京都観光でたまに見かける亀。神社やお寺の池で、お天気のいい時に岩の上で甲羅干しをしているのを見ると、心なごみます。

 

龍安寺の鏡容池(きょうようち)でもときどき見かけます。

この寺は有名な石庭と池も含めた庭園全体が国の名勝に指定されています。

カメさんたちはそんな立派なところになっていると知ってか知らずか、のんびりと日向ぼっこしてます。

 

 

石庭と違って、鏡容池にはたくさんの木や花があり、季節ごとに異なる姿を見せてくれます。お勧めは、池越しに遠くの山(愛宕山?)を眺める「借景」(しゃっけい)の構図です。

 

 

無鄰菴(むりんあん)のこじんまりした庭にも、亀さんが暮らしています。

ここの庭も「借景」を取り入れて、東山が見えるようになっています。場所によっては、比叡山も見えます。

 

 

 

京都では、池に季節の花や木々が楽しめる平安貴族好みの池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の庭園もあり、侍好みの枯山水の庭園もあり、それぞれ有名なところがたくさんあります。

その一方で、明治の庭として、里山の景色と流れる小川の音が特徴的な無鄰菴のお庭もお勧めします。これは明治の政治家山県有朋(やまがたありとも)の好みだそうですが、作庭家7代目小川治兵衛(おがわじへい)の作ということで知られています。(←京都検定に出ました)

 

 

松尾大社には、神様の使いである亀の像があちこちにあります。

シルバー京都巡りの年金女子組は4月に松尾大社を訪れましたが、満開のヤマブキに夢心地で、亀の像が目に入っておりませんでした。

 

 

次回は必ず「なで亀」を撫でて、本殿裏手の「亀の井」の霊水をいただいて帰ります。

 

 

 

最後に、年金女子Aお気に入りの亀の写真。

京都府立植物園の亀さんです。 (●’◡’●)