慰安婦問題を例に取ると、過去には一切、彼の国から口に出されたことはなかった。ところが日本側の政治家と朝日新聞がご注進することによって、これが日本を叩けるカードに使えると学習した。
日本人の中には日本を貶めることに情熱を傾けている人士が多くいる。〝進歩的〟な人々は人の思考も進化しており、過去は過去と言うだけで人の振る舞いは動物に近く、一言で言えば暗黒な歴史である、と信じていた。では進歩の先には何があるのかというと、社会主義や共産主義である。(笑)
その〝進歩的〟な視点で我が国の歴史を見ると、日本は幕末から悪いことしかしていないと見えていたのだろう。見えるのも信じるのも勝手であり自由である。例えば、朝日新聞の「松井やより」などは、シンガポール特派員時代、日本兵が乳児を銃剣で突き刺して殺したという話を、何の裏付け取材もせずに日本へ送り、日本側のデスクか何か知らないが、こちらも〝進歩的〟な人士が無条件で新聞に載せている。日本兵の悪行は裏を取るまでもなく、〝しているに違いない〟と言う訳だろう。
慰安婦問題に於いては、軍が当然圧力を掛け強制的に慰安婦を集めたであろうと推測し、強制連行はあとで幾らでも証拠は出てくるから慰安婦を集めろ、強制的に拉致されたと、教育しようとなったものと思われる。何故教育するのか。記憶が薄れたこともあったろう。しかし、真実は〝軍によって強制的に慰安婦にされた〟のではない売春婦が名乗りを上げていたからである。
ところが日韓両国の政府が調べてもなかなかこれという証拠が出て来ない。そこへ登場したのが吉田清治である。自分が命令を受け済州島にトラックを乗り付け、いやがる妙齢の女子を無理やり連れて帰り、慰安婦にしたという手記を発表した。
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私の戦争犯罪
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吉田清治 出典:東アジア黙示録
この手記が発表されるや、歴史学者の秦郁彦氏が済州島へ赴き、現地調査の末、虚偽の疑いが濃厚だという調査結果を発表した。
後に韓国人記者も現地を取材し、大量に婦女子を捉え、トラックに乗せて連れ去ったという事実に、疑問を持った模様である。話題にならなかった筈がないのに、一切そういう話を知る人がなかったからである。
吉田清治が何度も韓国へ行き、講演の中で土下座して韓国人に謝罪して回ったようだが、仮にそういう任務が命じられたとしたら、吉田になどその任務に就けと命ずるはずがないと、軍の命令系統から見て虚偽を指摘されるなど旗色が相当悪くなり、たまりかねてフィクションだと弁明した。
反日的人士があれこれ吉田を擁護したが、肝心の御大がずるずると後退を続け、最後に小説だと
質が悪い新聞というのはこういう点をいうのである。その間、海外へ侮日報道を飽きることなく繰り返している。皆さんご存じかどうか、朝日が吉田清治の書物を虚偽と認めた後、海外向けに発信したという謝罪文に検索ロボットに検索されないようなメタタグを使っていたというお話しである。
〝以下略ちゃんのツイッターGOGO〟に詳しく記されている。
続『朝日新聞検索避け問題』
https://twi55.com/meta20180825/#noindexmeta
立派に卑怯な形でITを使いこなしていらっしゃる。
慰安婦問題については長く続いてきたため、吉田清治だけではなく、お嗤い応援団として紹介しても良いほど種々のピエロが登場する。だが今回は、稿を改めさせていただく。
続く
by 考葦(-.-)y-~~~

