今回の伝説の松は、西陣にある本隆寺(ほんりゅうじ)の夜泣き止めの松です。

前回のブログでご紹介した北野天満宮の影向松(ようごうのまつ)同様、京都検定試験に出ています。

初めて行ってきました。

 

地下鉄・バス一日券があると便利です。地下鉄「今出川駅」で下車して、市バスで「今出川浄福寺」まで、すぐです。

このバス停は、学生時代の仲良しの下宿があったところで、地名を聞くだけで50年前が蘇ります。

彼女の部屋は、昔ながらの京町屋の2階、低い天井が窓まで傾斜していて、屋根裏部屋の雰囲気でした。かなり後になって知ったのですが、目の細かいその窓は「虫籠窓」(むしこまど)というのだそうです。

もっとよく見ておけばよかった。

 

本隆寺は、バス停から5分ほど歩くと、すぐに見つかりました。

ところが、門が閉まっています。本堂の修理は3月頃に終わったはずなのに。

 

 (2024年6月1日撮影)

 

困った。伝説の松が見られない。

門の中に入る方法はないか、脇の通路をのぞく不審者と化す年金女子。

 

ふと手前の松を見ると、そこに「夜泣き止めの松」の札が立っているではないですか。

本隆寺さん、ありがとうございます。写真撮れました。

 

 

 

この木の葉を枕の下に敷くと夜泣きが止むと伝わっています。

でも、松の木の下には葉も落ちていないので、松の葉は持ち帰れませんでした。

ま、いいか、うちには夜泣きをする赤子はいないし、老猫は昼は鳴くけど、夜泣きしないし。

 

 

すぐ近くに源義経ゆかりの首途八幡宮(かどではちまんぐう)があります。

鳥居脇に吊り下げている提灯には「長五郎餅」や上七軒など西陣のお店の名前が書かれているのが、親しみを感じます。

 

 

 

首途八幡宮の社名は、1174年に牛若丸が奥州に出発するときに道中の安全を祈願したことに由来すると言われており、旅行の安全を願う信仰があるのだそうです。

 

参道を通りすぎると、ここの手水鉢(ちょうずばち)では鳩の口から水が出てます。ここもセンサーですね。

 

 

 

 

石段を登って、本堂へ。

旅行の安全を願います。

 

シルバー京都巡りの年金女子たちが、足腰痛くならないで、おいしいものを食べて、きれいな花を見て、楽しめますように。

願わくは、地下鉄・バス一日券や京都検定合格証での入場料割引の場所が、増えますように。 (^///^)