アメリカで5基目の慰安婦像が建ったとのニュースが載っていた。


 河野洋平という売国奴によって日本人が貶められたばかりでなく、その表明を何よりの証拠だとして、韓国は世界中で我が国を〝性奴隷の国〟〝侵略戦争の国〟〝女性の敵〟などと、ありとあらゆる罵詈雑言を並べたて喧伝している。


 産経新聞のスクープで当時の調査の杜撰さが明らかになったが、この売国奴は今何を思って生きているのか。政治は結果主義でなければならない。欺されたでは済まないのだ。


 これは末記の本に書かれていたことだが、二言目には正しい歴史認識と仰るが、朝鮮の歴史のほとんどは中国の属国であった歴史と言い換えてもいいくらいなのに、その正しい歴史を韓国では教えないようだ。だから、国民の大部分はあまりよくご存じないらしい。


 『歴史』に都合が良いとか悪いとか、気分が害されるかどうかなどまるで関係ない。どんなに悲惨・卑屈・屈辱的な歴史であっても、真正面から向き合い、真実を知り、今と未来に生かそうと考えるのが、歴史を学ぶ意味である。


 それを、これほど明白な事実を覆い隠し、大国中国に対し堂々と渡り合い、押しも押されもせぬ独立国家であったと教えたら、何故、日本に併合されたの? と疑問に思うだろう。そこで反日が登場するそうな。悪い日本人と善良な韓国人という対比が心地いいのか、朴槿恵(パククネ)大統領は外交的に優位な地位を得んが為というばかりでなく、本当にそう信じているそうな。つまり、一般的な韓国人の歴史認識レベルを体現なさっているのである。


 学者からして、漢字が読めないものだから、例として挙げた文献の写真に漢字で記載されていることに気付かず、ピントはずれの説を述べたりすることになる。


 たしか雑誌の論文だったと思う。支那にとって日本が過去いかに取るに足りない国だったかの例証の一つとして、『魏志』に朝鮮の記述はあるが日本の記述はないといった内容だったと思う。そして魏書の写真が添えられていたそうだが、そこに日本を示唆する文字が書かれていた、というオチである。


 日本人は邪馬台国絡みで、『魏志』とくれば倭人伝と反射的に出るくらいポピュラーな文献である。日本の事が書かれていないどころではない。文字数は多いのか少ないのか分からないが、一定のスペースを費やし、旅行記風に書かれている。尚、これは末記書籍から得た情報ではない。


 自国を大きく見たい(見せたい)あまり、外国からの文化を極端にを排斥したあげく、漢字すら無くすに至ったため、文化が分断され、無い事の証拠に〝在る〟写真を用いるという喜劇のような結果を招くことになってしまったのである。


 日本人は過去に中国が日本を認識していようといまいと何ということもないし、認識された先後もその強さも争うつもりはない。当然、陸続きの朝鮮の方が早く、強く認識されたであろうと思うだけである。


 漢字があると国民が井上靖の『風濤』に書かれたような、支那と朝鮮王朝の手紙の遣り取りを読んでしまい、自国がいかなる国であったかが分かってしまう。だから、廃止したというのは穿ちすぎか。ちょうど整形を行い、過去の写真をすべて焼くのと同じ心理なのではないか、と思うのである。


 整形の利点は自信が生まれ積極性が出てくるということらしいが、歴史の整形も同様の効果があるのだろうか。たしかに自信が漲っているように見えなくもない。


 漢字は廃止しても自分の名前は漢字が基本となっているのではないか。ゴルフの女子プロの韓国選手の表記を見ても、漢字で書いている選手もいる。それに日本からの輸入言葉、特に近代思想に関する言葉、技術用語などは、そのまま韓国語としてお使いの筈である。


 だが表面的なものを消し去ったとしても、文化が簡単に塗り替えられるとも思えない。深く深く絡まり合い、分化できないものが文化だと親父ギャグ風に言っておこう。敢えて文明とは言わない。


 そういうことを何故、韓国人は分からないのか。ハングルに表記できない言葉はないと自慢げに仰っているらしいが、韓国語の地方の言葉すら難しいそうではないか。『正論』か『WILL』に誰かが書いていた。自慢したい気持は分からないではないが、長所、短所を冷徹に分析しながら役立てるという基本をお忘れなきよう。


 中国にも言及したかったが、力尽きた。後日、改めて発表する。



日本人の恩を忘れた中国人・韓国人の「心の闇」: 呉善花(韓国)が黄文雄(台湾)、石平(中国)に.../呉 善花
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