産経新聞に標記のような記事が掲載された。
http://www.sankei.com/premium/news/161107/prm1611070008-n1.html
前回の衆院選に当てはめて、もし4野党(民進・共産・自由・社民)が共闘して衆院選に臨めば、議席数は329から279になり、さらに全野党が共闘したと仮定すれば、84議席が逆転していたというものだ。
なるほど、政策も目的も異なる野党が打倒自民の為だけに野合して共闘すれば、そんな結果になるかも知れない。だが、暴力革命を否定しない共産党と共闘するということが、どういうことか選挙民は知っている。そこには自分たちの都合だけが存在し、国民の生活などというものは微塵も存在しない。そこまで国民を馬鹿にするのか。
それにその他の政党は〝零細政党〟だから大して影響はないようだが、野党の中には自民党に近い考えの政党もある。自らの政策が必ずしも自民党政権では実現しないという訳でもない。だから、全野党共闘は画餅に過ぎない。
その備えはしておくべきだと思うけれども、さらにおじさんがシミュレーションを進めるとこうなる。
4野党共闘にしても、まず候補を誰にするかでひと揉めあるだろう。それを選挙区の数だけしなければならないから大変だ。様々なケースが想定される。例えば、この選挙区は2党共闘で、あとの2党は自由投票にするケース、残り2党がそれぞれ別の候補者を立てるケースもあれば、残り2党共闘でというケースも考えられる。3党共闘で残りの野党は独自候補を擁立する、その他の野党と共闘する、自由投票にするというケースもある。、野党同士が相争う場合もあろう。先の2党ずつの共闘などはまさにそれである。細かくみればさらに細分化されるだろう。そんな細やかなことがあの野党の面々に出来ますか、と言いたい。
おじさんはシミュレーションによって有利な変化が予測されたとしても、今の野党議員の顔を思い浮かべるに、なかなか自分を犠牲にして協力するという選択肢は採らないと予想する。自分すごく大事人間が政治家だし、その集合が政党である。基本的に当選してなんぼの世界だからね。立候補して敗れても名前を広めるという効果もある。よって辛抱させられる各党の候補予定者の反発が大いに予想される。それやこれやで空中分解、かけ声倒れの公算が大だと睨んでいる。
また仮に共闘が成立しても、与党候補者にすれば野合の候補者はツッコミどころ満載で、幾らでも叩いて有利に進められる。
かような次第で、面白い記事ではあったが、烏合の衆、民社党の政権を一度経験している国民は共闘候補に投票するほど馬鹿ではないと思う。また若者はスマホでおじさんの記事も見に来てくれているようだし、多くの愛国ブロガーがネットで非難を浴びせるだろうから、むしろ間違いが少ないと考えている。よって案ずるに及ばずというのが本日の結論だ。
by 考葦(-.-)y-~~~