この原口一博氏はかつての民主党議員で、現在、国民民主党に所属しておられるから、民主党政権時代重職にお就きになっていないことが証明されている。何故なら、結党時、小池百合子都知事が民主党政権時に首相・大臣等の要職に就いていた者は入れなかったからである。かつ、党首や党の要職に就いていた人も排除された。

 

 

 戦後体制の超克様のご投稿を一言で言えば、原口一博氏が支那すなわち中華人民共和国が民主的だと仰ったと言うことに尽きる。今や小学生でも中華人民共和国が普段から武漢の封鎖のような政治をしていることを知っている。

 

 

 わざわざ国名に民主主義を入れる国に民主主義は存在しないというのが、おじさん達の常識である。皮肉なまとめ方を伝授すれば、共和国というのも怪しい。かつて共産党の独裁国家であったソ連がソビエト社会主義共和国連邦と言った伝統で、東ドイツも念入りにドイツ民主共和国と言った。消えていったソ連の衛星国もそれらしい言葉が入っていたはずだ。いずれも言わずと知れた全体主義国家、独裁国家であった。現実は北朝鮮は個人の独裁国家、支那は共産党の独裁国家である。

 

 

 旧民主党の議員は言葉の解釈が、世間一般の常識的な解釈とずれている。かつておじさんは何度も皮肉を利かせて、叩かせて頂いた。

 

 

 中華人民共和国と朝鮮民主主義人民共和国が民主的な国と本気で考えているのなら、「我が国は民主主義国家で、独裁国家ではない」と支那の誰かが言ったから、支那は独裁国家ではありません、と思うのなら、原口は政治家には向かない、顔を洗って出直してこいと言わなければならないだろう。殺人犯を捕まえ、本人が自分は殺してない、と言っているから犯人ではないと警察が言ったなら、ふざけるなと原口は声を荒げるだろう。同じ事をあんたしてますよ。

 

 

 しかし、おじさんはこんな原口を当選させる人々に恐怖を感じている。それは自由主義が持つ必然的な弱点でもある。実は自由主義と言うより民主主義が持っている弱点なのであるが、ポピュリズムに弱いという点である。

 

 

 ご存じの方もあると思うが、ヒトラーが軍事的な脅威を背景に強引に国政を牛耳って、ファショ国家にしたと思っておられるの方があれば、それは大きな間違いであり、彼は旧来の政治システムに則った形で第二次世界大戦の敗北まで、合法的にファシズムを押し進めてきたのである。

 

 

 その原因は物事を深く考えない民衆と多数決にある。耳に快い言葉を吐く人物が現れ、そちらに票が傾いたとすると、自由主義国家で行われる民主主義は下手をすると、国自体が全体主義に傾く懸念すらある。それはポピュリズムに弱いからである。

 

 

 今、好例を挙げれば、山本太郎である。おじさんなどはあんな男の言う事など一顧だにすることもないが、聞くところによると、全国を講演して回っておられるようで、なかなかの盛況と聞いている。

 

 

 先だってはシステムの盲点を突いて、自己が身を引いた形で、身体障害者2人を国会議員にした。山本は一番いやな手を使ってきた。これに味を占めてこんなことがまかり通れば、国会は機能不全に陥るであろう。

 

 

 そして策士小沢一郎はこういう点に敏感だ。山本は利用できる。山本を利用して再び野党政権を作ろうと模索して一度は潰えた。しかし、近頃、原発廃止だの、消費税廃止だの、現実性のない政策を掲げても、一応の理屈を用意して聴衆を信じさせる力が出来てきた。もしかしたら、今度はやれるかも知れないと野党議員の多くは思っているだろう。

 

 

 危ない危ない。極小勢力と油断してはならない。最初ヒトラーがそうであった。警戒の時である。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~