高槻市教育委員会謝罪会見
出典:朝日新聞デジタル
教育畑に人材が払底していることは、何も今に始まったことではない。おじさんが暮らしている兵庫県も神戸市がいじめ問題を隠蔽したことで、つい先頃、世間の注目を浴びたばかりだ。
https://www.sankei.com/west/news/180606/wst1806060014-n1.html
もう何を書きたいのか想像がつかれると思うが、そう震災時のブロック塀倒壊問題である。
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm33407150
拙稿を書き出した23日の産経新聞によると、防災アドバイザーの吉田亮一氏(60)が、27年11月2日に寿栄小で講演した折り、学校の周囲を見回り、問題の塀を指摘し、専門家に依頼して安全性を確認した方がいいとアドバイスしていたそうである。
『【大阪北部地震】女児犠牲のブロック塀、危険性指摘の1カ月後、専門家が学校に念押しの警告メール』
https://www.sankei.com/west/news/180622/wst1806220032-n1.html
https://www.sankei.com/west/news/180622/wst1806220032-n2.html
講演会を開催し、防災意識を高めるのは結構だが、危険を指摘されてからの対応がお粗末すぎる。常日頃、子供ばかり相手にして、自己形成に大きな負荷が掛からないから、何時までもマルクス主義から卒業できなかったり、リベラルの言い分にころりと乗っかってしまうのである。
だが、校長ばかりを責める訳にはいかない。校長とてポケットマネーで検査や工事を出来る筈もなく、数ヶ月という民間では考えられないスローペースにしろ、教育委員会の関係者が別件で同校を訪れた際に、塀の安全性チェックを要請した。そこで登場したのが市の職員である。コンコンと器具で塀を叩き、安全だと仰せになったか、特に問題はないと曰ったか、とにかく放置ということに相成った。
斯くして吉田氏を呼んだことも、折角の吉田氏の指摘もまったく陽の目を見ることなく、守られていた筈の子供が震災で亡くなるという最悪の事態を招いてしまった。
他にも点検もせずに安全と書いて報告した業者、それを丸写しで出した業者の事も報じられている。
女児はきちんとルールを守り、壁のそばの歩道を歩いていたのだろう。これを人災と言わずして何と言うのか。会見で頭を下げれば許されると思ってるんじゃないのか。教育者としても公務員としても、プロフェッショナルとしての自覚も誇りも欠如している大人が多すぎる。
by 考葦(-.-)y-~~~