VisualStudioCode(Ubuntu用)の調整 | 世はおしなべて1/3 買う・作る・直す(素人が・・・)

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今度はUbuntu上でVSCを操作できるようにしてみましょう。

VSCを起動するためにここではUbuntuのプロンプトを使います。

ウインドウが現れたら、

 

code .

 

と入力しEnterを押します。

すると、時間は若干かかりますがVSCをUbuntu経由で起動しようとしています。

 

このような画面が表示されますが、ちょっと何言っているかがわからないので"キャンセル"を押しておきます。

そうすると、画面にはWindowsの調整でも現れた、WSCのインストールの確認が表示されます。

WSLをインストールし、VSCを終了し、改めて code . で起動するとUbuntu上でInstalling VS Code Server for Linuxがインストールされるので、そのまま起動まで待ちます。

なお、Ubuntuのウインドウは閉じずにそのままにしてください。

 

起動した画面でWSL(Ubuntu)の環境で使用る拡張機能をインストールします。

 

次が最後になります。

最後にbuilozerで使用するフォルダー(今回はsampleとします)を追加します。

これで環境は揃いました。

 

 

では、ここで作成したsmpleの位置はどこになるのか見てみます。

エクスプローラーのアドレス欄に

 

\\wsl$

 

と入力すると

Ubuntuというフォルダーが出てきます。

これが、構築した仮想環境のUbuntuの位置となります。

 

ここから"Ubuntu/home/(設定したID)/"

と選んでいくと、以下のようにsampleというフォルダーが現れ、ここがVSCで先ほど作成したsampleフォルダーとなります。

 

さてここで、"PATH"を通します。

これは一種のおまじないのようなもので、環境変数と言われるものの定義を意味します。

 

今回定義を加えるファイルは".bashrc"というファイルです。

"Ubuntu/home/(設定したID)/"にあると思います。

通常なら、テキストエディターで編集しますが、せっかくVCSを開いているので、ここで編集してみましょう。

ファイルを開くと

このようにファイルの中身が表示されます。

こにPATHを通します。

 

ファイルの最後の行に以下の内容を追加します。

 

export PATH=$PATH:~/.local/bin/

 

どうでもいい話ですが、このファイルはShellScript(右下の丸の部分)で書かれているようです。すごいですね、ソースの内容を見て使われている言語を判断するのは。

 

次はこのファイルを保存します。

左上の"ファイル">"保存"を押して保存完了になります。

そのまま閉じて構いません。

 

ではソースファイルを作成しますが、すでにこちらで使用したものを再利用します。

 

 

 

ファイルを保存する場所を指定します。

画面で"sample"フォルダーがあります。

今このフォルダーは作成したばかりで、中にはないもないはずです。

ここをクリックすると、右向きに表示されていた">"が下向きになるはずです。

ここにファイルを作ります。

"Ubuntu/home/(設定したID)/sample/"

に"main.py"というファイルを作ります。

ファイル名は必ずこれにしてください。

そうしないとファイルの作成がうまくいきません。

"ファイル"より"新しいテキストファイル"を選びます。

 

そうすると、エディターの画面になります。

ちなみに、ここでは"プレーンテキスト"という扱いになっています。

さて、ソースを入力(コピペ)できるようになりました。

 

 

# -*- coding: utf-8 -*-

import kivy

 

from kivy.app import App

from kivy.uix.label import Label

 

class MyApp(App):

 

    def build(self):

        return Label(text='Hello world')

 

if __name__ == '__main__':

    MyApp().run()

 

これをコピペしましょう。

コピペ完了です。そうすると、右下はこのソースの言語は"python3.10.12"ですと表記されています。

ここで、WindowsとUbuntuでは開発環境の差分がでることがわかります。

もともと、そういう目的でpythonをインストールしたのでこのままでいいです。

 

さて、保存しましょう。

"ファイル">"名前を付けて保存"を選びます。

上に(1行目のソース).pyとファイル名が表示されているので、これをmain.pyに変更します。

更に下に"sample"とあるので、ここをクリックすると、保存するフォルダーに"sample"が追加されるはずです。

保存が完了すると、左の"smple"フォルダー下に"main.py"が追加されたことがわかります。

 

ここで、一旦実行してみましょう。

F5キーを押すと、ウィンドウが出てくるはずです。

これでUbuntuので下準備は完了しました。

 

最後にbuildozerを使ってapkファイルの作成を行いましょう。

Ubuntuのウインドウでもできますが、ここでは敢えてVSCの中の"ターミナル"で行います。

シームレスな環境での開発が目標ですので。

ターミナルの画面より

 

cd sample

 

と入力すると、現在のパスの位置が変わります。

ここで、apk作成を行います。

 

buildozer init

 

入力すると。

"File buildozer.spec created, ready to customize!"

と表示され、sampleフォルダーに"buildozer.spec"というファイルが追加されたのがわかります。もしエラーが出るようでしたらUbuntuやVSCの再起動をしてみて下さい。

 

最後です。

 

buildozer -v android debug

 

これを入力してください。

尚、初めてのapkファイルのビルドには時間がかかります。

あと、ネット環境必須です。

 

約1時間半程待ちました。

以下のようになるとapkファイル完成です。

apkファイルは"bin"フォルダーの下に作成されます。

それをAndroid端末に転送すれば、インストールが行われてアプリが起動します。

これで、Ubuntu環境での調整は完了です。