標記のような嬉しい話が飛び込んできました。業績を拝見すると、もっと前に受賞すべきであった方ですね。


 自分はもうロイヤリティーはいいから、無償で送ってくれと言って、年間3億人分もの薬をアフリカの貧しい国に寄付し続けておられる素晴らし人類愛の持主です。


出典:YahooJapanニュース


 昔から日本人が強かった分野ですね。それこそお勤めの北里大学の創立者ともいえる北里柴三郎氏も何故、ノーベル賞を貰わなかったのか不思議なほど世界的に著名だった人物です。また有名な野口英世、鈴木梅太郎両氏もノーベル賞級の研究をされた人です。


 大村博士の業績を見ますと、平和賞を貰ってもおかしくありません。今回、ダブル受賞で如何でしょう? 選考委員様。


 これで終わろうと思うのですが、どうしても韓国の事が頭に浮かんできます。日本人の受賞をどんな思いで聞いているのかなと。中国人が貰ったのはおじさんの反日理論が成立しなかったので残念ですが、もしかしたらトゥ・ヨウヨウ氏は反日家ではなく、人類愛という点で優れておられた方だったのだと信じます。それなら、まだ説は生きていることになりますから。


 大村教授は昔から予想では何度か候補に挙がっており、何故、受賞しない、又はさせないのか不思議だったようです。新聞などでは他の候補の名が数名挙がっていましたね。ですから、まだまだ医学生理学部門でノーベル賞級の研究者がいるということです。


 韓国はどうでしょう? 例年この時期はお祭り騒ぎになるらしいのですが、平和賞のほかに受賞をしたこともない国がどうしてお祭り騒ぎになるのでしょう。何かそれらしい研究があるんですか。以前にも書きました様に、文学賞狙いで、獲れないのは翻訳されていないからだと、自分たちで翻訳し、アメリカで聞いたことがない出版者から出版したそうです。文法が間違いだらけだったというおまけまで付いていたそうです。


 彼らが間違っているのは、翻訳は翻訳して自国に紹介したいという思いからするのであって、誰かが見落としていると考えるより、翻訳する価値がなかった、あるいは翻訳して紹介したいという気にならなかったと考えるべきなのです。たとえその思いが商業的価値、つまり儲かるか儲からないかであってもです。


 いずれまた書くことになると思いますが、韓国人の皆様、〝ご安心ください〟韓国人が人類愛に発した地道な研究に身を捧げ、脇目もふらず没頭することが基本です。そんな研究者が一つの分野に100人いたら、20年後に受賞する可能性はありますよ。


 無理だとは思いますが、もしそれが理解できたら、日韓関係は良好なものになるでしょう。


by 考葦(-.-)y-~~~