もやもやっと実感のわかないまま、いつもと同じように時間が経っていた
本人たちの口から発表されたことでやっと、実感がわく。
まぁよくあることだ。
でも今回はやっぱり他人事ではない。
HEY-SMITHからVo,Baのムッキー、トランペットの伊織の脱退が正式に発表された。
正直いってSiMや、その他のバンドマンにとっては周知の事実。
去年のはじめくらいからずっと「解散」に向かって話しは進んでいて。
(彼らは「どうなるかわからない」と言い続けていたが、続けるという選択肢はほぼ考えられない状況だったと思う。)
HEY-SMITH、coldrainとやったTRIPLE AXE TOUR '14
このツアーでも、はっきり言って打ち上げはその話しばかりだった。
特に猪狩
あいつはちゃらんぽらんなやつだけど、
ムッキー、伊織、たすくん、満との5人でやることにこだわり続けていて
メンバーが欠ける=解散
という結果をリーダーとして自分の中でほぼ出していた
と、思う。
でも、俺は、SiMは
DVDでも、このブログでも語っている通りメンバー脱退を何度も経験しているし、
「続けることの大事さ」を痛いほどわかっている。
だから、何度も何度も、猪狩の顔見りゃ「おい、やめんじゃねーぞ」
ってしつこく言いまくった(笑
SiMとcoldrainの全メンバーがそれぞれ、HEY-SMITHのメンバーと話す時間を1分でも多く作ったよ。
このツアーで、こいつらの行く末が決まるかもしれないってみんなわかってたから。
もちろん猪狩は猪狩で俺らだけじゃなく先輩、後輩、色んな人に相談をしていく中で
「絶対続けろよ、やめちゃ駄目だ」
っていうみんなの意見に少しずつ気持ちが動かされていったようだ
猪狩は最後まで悩んでた。
たすくんも、満もそう。
ムッキー、伊織もそうだと思う。
9月のハジマザなんて、なんか本当によくわかんない雰囲気だった。
あの時点ではまだ、「続けるかもしれないし、このまま解散するかもしれない」
っていう微妙な状況だったから
これが最後の対バンになるかもしれない
誰もがそう思ってステージに立ってたと思う。
で、わたくしの号泣しながらのMCに繋がるのである(猛照)
あの時話したのは、
「SiMが辛いとき支えてくれたHEY-SMITHが、今状況が逆転して辛い時期を迎えてる
だから今度は俺達がお前らのケツを叩かなきゃいけない
俺達のライブを見て、何か感じてくれ
そしてその答えを、お前らのライブで見せてくれ」
って感じの内容だったと思う。
どのバンドも、色んなこと言おうとしてたんだよな、ステージ上で。
でも、みんななかなか言えなくてさ。
それぞれの言葉で、お客さんには「???」だけど本人達にはわかる、
そんなような言葉を投げかけていた。
ヘイも「お客さんに心配かけたくない」って、実質休止状態でも休止っていう発表はしなかったから。
でも俺は、ハッキリ言わずにはいられなかった。
俺達はトリ前、HEY-SMITHの直前だったしね。
まぁヤバい状況がバレバレのMCになってしまって言い過ぎたかな~
と反省はしましたが(笑
あの時思い出してたのは、やっぱり今まであいつらに支えられたこと。
TATの3バンドの中で一番に階段を駆け上がったのはヘイだった。
2009年末とかかな。
仲間がガンガン人気出て行くのがすごく悔しかった
あいつらのツアーに出る理由が今までは「仲間のツアーだから」
だったのが、半分くらいは「大勢のお客さんの前でライブがしたい」
ってものに変わってきているのに気づいたときは死にたくなるくらい自己嫌悪に陥った。
HEY-SMITHが用意してくれた舞台にしがみついてるってことだからね。
自分がダサ過ぎて。
まぁ、これはバンドマンならではの感覚かもしれませんけど
でも、そんな中で必死にライブやると、猪狩はちゃんと変わらない態度で
「今日は完敗やわ~やっぱかっこええわ!」
とか
「今日はなんかあかんかったな(笑」
とハッキリ声をかけてくれる。
実はそれにだいぶ支えられたんだ。
前だけ見て突っ走ってるわけじゃなくて、
ちゃんと途中で転んでる俺らのことも見えてるっていうか。
2010年、昌平が脳梗塞になったときも。
ツアーをキャンセルして仲間達に状況を報告して回ってる中、真っ先に
「俺、サポートでギター弾こうか?」
って言ってきてくれたのは猪狩だった。
すげー嬉しかった。
あいつギター下手くそだから断ったけど(笑
2011年、3.11の直後、coldrainの北海道ツアーでSiMとHEY-SMITHの帯同が決まってて(TATはじめる前のこと)
その時はちょうどSiMのバンド内の人間関係が本当に最悪で
