ここで皆さんに考えて頂きたいんです。
このような製造工程を経た製品に
果たして”持ちやすいカップ”・”飲みやすいカップ”が出来るとお思いです?
答えは言わなくてもわかりますよねw
製造に対する想いは日本とは全くもって異なります。
それでは、皆さんはどちらを選びます?
ここで皆さんに考えて頂きたいんです。
このような製造工程を経た製品に
果たして”持ちやすいカップ”・”飲みやすいカップ”が出来るとお思いです?
答えは言わなくてもわかりますよねw
製造に対する想いは日本とは全くもって異なります。
それでは、皆さんはどちらを選びます?
安物カップの作り方教室
安物磁器の製造工程をみていく前に、まずは磁器ができるまでの工程を簡単にお話しましょう。
1)原料である・・・粘土
2)形を作る・・・・ 型
3)色つやをだす・釉薬(ゆうやく)
4)焼成(しょうせい)作業 (窯にいれて焼く作業)
5)プリント作業 (絵や柄を付ける作業)
6)検品作業
大体こうした工程を経て磁器は出来上がります。
さあここからが本題。
安物カップを大量に製造するには裏ワザを使います。
1)海外から良質な原料を輸入する のではなく
近所の裏山から土を掘ってくればいい。
2)新い型を作る のではなく
使い古した型を再生して使えばいい。
型が減っても
いつも同じ型を何度も何度も使えば良い。
3)色つや出す水晶的釉薬 ではなく
ガラスに近い釉薬を使えばいい。
4)磁器を焼くための温度(焼成温度)を高く設定する のではなく
低い温度で焼けるようにすればいい。
5)磁器に貼るプリント絵は多色にして複雑にするより
大量生産用に単色にして多色にしなければいい。
6)検品作業を厳しくする のではなく
甘くすればいい。
そして、これが重要。
7)人件費用
中国では小学校卒業したぐらいの若い人たちに仕事をしている。
人件費はただに等しい。
そんな人たちが朝から晩まで同じ仕事をしている。
8)成型機械
日本製中古成型機械を二束三文で日本から購入して、再度組み立てる。
千万円位の機械を五十万円くらいで輸出されているんだよ。
こうして安いマグカップが出来上がります。
それでは結論にまいりましょう。
続く!!
では何故中国製品がそれほどまでに安いのだろうか? (磁器だけに関してだけだよ。)
日本にはダイソウという100円ショップがたくさんあるよね。
そこに行くと中国製陶器とか磁器に似た食器を沢山みることができる。
そこの製品は本当に安いよね。磁器を造っている私でさへとても安いと思う(笑)
品質もまあまあで、それなりにちゃんと形がある。コーヒー、紅茶、ちょっとした料理など、これらの食器で十分に間に合ってしまう・・・ とは思う。
それでは一度マグカップを手にとってみよう。
購入されたことのある方の中にはこう感じた方はいらっしゃらないかなぁ?
カップを持った時に何となく”持ちにくい”と思った。
購入された後カップの渕に口に当ててみて”飲みにくい”と感じた。
それとも使い慣れてしまえばなんのそのかな(笑)?
まあまあそういわずに(笑)
“持ちにくい”“飲みにくい”と感じるにはそれなりの理由があるんだ。
つまり、安い価格をつけられるその裏にはしっかりとしたからくりがあるんだ。そのからくりを利用すると何もかもが安く出来上がってしまう。
ここは『大人のための課外授業』という、“大人”のためのブログですw
『使えればいい』という感覚ではなく、生活にあった品を自らの手で“選択”できるようになってほしい!
そのためにも安物買いの銭失いにならないよう激安製造方法の工程をみていきましょう。
続く!!
外貨稼ぎの中国製磁器
イギリスと中国では磁器を作るスタンスがまるで違う。
まず中国では来賓とか貴賓・セレブが利用する超一級の磁器は一般市場に出されないし、出そうともしない国なんだ。
ナゼって?
みなさん御存じのように、中国は人件費が安く分、品物は安く作れますよね。
だから高価な磁器でなくても、安い陶磁器で十分世界と競争できるんだ。つまり質よりも安さで勝負できるんです!
中国政府も中国の磁器を世界中に輸出したいという思惑があるから“海外に売りまくれ!”って指令をだしているからさらに追い風になる。
これがいわゆる”外貨稼ぎ”と言っているんだよね。
それを裏付けるように、ほとんどの中国陶磁器会社は海外の展示会(アメリカ・フランス・ドイツ・イギリス・オーストラリア・香港・日本)に出ては安い価格で世界中の販路を探してきてるんだ。
だから自由市場の中で販売されているイギリス製磁器とは立場が随分違うんだ。
中国製磁器は安い
海外では世界中の磁器の会社がひしめき合っている。
日本は無論、ベトナム・バングラデシュ・タイ・インドネシア・トルコといった低開発国も外貨稼ぎの目的で輸出をしているんだ。
その中でも中国の製品が最も安い!
実は、中国は国がひそかにメーカーの後押しをしているんだ。
当然単価を抑えて海外市場を凌駕する力を持っている。
安い人件費もさることながら原料・デザイン・プリントその他全ての製造工程が最も安く作られるように会社組織が作られているのだ。
だから日本にも”Made in China” の磁器がいっぱい売られているんだよ。
皆さんは、『そんなことはどうでもいい。安ければいいんだよね』 と思っている人も多いかなぁ(笑)?
続く!!
でもね、こうした磁器を買っていることで、
知らず知らずの内に失っているものも多いんですよ・・・・。
その件についてはまたの機会にお話しましょう。
イギリス製と中国製磁器
それでは、どこが中国製と比べてそれほど優れているのか?
そこを知りたいと思いません?
安い中国製磁器のどこがイギリス製磁器と違うのか見ていこう!!
正直私の本音としては他国の磁器が優れていると宣伝したくない気持ちだが、解りやすく憶えてもらう為に敢えてよその国の磁器の話をしてきました。
その中で、前回ウエッジウッドはイギリスでも最高レベルの会社だと説明しましたよね。
実はそういったイギリス製磁器の制作の裏には、莫大な研究費用がかかっているんですよ。それだけイギリスは磁器に対して“伝統と誇り”を重視する心が残っているのでしょう。
それこそイギリス製磁器の素晴らしさにつながります。そしてそこが中国製磁器との違いになります。
それでは中国製磁器はどうなのでしょう・・・・?
実は中国製品はそんなことに重みを掛ける必要などないんです。
では何故必要がないのでしょうか?
続く!!