松井やよりは、多数の朝日新聞記者、共産党、立憲民主党の議員などと同様、進歩史観・唯物史観のたまものである暗く不幸な歴史が過去に存在し、その歴史の下で虐げられた国民は大東亜戦争の敗戦によって、ようやく近代的な人民になったというファンタジーを信奉する者どもの一人である。

 


 まあ、文系の学問それも思想系の学問は、極端に言えば自分の頭の中だけで完結する。よって、ファンタジー史観に基づき、近現代を理解してもっともらしい論文を書いたとしても、たいした反論もなく、また反論しようもなく、せいぜい仲間内のリップサービス風の批評や、どうでも良い箇所での意見の相違という些末な議論で、何か大仕事を為した気でいる奴らである。

 

 

 そういう人間達の社会で、馬鹿めと鼻で嗤っていても、何時の間にかこの国の公教育の歴史教科書は自虐史観満載の散々な出来となってしまっている。もう20年も前になろうか、正しい歴史教科書を作ろうと藤岡信勝や西尾幹二らが『新しい歴史教科書を作る会』を立ち上げ、当時、『戦争論』を書いて第二次世界大戦に於ける日本の立場を肯定的に描いた小林よしのりや、西部邁も参画した。

 

西部 邁:出典 スポニチ(Sponichi Annex)

 

 

 その後、他の親米保守派の会員と対立する形で反米保守の小林と西部が退会し、その後の同会の様子は知らない。

 

 

 それからおじさん自身は、しばらく小林の仕事を追っていたが、皇統論で女系天皇容認派の小林とは縁を切った。下記を参照頂きたい。

 

 

 皇位継承問題 1

 https://ameblo.jp/silvergrayt/entry-11097884901.html

 皇位継承問題 2

 https://ameblo.jp/silvergrayt/entry-11097893803.html

 

 

 それ以降、残念だが小林よしのりがどのような問題に如何なる説を立てても興味はないし、一旦生じた疑念は容易に晴らすことは出来ない。近頃、『SAPIO』から『週刊SPA!』にお戻りになっていると風の噂に聞いた。興味のある人はどう言ういきさつで

『週刊SPA!』を出たか調べられると良い。

 

 

 今回、皇統論でもほくそ笑んでいるのは特ア3国であろう。アメリカは敗戦時、日本を二度と立ち上がれないようにすべく、保守系の人材を根こそぎパージした。その影響がじわじわ効いて、皇統問題でも11宮家を廃した影響が出ている。

 

 

 占領終結後、すぐに自前の憲法を作ると思われていたが、憲法改正より経済発展を採り、おかげで本来なら席を得られなかったであろうマルクス・レーニン主義の教授が連綿と繋がり今も存在するという奇観を呈するに至り、共産党という新陳代謝を忘れたガラパゴス政党が生き残る奇特な国と成り果て、いざ改正というと彼らの存在が憲法改正の足枷になっている。

 

続く

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~