スピリチュアルな本を読みたくなり、久しぶりに大型書店のスピリチュアルコーナーを覗いてみた。
ふざけたようなタイトルの本が目に付いたので、ざっと目を通すと、至って真面目な新しい形の覚醒者とでもよぶべき人が書いた本だった。それが下記の本である。
- だいじょうぶ!/中野 宗次郎

- ¥1,512
- Amazon.co.jp
中野宗次郎という人とグレゴリー・サリバンという人の共著…というより、対談…でもない、基本的に一人が長文で、時折、発言者が変わり、互いに大きな所ではリンクしながら、自分の様子や自分に関する事柄を述べるというスタイルの書籍である。敢えてジャンルに分けるとすれば、やはり対談本である。
さて、著者は何をしている人かというと、巻末のプロフィールを抜粋すれば、
中野氏の方は、
『1960年 愛媛県生まれ
和食割烹〝食の仕事人 源龍 オーナー〟源龍会代表』とあり、
グレゴリー・サリバン氏の方は
『1977年 米国ニューヨーク生まれ
日本地球外知的生命体センター(JCETI)代表』とある。
JCETIホームページ
http://www.jceti.org/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%81/
※ご忠告
もし、この手の話が不得手な方は、この辺りで閉じられることをお勧めします。我慢できる方、何かそこに人生向上のヒントがあるかも知れない、と感じられた方だけお読み下さい。但し、お閉じになる場合は、折角ですから、別の記事をお読みいただけると――……私が喜びます。σ(^_^;)
まずは中野氏から
中野氏が代表を務める源龍会というのは、中野氏が中心となり、会員をアセンションに導く仲間の集まりのようである。もちろん、〝上〟と繋がるための技法 や心の態様を指導しているのだと推測する。同時に、深刻な病を手かざしで癒す事も行っている。と言うよりも、不治の病を得たり、余命宣告された事がきっかけで人が訪ねて来るので、 ヒーリングが入門儀式の様になっているかも知れない。
魂を常に浄化させ、向上すると、〝上〟はさらに難病患者を送り込んで来るそうだ。
これって、一昔前なら、間違いなく『神』として崇められたよね。また、自分の力が〝上〟から与えられたもので、治そうと考えると上手くいかないし、自分が影響を受けて体調を壊すようなこともあるらしい。それでちょっと間違っていたと反省するらしい。
〝お役〟という言葉を使い、宇宙の理に叶っていたら、上のサポートがあり、すべての物事はうまくいくと言っている。但し、アセンションに通じるピュアなエネルギーではなく、4次元のパワーとしか繋がっていないヒーラーの場合、背後の悪い者に操られている可能性があるので注意しろと言う。一方、受ける方も悪い影響を受け、ヒーリングを何度も繰り返す傾 向があるという。
実際に、中野氏自身がK氏という人物の元へ行き、ニコニコしながら頭上で手のひらを上に向けて、「ぜ~~んぶお願いします!!」とぐるぐる歩き回る 〝ワーク?〟を受け、足のつま先から黒い砂か霧のようなものが出て、動かなかった首が動くようになり、2日目には「ぜ~~んぶお願いします!!」と言ったとたん、強い閃光のようなものに体 を貫かれたように感じたそうだ。
書き忘れたが、中野氏は脊椎後縦靱帯骨化症という難病で、その経験の後で病院に行ったら治っていると言われたそうである。またK氏の所へ行くことになったのは、斉藤一人さんの本を読み、松山市にある銀座まるかんの取扱店に行ったからだという。
K氏は中野氏のことを弟子ではなく仲間だと言っているそうである。
次にグレゴリー・サリバン氏の方だが、こちらはおじさんには説明が難しいかも知れないが、トライしてみよう。
彼はいま世に出ているUFO情報や宇宙人の情報は、真偽織り交ぜた偽情報で、特に日本の場合は〝昭和(時代遅れの意味か)〟の情報であると言う。アメリカでもCSETIがTHE DISCLOSURE PROJECTにより、政府や軍の高官などで、UFOや宇宙人に関する正しい情報を語る人が増えてきたという。
これまでハリウッド映画などで、UFOや宇宙人の情報は歪められてきた。というより、我々は洗脳状態にあるという。隠蔽したい勢力がネガティブな宇宙人と手を組み、誤った情報を与えることで人類を知らず識らずに洗脳していた、という。グレゴリー氏はニュースを観ると、これが真実の情報か偽物の情報かが分かるという。
