財務省は国民を敵と見る役所だ。国家財政を作成する役所だから仕方ないと見る訳知り顔の人もいる。

 

 

 何故こんな話を無学なおじさんがしているのかというと、昔、3年ほど前に、MMTが取りざたされた時に、三橋貴明氏や中野剛志氏の言説で、おじさんが経済音痴から少し勉強する気になり勉強した結果、これはMMTの勝ちだと思い経済から注意を外に向けていた時期があった。

 

 

 その後、おじさんは病気になり、読書ができなくなってYouTubeを観るようになった。そこで高橋氏のYouTube動画を観る機会が増え、旧大蔵省出身者にしてはかなりまともな意見をお持ちだったので、MMTは旧来の経済学の一部分だという意見は気になったが、対財務省と言う点では意見が対立することはなかった。

 

 

 そこで経済の知識は高橋氏の見解に委ね、朝日や毎日のサヨク論者の記事を警戒していた。最近になりカリンゴン氏とか、TAKOベース氏とかの高橋氏への反論が相次いで目に止まり、その時、リフレ派なる言葉も知った。

 

 

 両者はMMT論者でおじさんと同じ立場だ。彼らが何を言っているのかとYouTube動画を拝見すると、5000兆円赤字国債を出しても大丈夫だとMMT論者は言っていると言うのだ。

 

 

 そんな馬鹿な! MMT論者は過度なインフレを起こさないように景気を上向かせるのが同理論の核心で、動向を見ながらその範囲内で財政出動するのは可能だと言っているだけだ。そう思ってカリンゴン氏が指摘する動画を観てみると、揚げ足取りに近いと思われる動画が挙がっていた。

 

 

 高橋氏がMMT論者とは思わなかったが、MMT論者に反論するために、揚げ足取りの証拠まで持ち出すとは思わなかった。

 

 

 彼の師がバーナンキであっても、バーナンキがノーベル賞受賞者だったとしても、MMT論者は王様は裸だと言っているだけだと中野剛志は言った。王様とは既存の経済学者や経済を左右できる政治家のことである。

 

 

 もう少し理路整然と財務省の話ができればよかったのだが、話が途中で曲がってしまい、お許しいただきたい。私が好きだった高橋洋一嘉悦大学教授を批判されてショックが大きいが、たとえショックが大きくてもMMTを批判されたら黙っている訳にはいかない。

 

 

by 考葦(-.-)