単なる印象に過ぎないけれど、自民党にまとわりつく公明党を〝気が悪く〟感じていた人は多かったのではないだろうか。維新の戦いぶりを見て、17で挙げた下掲の動画が、かなり高い蓋然性(がいぜんせい)をもつと感じられた人も、おじさんだけではないと思う。
※蓋然性:ある物事が起こることが確かであることの
度合いや、ある物事が正しいという確実性
の度合い
もう一度挙げよう
時に立憲民主党議員のような物言いをする東国原英夫だが、関西ローカルに来ると、保守的な発言をするので、人物の評定を定かにしかねているところである。
動画では橋下徹と意気軒昂に語り合っている。その姿を見ると維新の国会議員の一員として出馬させてもいいのかなと思ってしまう甘甘のおじさんである。
これは例によっておじさんの空想だが、維新も公明と組んで議会の運営を考えていたと思う。しかし、あちらも様々な事情があり、最後の最後で維新の都構想には乗れないと決断した。
維新の松井一郎や吉村洋文も蓋を開けるまでこれほどの結果を予想していた訳ではないだろう。感触は非常に良かったと言っていたので、勝利は確信していたかも知れないが。
結果は橋下徹が頭で戦った時より議席数は増えているという。ただ過半数を取るには2議席足りなかった。青山繁晴は絶妙な数字だという。維新だけで府市で過半数を取ったら危険と、維新に入れた有権者は見たんだね。つまり、都構想にしても苦労してコンセンサスを得よとの意思表示だと見なすのが正しいと。
これを踏まえて、松井・吉村両氏に当選の笑顔がなかったんだね。ただ一つはっきりしたことがある。公明の協力を得なくても選挙は戦えるということだ。
ここで橋下徹、東国原の動画につながる訳だ。今後、維新は国政で遠慮なく公明党候補の選挙区に強力な対抗馬を出す事が出来る。大阪の有権者は利にさといと思われているが、こういう戦いも大好きなんだ。
二つ三つ国政選挙をやれば、自民の手を組むべき野党は維新ということになるかもしれない。キャスティングボートを握るかも知れないと言うことだ。そうなると公明とかぶっている自民の候補も陽の目を見られることになるし、有権者も棄権しなくてすむ。
朝鮮半島出身者は、効果的な手段を講じる。日本のWTO提訴も日本は最終的に敗訴となったが、あちらはおそらく様々な手を使って韓国有利な判決が出るような活動をしたと推定される。
韓国人にとって、何か役に立つかも知れない方法があるのに、何もしないことは考えられない、というのが国民性らしい。これは韓国で行われたバドミントンの国際大会で、韓国選手の時だけ有利な風が吹くということで、各国選手団からクレームが殺到したため、エアコン操作が明らかになったものである。その際、審判の接待、供応はもちろん、開催側の優位性をとことん利用するのは当然だと、誰か悪びれずにお話しになっている記事を読んだことがある。
それは国際裁判に於いても同様である。これまで、遺憾、遺憾が口癖だった日本が、近年、少しは効果的な手を打つように考えている気配が窺える。例えば、G20に先がけ、アメリカとカナダの同意を引き出したこと等である。
続く
by 考葦(-.-)y-~~~