〝CE-5〟というグレゴリー氏主催のワークショップがあるが、文章と動画で判断すると、どうやら、心で念じてUFOを呼び出そうというものらしい。決して特別なことではなく、ポジティブなETがメッセージを送り続けており、こちらのスピリットを浄化すれば、誰でも接触できる筈だということらしい。
ハートの贈りもの―2015―黄金時代03年さんの『扉が開いた地球; スペース/スピリチュアル・ファミリーによる支援が拡大する!』というタイトルの記事から下の動画を転載させていただいた。
〝ディスクロージャー・プロジェクト、映画「シリウス」の製作者、CSETIのスティーブン・グリアー博士によるCE-5コンタクトに現れたライトシップの動画〟だそうです。
陰謀論めくが、ネガティブ宇宙人と手を組んだ闇の勢力は、人間を覚醒させないように一部権力者と組んで情報をコントロールしていたが、地球上に覚醒した人間が多くなったため、これまでの手法が通用しなくなり、逃避先を考えているらしい。現に火星に逃げているというような事も書かれている。
おじさんも少々の事では驚かないし、不思議系の知識も負けないつもりだったが、この〝動き〟=ディスクロージャー・プロジェクト(以下「DP」)は知らなかった。そこで、早速、『シリウス』のDVDを注文した。
DVDのカバー
注文はこちらのJCETIのホームページから
『シリウス』を観終わった。
両者は異なるアプローチから高次の意識と繋がり、一人でも多くの人々をアセンションさせようと活動している。
両者とも〝上〟と繋がっていると言い、〝宇宙の理〟に目覚めた時は、エネルギーが降りてくるばかりか、総てが好転すると言っている。ただ降ろしてくれる大本は、中野氏は〝神〟であり、グレゴリー氏は高次の〝宇宙人〟だと思われる。
繰り返しになるが、中野氏の〝上〟というのは明らかに〝神〟の事だと理解できる。ただ、〝上〟=〝神〟は一神教の神とも違い、どちらかというと神道の神に近い印象を受けた。と言うより、おじさんが受けた最初の印象を率直に申せば、あの日月神示で語られて いる『お役に立てるように魂を磨いておけよ』という神様と一脈通じるものを感じた。
事実、後半部分に中野氏の口から、日月神示の『神一厘のどんでん返し』の話が出ており、中野氏本人も気付いているようだ。
【 神の臣民と獣と立て分けると申してあろうが。世の様見て早う改心して、身魂洗濯致して、神の御用つとめてくれよ。】(引用筆者)
これは日月神示の一節である。著者の二人は身魂を洗濯して神の御用を務めておられる。
グレゴリー氏は、宇宙と宇宙人から導かれ、現在の域にまで到達したと言っている。片や宇宙人、片や神から導かれ、アプローチはまるで異なるが、人をアセンションに導こうと活動しているところだけは共通している。
では〝アセンション〟とは何なのだろう。一節には5次元に移行することだと「説明されている書籍があるが、著者二人の関連箇所を探すと、魂を磨く事に尽きるようだ。
どちらかというと前半はグレゴリー氏が間の手に徹し、後半は中野氏が間の手に徹している様に見える。
一つ注意をしていただきたいのは、本物のヒーラーと偽物のヒーラーである。偽物は決して力が無いわけではなく、癒し効果もあるようなのだ。
では、どう見分けるか。高次のパワーと繋がっているヒーラーは、脅したり不安にさせるようなことは言わない。明るくポジティブな心の状態を維持するように指導する。『だいじょうぶ!』というタイトルはその事を簡明に表したものと、今になって理解できた。(^_^;)
フリーエネルギーの取り出し技術は等に完成し、出来たら困る人々が封印しているとグレゴリーは言う。これは陰謀論を唱える人々が古くから唱えている。人々から目を逸らしている勢力が巨大な力を有していることは容易に想像がつく。さらに、実はここにネガティブなETが関与しているという段になると、人々がちょっと引いてしまう。
グレゴリーは最先端の(上から与えられた直感的な)知見を基に同じ事をいうのである。さて皆さんならどうされるか。化石燃料や原子力エネルギーを使用しない世の中にするためには、〝常識的〟な自分の殻を打ち破らないといけない。
内容説明はこの程度にして、後は読んでのお楽しみという事にしておきましょう。彼らが本物なのか偽物か、それはご自分で判断されるといいだろう。おじさんの意見は控えよう。
2015-05-15 16:23:23 に一度、投稿した物を加筆して再投稿する。
