9/17に発売されました!

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買ってくれたひと、ありがとう!
まだ手に入れてない人は、ぜひ!


今回も、各楽曲について簡単に解説していこうと思います

本来アーティスト本人がこういうことをするのって
あんまりかっこいいこととは思わないんですが、
でも、せっかくなので。


まぁ、こういうのが好きじゃないって人は、
この先は読まないようにして下さい!










よろしいでしょうか?
















では、はじめます。






1. RiOT
ライオット。

見るべきものを見ず
知るべきを知らず
イメージ、噂、そんなものが『限りなく真実に近い』
として通用してしまうのはおかしな話。

この曲では、警察や法律というもののおかしな部分について唄っていますが
件に限らず世の中そんなことばかりです

動物に例えた隠語が我ながらなかなか好きです。


楽曲自体は、
変則的なチョーキングフレーズのギターのイントロに
ポップなメロディがのり

サビのリフはあえて近年多用してきたメタルコア調とは違う
90年代後半~00年代初頭のメインストリームだった
ヘヴィロック/ニューメタル系のフレーズにしました
これも、個性がなくなってきたラウドロック界へのひとつのアンチテーゼ。

そんでもってヘヴィレゲエパートでのラップ
これもバック・トゥ・90'Sというか、ラップコアへの愛着から。

この曲が好きな人は、こんなバンドも好きだと思います。


■Limp Bizkit - Golden Cobra


■POISON THE WELL - Crystal Lake






2. Fallen Idols
フォーレン・アイドルズ

乱暴に言うとディス・ソングではあるけれど、
怒りというよりは落胆。
尊敬していた人の、どうしようもない内面を知ってしまった悲しみ。
反面教師として俺たちは絶対こうはならないぞ、と。

そういう意味では、自分達の未来への前向きな唄です。

何か胸くそ悪いことがあっても、こうやって自分に置き直して教訓にしていかないとイラつき損ですよね。

彼が元に戻るのを祈っています。
   無理だと思いますが・・・


で、この曲のAメロ部分のバックは "Revolution" Riddim。

■Barrington Levy - Black Roses


レゲエって、ヒットした曲の印象的なベースラインとドラムパターン(これをリディムと言う)を使ってDEEJAY(ディスクジョッキー=DJとは別物)が唄を乗っけるっていう文化があるんですけど

それにのっとったやり方です。
以前、ANTHEMのイントロで "World Jam" リディムというのを使ってるってのは書いたことがあると思うんですけど同じことです。

■Ini Kamoze - World A Music (オリジナル)



ちなみに、Revolution Riddimのオリジナルはこちら。

■Dennis Brown - Revolution (オリジナル)



この曲も、基本はニューメタル系のリフで構成されています。
途中にメタルコア系ブレイクダウンが入るので、色んな音楽要素をミックスしてます。
ゴチャっとしてますね。笑



3. GUNSHOTS
ガンショッツ。
ジャマイカ風にかっこよく発音すると
ゴンシャッツ。


これは、09年にライブ会場限定シングルとして物販で販売していた
『Murderer / Set me free』
収録の "Mr. Wicked" という曲があるんですが
同じようなハーフリズムの怪しい感じのSKAナンバーだったんですね。
で、その歌詞と繋がっています。

Mr. Wicked
では、とある勘違い男が起こした女性殺害事件の後、男が捕まるというところまで。

GUNSHOTS
では、その男と被害者女性の出会いを

歌詞にしています。ちなみにGUNSHOTSで2回登場するメロディがあるんですがこれはMr. Wickedのサビのメロディです。気づきましたか?面白いでしょこういうの(笑


音楽的には、俺が大好きなSKAという音楽がフィーチャーされています。
SHOW-HATEが作ってきた曲です。

この曲とかに入っているようなオルガンの音を使いたかったそうです。
■Madness - One Step Beyond


SKAのフレーズ自体は70's ツートーンスカ時代の匂いの強いものですが、
音をダブステップ風にしていることにより近代的なイメージにまとまっていると思います。

楽しみ方は自由!
とはいえこの曲ではぜひ2 stepじゃなくてスカンキンしてくださいね。
踊る楽しさ倍増すると思うよ!

スカが気に入ったら、ぜひこのバンドを。
■The Specials - Little Bitch


・・・気づきましたか?

