福原愛の応援ブログを書いたら、2連敗してメダルに届かなかった。

 

 

 柔道男子ナショナルチームの監督、井上康生の奥方が、かの有名なデスブログの管理人、東原亜希。ところが、今大会の男子柔道はかなりの成績を収めた。おじさんの周辺では、康生が書く事を禁じたというまことしやかな噂が流れている。(^^;)

 

 

 おじさんはその事実を確かめに奥方のブログを見に行く勇気はない。どなたかご覧になった方はご一報頂戴できたら幸いである。

 

 

 いや、人の事は言っていられない。実は前の世界水泳で持ち上げた星奈津美と渡部香生子両選手も、リオでは星が銅、渡部に至っては決勝にすら残れなかった。おじさんのブログも、こう覿面(てきめん)に毒が効いては、止めるしかないだろう。但し、うまく使えば、褒め殺しに活用出来るかも知れない。今後、工夫してみる。

 

 

 さて、柔道の最重量級100㎏超級で、原沢久喜選手は老獪なテディ・リネール選手に敗れ銀メダルに終わった。しかし、おじさんはあれはルールを悪用したただのメダル獲得ゲームに過ぎないと感じた。

 

 

 リネールはどう言う体勢にすれば相手に指導が行くかをよく知っており、序盤はまず相手に指導が行くように仕向ける。思い通りに指導が行けば、今度は組み手争いをしている振りを装い、時間を進行させる。それを続けると、やがて組み合わないということで、何故か相手にだけ指導が行く。残り2分、さらに組み手争いを大袈裟に演じ続け、場外へ逃げても何故か指導が行かない。しかし、相手が場外へ出たら、すかさず場外の指導が行く。審判のへ不信感、リネールの腹黒い動きにブーイングが起き出す。やむなく審判はリネールに指導を与えるが、ついでに相手にも与える。ここでリネールが1個、相手は土壇場の3個、強引でも前に出るしかない。今度はそれを利用してリネールは技を仕掛け、うまく行けば有効を取る。取れなくても相手がうずくまろうものなら、する気もない寝技を掛ける振りをして時間を稼ぐ。残り数十秒、相手は前へ出るが組ませない。のらりくらりしながら時間切れを待つ。

 

 

 体格があり、かつて鋭い投げもあったからこういう手も使えるのだろうが、試合終了後、大きく両手を挙げたが、場内の大ブーイングに英雄とはほど遠い傲慢な笑みが浮かんだ。こいつはスポーツマンじゃない。

 

 

立派な柔道を会得したリネール(左)

出典:YahooJapan リオデジャネイロオリンピック

 

 

 柔道は既に国際的なルールに基づく世界的スポーツである。審判も概ねましになった。ジュリーという制度も設けられ、篠原信一の世紀の誤審時のようなぼんくら審判が3人という悪夢もなくなった。ルールも細かく決められ、公正なジャッジが出来やすくなってはいる。

 

 

 だが、そんなルール改正が、リネールのようなある意味スポーツ犯罪者を野放しにすることになってしまった。実績はなるほど素晴らしいが、実態がこれでは尊敬どころか侮蔑しかできないだろう。また、フランスという国はこういうチャンピオンでも、ルールに基づいたチャンピオンはチャンピオンだというところがある。そう言えば、篠原の対戦相手もフランス人だった。

 

 

 今回、よかった事もある。卑怯な技が、韓国のお陰でほぼすべて禁じられたことだ。掛け逃げ、相手が襟を取ったら瞬間に片腕を巻き込む技等々である。また、柔道着も韓国選手特有の七分袖のようなものが無くなり、数センチだけ気持短いものに変わっている(笑)。そのせいか、近頃、柔道で韓国選手の活躍を目にしなくなった。おかげで95㎏級の3位決定戦まで韓国選手の柔道着姿を見たくても見られなかった。

 

 

 いいこと悪いことそれらを認めた上で言うのだが、同じ行為をして、一方は指導が行われ、一方は行われないのは何故か。今後はこの点を改正しなければならない。聞けば1本を取る〝美しい柔道〟にするためにルール改正が行われたそうだが、リネールのような大逆行する選手を放置していいのか、それも主審が加担する真似をして。

 

 

 次は指導を悪用できないように関係者で検討してくれ。リネールだけだと思うが、真面目に組んで技を出そうとしている他の国の選手が馬鹿に見えるようではいけない。

 

 

 フランスと韓国とリネールにはオリンピック憲章の一文(部分)を贈ろう。

 

JOC olympiccharter2003年版 日本語より

 根本原則

6 オリンピ ク・ムーブメントの目的は、如何なる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解し合うオリンピック精神に基づいて行われるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界を作ることに貢献することにある。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~