反日は何も外国からもたらされるばかりではない。日本にもれっきとした反日新聞が何紙も存在する。


 発端はノンフィクション作家の門田隆将氏が週刊ポストに書いた「吉田調書スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」の記事だ。


 どういう経緯で入手したのか知らないが朝日新聞が吉田所長のヒアリング記録を基に、福島原発の職員が所長命令を無視して逃げたという誤報を載せた。そこで門田氏が上の批判記事を『週刊ポスト』に書き、それに対し、朝日新聞社は確かな取材に基づいていると、門田氏に訂正・謝罪文を掲載するよう求めている、という構図である。


 朝日自身が書いているものはこれだ。

朝日新聞DIGITAL

 週刊ポスト記事に朝日新聞社抗議 吉田調書めぐる報道

 朝日新聞社は9日、週刊ポスト(小学館)が6月20日号に掲載したノンフィクション作家門田隆将氏による記事「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」について、報道機関としての朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損(きそん)するとして厳重に抗議し、訂正と謝罪の記事の掲載を求める文書を送った。

  門田氏は朝日新聞が5月20日付で報じた「所長命令に違反 原発撤退/政府事故調の『吉田調書』入手」の記事について「『誤報』である、ということを言わせていただきたい」などと批判した。これに対し朝日新聞社は「記事は確かな取材に基づいており、『虚報』『誤報』との指摘は誤っている」と指摘した。

 正しく伝えるためにJ-castニュースの記事も引用しよう。

朝日新聞社、週刊ポスト「吉田調書」報道に抗議 「『虚報』『誤報』との指摘は誤っている」」

  ポストの記事は「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」という題で、政府事故調の吉田氏へのヒヤリング記録をもとに報じた朝日新聞記事を批判し、「『誤報』である」などと書いていた。朝日新聞社は「記事は確かな取材に基づいており、『虚報』『誤報』との指摘は誤っている」と主張しているという。

 どういう〝確かな取材先〟の取材を基にこういう〝スクープ〟になったのかは知らないが、門田氏の記事を読むと、吉田氏のイメージした避難先とは違ったが、よく考えれば皆が避難した所が最もよかったと吉田氏は言ったというのだ。もともと〝非戦闘員〟が数百名残されており、彼らを安全に避難させることも責任者としての吉田氏の仕事の一つであった。


 それに逃げたと言うなら、原発から離れなければならない筈だが、職員等は別の場所に移ったに過ぎない。


 免罪符のように取材取材と言うが、門田氏の取材以上の質と量を誇るとでもいうのか。


 誰が読んでも自然に受け取れる出来事を、反日的なバイアスがかかっているものだから、素直に受け取れないのだ。吉田氏の取材時の言葉を朝日の記者の教訓にすれば、もう少しまともな記事が書けるだろう。


 ヒアリング記録入手に際し、違法性はなかったのか。まともに取り扱えない者からの歪んだ情報などいらない。貴社の口から知る権利などと言ってほしくない。


 朝日の誤報・虚報によって、また外国での日本の評価が下がっている。まあ、過去のやり口から見てそれが目的なのだろう。此度は決死の覚悟で行動し日本を救った勇者の名を貶めることに〝貢献〟なさった。


 朝日は何時の時代もクオリティーペーパーだったことはない。朝日同様、真っ直ぐに立てず、左に傾いている人間が朝日を有り難いものとして大学入試に用いたため、何かクオリティーの高い新聞のように世間が誤認したに過ぎない。


 実態は皆様ご承知の通りだ。