わたくし考葦こういおじさんは、短期間に脳梗塞を二度ほど繰り返して、客観的に見て、思考力は半分程度になり、記憶的な力は3分の1程度になったけれども、もともと人から敬遠されていた性格が、自分でも驚くほど柔和になった。

 

 

 おじさんは今、週に3回、1回半日のデイサービスに通いながらリハビリを行っている。このデイサービスを以後、A施設と言う。

 

 

リハビリ施設

おじさんが通う施設とは無関係得の画像

お借りした写真

 

 

 

 

 退院した当初は、公立のリハビリ科のある病院に通い、加えて、同所から訪問リハビリも受けていた。

 

 

 最初、通院していたのだが、病院までの距離も長いし、多少、降雪が多い場所だったので、ある積雪の懸念のある朝、行く前に雪の具合を病院に訊ねたことがあった。その時は来院を遠慮するようアドバイスされた。もちろん、それはこちらの安全を考えてのことであり、その点、おじさんに誤解はなかった。

 

 

 その後、家内があれこれ聞いてきて、リハビリに主眼を置いたデイサービスがある事を知った。そこでその施設の詳細を調べかけたようである。すると、そこは送迎もしてくれるようで、運転が得意でない家内にとって、願ってもないことであった。

 

 

 申し遅れたが、病院へは家内の運転で行っていた。しかもそのリハビリに主眼を置いたデイサービス施設が町内に存在したのである。

 

 

 結局、今はそのデイサービス(A施設)には半日単位で週に3回の頻度で通っている。

 

 

 先に述べた公立病院のリハビリの方は、脳の先生を初め、作業療法士(OT)・理学療法士(PT)・言語聴覚士(ST)の先生方が多数、揃っていて充実していた。

 

 

 OT・PTなどの先生方は、とてもよくして下さったのだが、移る先のデイサービスの方も、公立病院には及ばないものの、OT・PT・STと揃っていたし、未練を残すまいと、訪問を含め一気に辞めてしまった。

続く

 

 

by 考葦(-.-)y-…