皆さんに記憶して頂きたいのは、おじさんから見て魅力の欠片もない麻原彰晃という人間がオウム真理教というカルト教団を作り、教団員(信者)に無差別テロをさせたり、都合の悪い人間を殺させていた事実である。
麻原彰晃こと松本智津夫 出典:M家の実情
事件の真相を語らせるために、麻原を生かしておくべきだとの意見も、麻原の弁護団による裁判の引き延ばしに次ぐ引き延ばしの果てに死刑が確定してからこちら何度も耳にした。裁判という制度があり、死刑というものがある以上、指名手配犯が全員逮捕され刑が確定するまで生かすというのは理解できる。しかし、これから執行をしないでいたずらに先送りすることは国費の無駄遣いである。オウムの関係でどれほどの国費が浪費されたか。
現在の上川陽子法務大臣は腹が据わった人とお見受けした。死刑廃止論者である弁護士会も、朝日・TBSの反死刑メディアも大雨災害の報道に手を取られたか、死刑に関する批判を耳にしないが、それともさすがにオウムを擁護すれば国民感情が爆発すると思ったか。野田聖子なら自分が死刑廃止論者であると一言マスコミに言ってから署名したであろうし、署名を理由に法務大臣は受けなかったかも知れない。おじさんの中で上川陽子法務大臣が急上昇中。
上川陽子法務大臣 出典:法務省
死刑という制度がある以上、オウム真理教こそ死刑にもっとも相応しい犯罪を犯した連中と言えよう。死刑廃止論に心惹かれている若い諸君も、どうかこの機会にオウム真理教の犯罪を読んで頂きたい。手始めにおじさんがメディアとカルト教団という図式で一つお教えする。
オウム真理教というカルト教団に入信した家族を脱会させるために、それぞれ個別の弁護士が相談を受けていたのを、坂本堤弁護士とその有志が〝被害者家族〟を統合して家族の会だったかを作ろうとしていたところに、TBSからインタビューの申出があった。いずれTVメディアの力を借りなければならない坂本弁護士はそれを受けた。
推測だが、その内容はオウム真理教という教団のいかがわしさ、信者を獲得する際の監禁や薬物使用の洗脳行為を批判していただろう。今後、個別ではなく弁護団と教団との交渉というものにも言及した筈だ。教祖麻原彰晃の来歴にも話が及んだかも知れない。斯くしてインタビューは終了し、坂本弁護士は放映を待っていたものと思われる。
ところが豈(あに)図(はか)らんや、TBSは相手側であるオウム関係者にその放送前のビデオテープをに見せたのである。
放映前に相手方の人間に見せる事自体、放送法に違背する行為だと考えるが、そればかりか、オウム側に放送しないでくれと言われ、その場で放送取り止めを約束し、オウムに見せたことも、取り止めたことも坂本弁護士に一言も伝えず、幼い子供と妻を含めた3名が麻原の命でオウムの人間に殺害されたというものである。
坂本堤弁護士一家の家族団欒写真 出典:JIJI.com
もうひとつピント来ない方のために、架空の例を作れば、暴力団の事務所を町内から出ていかせるために、近隣の自治会長と共同して強力な反対運動を計画していた勇気ある自治会長がいたとする。それを聞きつけたTBSが件の自治会長にインタビューし、そのビデオを暴力団の幹部にこっそり見せた。幹部から放送しないように言われ、放送しないことをその場で約束し、自治会長には告げなかった。
そして翌日、自治会長が行方不明になったが、インタビューに応じていたという情報を得た警察が、TBSに足を運ぶと、口を噤んで事実を伝えなかった。その後、自治会長の惨殺された遺体が発見された。これと同じ構図だと思えばいい。
昔からTBSはなかなか腐った放送局だと理解されただろう。警察の捜査にあたっても口を噤み、自分のやった事をひた隠しにしていたのである。オウムにもこのことは内緒にしてくれと言っていたと記憶している。さらに事実を掴んで報道した他局に抗議文まで送ったというから、何をか言わんやである。
おじさんの説明ではちょっと不安なので、何か当時の動画でアップされたものがないかと探したところ、万華鏡様が『TBSの殺人犯 ここにあり 国会』というタイトルで探し出して投稿されていた。リブログという機能を使用すべきかどうか迷ったが、万華鏡様はTBSの不当報道を主眼に複数の動画をアップされているのに対し、当方はオウム犯罪の一例として動画を取り上げるので、趣旨が微妙に異なる。よって、知識を得た先を明らかにし、中の探し出された下掲の動画だけを使用させて頂いた。
少々古い動画(平成18年12月20日)だが、昨日作ったように新鮮で古びていない。チャンネル桜の録画のようである。1が終わると2が自動で流れる。
発言者は上記書籍の監修者か執筆者のお一人と思われる。お名前は探し出せなかった。
by 考葦(-.-)y-~~~