それこそ「解散だ」「誰かがバンド抜ける」みたいな話し合いも何度もあった。
そんな中で、メンバーひとりひとりと個別で向き合って、話しを聞いてくれたのも猪狩だった。
その後俺らはなんとかもちなおして、今に至ったわけだけど
その間も何度となく猪狩と酒飲んだりしながら色んな話しをした
あいつと話すとなんかリセットされる感じがするんだな
「ま、いっか」
って。いい意味でね。笑
で、一昨年くらいからは逆。
猪狩が悩みを相談してくることがすごく多かった。
俺は正直意外だったな。
見かけによらずナイーブなんだな~って。笑
去年はさっきも書いた通りもうひたすら会う度にしつこく話して
うちのライブに遊びに来たときも無理矢理打ち上げ来させて横に座ってさ・・・
やっぱり、こういう状態が一番バンドマンにとってつらいというのは身に沁みてわかる。
動きたい、でも動けない
いま、SiMやcoldrainが止まらずに走っているのを見て悔しいと思う。あの時の俺と同じように。
でも、猪狩がそうだったように、俺達も転んでる仲間を見捨てたりはしない。
あいつらがまた俺らに追いついて、一緒に横並びで走れるようにできる限りのことをしてやりたい。
まぁ、そんなこんなで
とにもかくにも一番前向きなカタチの発表になったわけです。
もちろん、ファンの子達は複雑だと思う。
ボーカルが変わるって、めちゃくちゃ大変なこと。
でも、大丈夫。
TRIPLE AXEの仲間が簡単にくたばるわけない。
3バンドとも、あんな底辺からここまで這い上がって来たんだぜ?負けないよ。
全国でくすぶってる楽器持ったやつら!!
俺らの仲間になろう!!
ちぇきら!
http://www.hey-smith.com/member/
ムッキーも、凄く大変だったと思う。
突発性難聴からくる色々な弊害。
できるはずのことができない。精神的にもつらかったはず。
これからの新しい人生、ムッキーらしく楽しく過ごして欲しい。
伊織はまぁ、家庭を持ったということで幸せな悩みでもある。
バンド辞めるってのは苦渋の選択だったと思うけど
でも、その気持ちの分一生懸命働いて
幸せな家庭を守り続けて欲しい。
二人とも、HEY-SMITHじゃなくなっても変わらない仲間だ。
ひとまずお疲れ様でした。
そんな感じ。
腹へった。
茶そば食お。
本人たちの口から発表されたことでやっと、実感がわく。
まぁよくあることだ。
でも今回はやっぱり他人事ではない。
HEY-SMITHからVo,Baのムッキー、トランペットの伊織の脱退が正式に発表された。
正直いってSiMや、その他のバンドマンにとっては周知の事実。
去年のはじめくらいからずっと「解散」に向かって話しは進んでいて。
(彼らは「どうなるかわからない」と言い続けていたが、続けるという選択肢はほぼ考えられない状況だったと思う。)
HEY-SMITH、coldrainとやったTRIPLE AXE TOUR '14
このツアーでも、はっきり言って打ち上げはその話しばかりだった。
特に猪狩
あいつはちゃらんぽらんなやつだけど、
ムッキー、伊織、たすくん、満との5人でやることにこだわり続けていて
メンバーが欠ける=解散
という結果をリーダーとして自分の中でほぼ出していた
と、思う。
でも、俺は、SiMは
DVDでも、このブログでも語っている通りメンバー脱退を何度も経験しているし、
「続けることの大事さ」を痛いほどわかっている。
だから、何度も何度も、猪狩の顔見りゃ「おい、やめんじゃねーぞ」
ってしつこく言いまくった(笑
SiMとcoldrainの全メンバーがそれぞれ、HEY-SMITHのメンバーと話す時間を1分でも多く作ったよ。
このツアーで、こいつらの行く末が決まるかもしれないってみんなわかってたから。
もちろん猪狩は猪狩で俺らだけじゃなく先輩、後輩、色んな人に相談をしていく中で
「絶対続けろよ、やめちゃ駄目だ」
っていうみんなの意見に少しずつ気持ちが動かされていったようだ
猪狩は最後まで悩んでた。
たすくんも、満もそう。
ムッキー、伊織もそうだと思う。
9月のハジマザなんて、なんか本当によくわかんない雰囲気だった。
あの時点ではまだ、「続けるかもしれないし、このまま解散するかもしれない」
っていう微妙な状況だったから
これが最後の対バンになるかもしれない
誰もがそう思ってステージに立ってたと思う。
で、わたくしの号泣しながらのMCに繋がるのである(猛照)
あの時話したのは、
「SiMが辛いとき支えてくれたHEY-SMITHが、今状況が逆転して辛い時期を迎えてる
