世間では日本が赤字国債を連発して国民の事業を援助したので、コロナが一息つくと国による増税が待っていると思っている人がほとんどである。

 

 

 その面では、財務省の宣伝はそうとう効果的だったと感心する。しかし、新しい近代貨幣理論(MMT)では、財務省の考えは完全な誤りであると証明されている。

 

 

 再確認だが、自国通貨で償還する国債を発行し、自国通貨を発行できる国は破綻しない。これを頭に入れておいて下さい。

 

 

 

 

 辛坊氏は破綻論を前提に物を言っているのか、それともプライマリーバランスという観点から、国にコロナで使った税金を早く返してやろうという気持なのか、実際の所は分からない。

 

 

 辛坊氏も天動説に囚われた教会関係者同様、提出された新たな知識を吟味しようとしない人間だと分かる。アベノミクスは効果の無い手法を極限まで実施した結果、MMTの正しさを証明する結果となった。辛坊氏がMMTを知らないはずが無いのである。藤井聡教授と同じ番組に出ていたんだから……。

 

 

 辛坊氏が語学に秀で優秀な人材なのはいまさら言うまでもない。反面、秀才は一度蓄えた知識を吟味をすることが苦手のようである。おじさんはまともな知識を蓄えていない代わりに、知識を入れ替えることに抵抗がない。よって発想の転換もさほどの苦労なく受け入れられる。

 

 

 60年で償還を迎えると言っているそうだが、その国債を更に60年物に交換すればいいだけのことだよね。現金に替えたければ誰かに売ればいいだけのことだしね。

 

 

 インフレを警戒しておけばいいのだから、ある意味楽である。

 

 

by 考葦(-.-)y-…