僕らの今回のアーティスト写真

The Specialsの超有名なジャケット


リスペクト。


4. IKAROS
イカロス。

『イカロスの翼』から。

翼を手に入れたからといって、過信してはいけない、
自分というものは決して変わらないんだという内容です

人の行動の真似をしたり
着飾ってみたり

そんなことは根本の解決にはなりません
自分の弱さ、気に入らない部分を受け入れることこそが強さ。
そういう勇気を持った人間でいたいねって感じかな。


楽曲は、2番までの曲調から一転して最後の歌謡曲のようなパートへなだれ込む感じが斜め上の角度すぎて驚いたと思います(笑)

歌謡曲、好きなんです。
■井上陽水 小春おばさん (Live)


また、LIVING IN PAiN収録の"in the rain" に出てくる『あの曲』というのが同じく井上陽水の "傘がない" のことだったりします。前も書いたかもしれないけど。




5. Slim Thing
スリム・シング


夢の中の話

同性に追いかけられる夢っていうのは、
押し込めておきたい自分との葛藤が影響しているんだそうです

人間だから、当然そういう部分は持ち合わせているわけで。
俺なんか特にもともと根暗でどうしようもない廃人で
今はみんなの前に立って唄い、表現する人間として生きています
IKAROSで唄っていること繋がりますが
それを受け入れる勇気が必要なんだろうな、と。

けれどそれって俺からすると
SiMのMAHという、ある種の"スタンド" (ジョジョ風に)のようなものの人間性を消してしまうことにも繋がるのかなぁなんて思ったり。

難しいですね。
IKAROSと、Slim Thing。この2曲自体が、葛藤を示しているのかもしれません。
意識して書いたわけではないけれど。


音楽的な話
イントロのレゲエ部分、ここでもリディムを使っています。
原曲はコチラ。
■Wayne Smith - Under Me Sleng Teng (オリジナル)


この曲のタイトルの「Slen Teng」というのは英語に訳すと「Slim Thing」
リスペクトを込めてそのままタイトルにしました。

その後のヘヴィなパートはこのベースラインをアレンジしたものです。
サビのメロディは原曲に沿っています。

最後のメロディアスなパートは、大好きなこのバンドをイメージ。
歌詞もgone forever・・・
■Three Days Grace - Gone Forever




6. Teardrops
ティアードロップス。


物事の捉え方の話。

この曲で焦点をあてているのは、天気のこと。
これはMCやなんかでも話す事があるんだけど、

「良い天気」
とは、世間一般でいうと
晴れていて、そよ風が吹いたりして、暑くもなく、寒くもなく。
過ごしやすい天気をイメージする。

「悪天候」
というと、雨や雪が振ったり、曇っていたり、
暗いイメージ。

でも、天気なんて人間にはどうしようもない要素でさ。
天から与えられた「その日の天気」の中をどう過ごすか、になってしまう。

例えば野外フェスなんかで、雨が降ってしまうなんてのはよくあることだ。
でも、その度「あ~~せっかくの野外フェスなのに雨かよ~~」
なんて落ち込んでいたら、もったいないと思うのだ。

じゃあ、どうするか?
その「与えられた天気」を、世間一般の感覚に縛られず
その中で楽しむにはどうしたらいいか?という風に考えて欲しい。

あとはこの曲で唄っている通り、
全ては捉え方次第でどうにでもなると思うんだ。

そりゃ、晴れてる方が好きだけどね。
でも、雨や曇りにもいいところがあると思う。
天気に限らず、何事も最終的にポジティブに考えられるようにしたいなぁ。って。




それから、この曲にはもう一つメッセージがあって
2番の歌詞。

これは表向きは読んだ通り俺達から、ファンのみんなへのメッセージなんだけど
実は去年パパになったSHOW-HATEのための歌詞でもある。

俺達は去年、EViLS TOUR、PANDORA TOURなどで
ほとんど家に帰れなくて。子供が生まれたばかりのSHOW-HATEも同じこと。

彼は毎回、ステージに向かう直前に赤ちゃんの写真をじっと見つめてからライブをしていました
それを見ていて、「何かアイツのパワーになればいいな」と思って書いた歌詞なのです。

俺たちにとっては、ファンのみんなこと。
SHOW-HATEにとっては、子供のこと。(もちろん彼もファンに対して同じ気持ちだよ)
同じように、みんなも「君」を大切な誰かに置き換えて聞いてみて下さい。


音楽的には、SiMのバラードとしては初めてかな?
少し疾走感のある、暖かみのあるサウンドを目指しました。

サビは、大好きな映画「ショーシャンクの空に」のこのシーンみたいなイメージ




本当は昼間のイメージなんだけどね
雨の中、傘を下ろして空を見上げる。
雨粒をひとつひとつ感じながら。




作曲時にイメージしたのは、この曲。

■blink-182 - Stay Together For The Kids






と、まぁ、こんな感じのミニアルバムであります!!




買う、買わないはまぁ当然みなさん次第なんですが

やはりCDを買って聴いて欲しいな、と思います。





「欲しい」と思ったCDをその足で買いに行く

CDをケースから外す(はじめて外す時の「パキッ」て感じ!(笑))

再生ボタンを押す、

歌詞カードを取り出す("ツメ"で傷つけないように(笑))

歌詞カードを自分の手でめくり、隅々まで読む

その手間が、思い出になります。

このCDを、みんなの思い出に残して欲しいな。

ぜひ、よろしくお願いします。

ツアーも楽しみだ!