自民党の総理に『地球』が怒ったことは前に述べた。よく人の意見をお聞きになる岸田氏が、妙に素早く回答したなと思ったら、数日でひっくり返す。深く物事を考える人なら難しくて即答できない事柄を、きっちりお間違えになる。
岸田氏本人は東大へ入りたかったらしいが、早稲田に落ち着いた。堂々たる学歴だと思うのだが、同窓会に行くと高校が開成なだけに、友人達から同情されたと思われる。
かつて、同じく進学校出身(灘校)の故勝谷誠彦が書いたものを読んだ記憶がある。医者・弁護士・学者や大企業に勤める人たちに比べれば、勝谷も早稲田から文藝春秋と立派な経歴だが、同級生達からは、口々に生活の心配を受けたと述懐していた。
岸田氏は悠仁様のように、聞いたことないような制度を使って入学した者でなかったならば、開成に入学しただけでも、堂々たるものである。話は変わるが、劣等感に囚われることなく、何でも利用する次の次の天皇陛下よりも、強く大きく胸を張って生きていったら良い。
話の変わりついでに、秋篠宮家の紀子妃殿下には岸田氏と同様の妙な自負心が見られる。今回は言及を避けるが、いわゆる『皇統論』は後日、お話しする予定である。
さて、本筋に戻って、岸田首相のケースであるが、貴殿の周りにはろくな人材がいない。キャリアかも知れないが、おじさんの眼から見れば学校秀才ばかりである。彼等の意見を聞いた結果、外国人留学生に助成金を送るだと?
気は確かか。それを言うなら、日本人の学生に助成してやれ。コロナで国からの仕送りも期待できず、アルバイトの道も閉ざされ、学業を断念した学生が一体、何人いる? 財務省の言いなりなりなのかも知れないが、岸田氏はキャリアの言うことを聞くな、自分の頭で考えるな。どんどん国民から乖離している。
分かりきった理論をしかつめらしく吐くときは、だいたい間違っている。なんとか前言を翻し、しれっと撤回する厚顔さはさすが首相の器だと思わなくはないが、宮澤喜一元総理や福田康夫元総理の時みたいに、ユルユルの平時ならまだしも、岸田文雄は戦時の総理である。自然界なら大災害である。
地球はこれを心配して、目を覚ますように戦争を勃発させた。岸田首相はおじさんの認識と較べ、少なく見積もって半年は遅れている。岸田は次の参議院選挙で負けは確実だろう。だが、本人にその自覚はない。
ズレと言うか、ギャップと言うか、岸田の自覚を阻んでいるそれが、岸田を岸田たらしめている。鳩山由紀夫や菅直人とは雲泥の差がある。もちろん、岸田の方が断然優れている。
今現在の3人の生き様を比較すれば、一目瞭瞭然だろう。土下座行脚を続けておられる日本人では有り得ない鳩山氏、どちらかというと半島に立脚点をおいておられるやに見える菅氏。
もう一度言おう。岸田は財務省の役人を尊敬しているかも知れないが、地方の仕事、国の仕事すら分からない人々が貴殿の周りにいる。そんな基礎的な知識の無いキャリアは、貴殿の判断を狂わせ、数日後の撤回を招くことになる。
一つだけ忠告をするとすれば、連立のお相手の『公明党』に気をつける事だ。親中の党だからね。大臣の枠を1つ与えるなら、もっと違う党があるだろう。そろそろ考える時期だろうね。
by 考葦(-.-)y-…