共和党の大統領候補を争っているドナルド:トランプ氏が日米安保条約が不公平だとして有権者に「ノー」と言わせる演説をぶったようだ。


出典:Sputnik日本


 この人お幾つで、まともに歴史を勉強された人かどうかは知らないけれど、大衆扇動型の政治家は危うい。民衆はその場の空気に支配され体勢がノーなら、自分もノーと言ってしまう。群集心理を巧みに利用した手法である。



 人は無難な綺麗事を聞くより、乱暴でもアジテーションを聞く方が好きである。おそらく誰か参謀がいるのだと思うが、世界の警察はオバマが放棄し、トランプは一国平和主義の政策を採るのだろうか。


 となると、日本は矛のない国になる。支那、北朝鮮は大歓迎であろう。ようやく集団的自衛権が盛り込まれた改正安保法が船出したばかりなのに、アメリカに日本の防衛はしないという大統領候補が現れ、一つの政党の候補になりそうな勢いである。


 確かにこれを機会に普通の国になれるならなるほうがよろしい。民進党、朝日新聞とその亜流マスコミ、共産党も反対キャンペーンを張るだろう。戦争はこちらが攻めていかない限り起きないと思っている眠たい連中だから……。


 おじさんは昔、有識者諸氏が何故いつまでもアメリカが日本を守ってくれると信じていられるのか不思議に思っていた。そういう時を想定して法律を作り整備するのが政治家の役割だと思っていた。


 ところが、本気か馬鹿か知らないが、リベラル・左翼勢力の人々は馬鹿の一つ覚えみたいに憲法保持を謳っている。憲法は政府を縛るために存在するとしかつめらしく云う御仁が居る。確かにその通りだが、国家が消滅しては憲法はゴミにもならないと思わないのか。


 そういう今ここにある支那の危機、北朝鮮の危機にどう対応するのかという視点もなく、してくる訳がないとお気楽に構えておられる不抜けた精神がリベラル・左翼人士の特徴である。


 話は飛ぶが、民主が民進に党名を変えた。台湾のよいイメージを利用しようという魂胆だろうが、維新の人々は元民主党に在籍しておられたのではなかったか。だから、橋下の人気に便乗して自己の議席確保のために飛び出し、今お戻りになっただけのような気がするが、おじさんの記憶違いだろうか。


 出戻っただけなら、党名を変える必要はないと思うのだがいかがだろう?


by 考葦(-.-)y-~~~