年稀に見る秀逸なレポだと思います。

 

レゲエとハードコアパンクを混ぜ合わせる音楽を確立したのがBAD BRAiNS、そして直系で血を引くのがSTAB4REASON、その亜種がSiM、というイメージである。

 

この三人にVo  MATSU-Qさんを据えたレゲエハードコアバンドが母体のSTAB4REASON。ルーツレゲエに特化したサイドプロジェクトがSTAB 4 REASON AND THE STYLES、更にダブレゲエに特化したのが楽器隊のみでのDUB 4 REASONだ。

 

出会いは07年に横浜で行われ、国内外の大御所、新鋭ハードコアバンドが一堂に会した「MAGMA」という極悪フェス。

 

当時二十歳そこらだった俺はまだポロシャツネクタイではなく、OREPATION IVYのラグランにディッキーズのハーパンという出で立ちで必死にレゲエパンクを披露していた。そこで「SiMかっこいいね」と声をかけてくれたのがBaのKOHGAくんだった。

 

いつか必ず出て欲しかったが、それが今回叶ったのはものすごく嬉しいことだ。

 

ちなみにD4RはLiSAちゃんの地元の先輩にあたり、

GtのMASTER Kさんのやっているstudio PRIMEという音楽スタジオがLiSAちゃんが働いていたBRAVOというライブハウスと同じフロアにあった(現在は西柳ヶ瀬に移転)。

 

LiSAちゃんとSiMが同じフェスに出るってのもなかなかレアだが、LiSAちゃんとD4Rが一緒になるフェスってのはもはや天文学的確率だと思う。我ながら素晴らしいブッキングだ。へへへ。

 

 

 

 

 

◼︎マキシマム ザ ホルモン

ライブ中のMC通り、2010年渋谷asiaでのDPF初回公演のときからずっとオファーし続けていたホルモン。

当時の俺らが、しかも渋谷asiaのキャパでという失礼極まりないオファーにも毎度真剣に検討してくれていたホルモン。

ついに、満を持しての出演となりました。

 

先日復活2本目のライブを対バンとして札幌で観た時は正直ぎこちなさが残るというか、「封印されていた」感が滲み出ている感じもあったのですがツアーを終えて予想通り、というか予想以上に仕上がってました。さすがです。

 

MCも完璧以上に完璧だった(LiSAちゃん、コイエがステージに出て来ちゃった事件性も含め)し、演奏のグルーヴ感も2年前より増していたし。

 

虹とか出しちゃうし。

 

仕込みじゃなくてリアル虹だし。

 

ホルモンの轟音と、虹、まさにDEADでPOPな光景でございました。

 

今年フェスに出すぎなホルモンとは、一緒になる機会が割と多いので。楽しい夏になりそうです。

 

 

 

◼︎My Hair is Bad

TBPツアー仙台公演で一緒にやった時、あいつがMCで噛み付いてきたので「弱いやつの喧嘩は買わねえ」と返したのですが、それがだいぶ悔しかったらしく、この日は俺のプライベートに噛み付いてきました。

 

http://deadpopfest.com/report/?p=32

 

 

やかましいわ!

 

 

 

このメンヘラが!

 

 

 

 

次はCAVEだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなだった二日間。

今年も沢山の人々の協力のお陰で、実現しました。

 

 

 

 

以上でございます〜

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

オフィシャル通販サイトにて

DPF2017公式物販販売開始しております〜

http://collectivejp.com/