だから今度は俺達がお前らのケツを叩かなきゃいけない
俺達のライブを見て、何か感じてくれ
そしてその答えを、お前らのライブで見せてくれ」
って感じの内容だったと思う。
どのバンドも、色んなこと言おうとしてたんだよな、ステージ上で。
でも、みんななかなか言えなくてさ。
それぞれの言葉で、お客さんには「???」だけど本人達にはわかる、
そんなような言葉を投げかけていた。
ヘイも「お客さんに心配かけたくない」って、実質休止状態でも休止っていう発表はしなかったから。
でも俺は、ハッキリ言わずにはいられなかった。
俺達はトリ前、HEY-SMITHの直前だったしね。
まぁヤバい状況がバレバレのMCになってしまって言い過ぎたかな~
と反省はしましたが(笑
あの時思い出してたのは、やっぱり今まであいつらに支えられたこと。
TATの3バンドの中で一番に階段を駆け上がったのはヘイだった。
2009年末とかかな。
仲間がガンガン人気出て行くのがすごく悔しかった
あいつらのツアーに出る理由が今までは「仲間のツアーだから」
だったのが、半分くらいは「大勢のお客さんの前でライブがしたい」
ってものに変わってきているのに気づいたときは死にたくなるくらい自己嫌悪に陥った。
HEY-SMITHが用意してくれた舞台にしがみついてるってことだからね。
自分がダサ過ぎて。
まぁ、これはバンドマンならではの感覚かもしれませんけど
でも、そんな中で必死にライブやると、猪狩はちゃんと変わらない態度で
「今日は完敗やわ~やっぱかっこええわ!」
とか
「今日はなんかあかんかったな(笑」
とハッキリ声をかけてくれる。
実はそれにだいぶ支えられたんだ。
前だけ見て突っ走ってるわけじゃなくて、
ちゃんと途中で転んでる俺らのことも見えてるっていうか。
2010年、昌平が脳梗塞になったときも。
ツアーをキャンセルして仲間達に状況を報告して回ってる中、真っ先に
「俺、サポートでギター弾こうか?」
って言ってきてくれたのは猪狩だった。
すげー嬉しかった。
あいつギター下手くそだから断ったけど(笑
2011年、3.11の直後、coldrainの北海道ツアーでSiMとHEY-SMITHの帯同が決まってて(TATはじめる前のこと)
その時はちょうどSiMのバンド内の人間関係が本当に最悪で
それこそ「解散だ」「誰かがバンド抜ける」みたいな話し合いも何度もあった。
そんな中で、メンバーひとりひとりと個別で向き合って、話しを聞いてくれたのも猪狩だった。
その後俺らはなんとかもちなおして、今に至ったわけだけど
その間も何度となく猪狩と酒飲んだりしながら色んな話しをした
あいつと話すとなんかリセットされる感じがするんだな
「ま、いっか」
って。いい意味でね。笑
で、一昨年くらいからは逆。
猪狩が悩みを相談してくることがすごく多かった。
俺は正直意外だったな。
見かけによらずナイーブなんだな~って。笑
去年はさっきも書いた通りもうひたすら会う度にしつこく話して
うちのライブに遊びに来たときも無理矢理打ち上げ来させて横に座ってさ・・・
やっぱり、こういう状態が一番バンドマンにとってつらいというのは身に沁みてわかる。
動きたい、でも動けない
いま、SiMやcoldrainが止まらずに走っているのを見て悔しいと思う。あの時の俺と同じように。
でも、猪狩がそうだったように、俺達も転んでる仲間を見捨てたりはしない。
あいつらがまた俺らに追いついて、一緒に横並びで走れるようにできる限りのことをしてやりたい。
まぁ、そんなこんなで
とにもかくにも一番前向きなカタチの発表になったわけです。
もちろん、ファンの子達は複雑だと思う。
ボーカルが変わるって、めちゃくちゃ大変なこと。
でも、大丈夫。
TRIPLE AXEの仲間が簡単にくたばるわけない。
3バンドとも、あんな底辺からここまで這い上がって来たんだぜ?負けないよ。
全国でくすぶってる楽器持ったやつら!!
俺らの仲間になろう!!
ちぇきら!
http://www.hey-smith.com/member/
ムッキーも、凄く大変だったと思う。
突発性難聴からくる色々な弊害。
できるはずのことができない。精神的にもつらかったはず。
これからの新しい人生、ムッキーらしく楽しく過ごして欲しい。
伊織はまぁ、家庭を持ったということで幸せな悩みでもある。
バンド辞めるってのは苦渋の選択だったと思うけど
でも、その気持ちの分一生懸命働いて
幸せな家庭を守り続けて欲しい。
二人とも、HEY-SMITHじゃなくなっても変わらない仲間だ。
ひとまずお疲れ様でした。
そんな感じ。
腹へった。
茶そば食お。