衆議院議員選挙が公示され、立候補の受付が開始された。


 今度の選挙は幾つか争点があり、それによって選ぶことになりそうだ。


 管総理の時に土俵際まで追い込まれた時に、民主党にとって好都合にも東日本大震災が勃発した。


 それから何やかやと粘られたあげく、漸く解散の札を切らせたが、はたして民主党にとってどの時点での解散が良かったのか。


 おじさんは、そもそも民主党の一部に愛国心が欠如している勢力がいるので、前回の選挙でも民主党には入れなかった。


 今度は消費税増税に自民党が賛成したため、自民党もないと思っていたが、安部が総裁となったため、国家として当たり前の発言をするようになり、少々考えを改めているところである。


 いつものサヨク的マスコミや、国民の中にも、それが気に入らない人々はたくさんいるけれども、それは自分達がどれほど歪んだ国家観に浸っているのか客観視できない人々である。


 弱い軍隊をもっていたら平和が維持されるというのか? 軍と名付けたら戦争が始まるのか?


 社会党が非武装中立という言語矛盾に満ちた綱領を掲げていたとき、これを矛盾と思わない人々がたくさんいた。いや、真面目に賞賛する人々の方が大勢いて、おじさんなどは、ムチウチ症になるかと思うほど首を傾げたものだ。


 侵略されたら、黙って無抵抗に国を明け渡すそうです。そうしたら悪いようにしないだろう、だって。 (><;)


 こんな事を国会議員が本気で信じ、語り、投票され、当選したのが我が国日本である。


 押しつけ憲法を早々と改正してくると、押しつけたアメリカ自体が思っていたのに、豈はからんや改正するどころか、金科玉条、バイブルがごとき奉り方で、崇め祈り一文字たりとも変更はさせない、それを考えることも禁忌だと考える者が多く登場してしまった。


 安部を非難するマスコミと、護憲論者は奇妙な繋がりを見せ、非武装中立に違和感を感じない人々ともほとんど差異を見いだせないほど、これがピッタリと重なるんだね。


 おじさんは戦後10年ほどして生まれた世代である。おじさんの知識はみんなと同じように知識を求めて獲得したものである。


 戦中派でも軍国主義者でもない。国とは何か、憲法とは何か、天皇とは、愛国心とは等々、すべて自分が書物を購入し、先達の意見を読み、考えに考えて抜いて低いながらも到達した境地である。


 みんなはそれほど時間は無いかも知れないが、テレビなどでお馴染みの、街角で市民の意見を聞いたものを観ると、どなたも的確な意見をお持ちのようだ。


 ただ、中にはテレビや新聞等マスコミの過剰報道に乗せられているのではないかと思われる人もいる。今のトレンドをいち早く掴み、それを口にする人々である。


 彼らが肝に銘ずべきは、大衆はポピュリズムに堕しやすいきらいがあると自覚することである。


 おじさんはTPP反対、増税反対、原発、急激な廃止はしない。技術の進歩は必ずあり、原発はあまりそれが生かされていない分野の一つだと思うからである。


 これだけを比較すると、○○党がピッタリだけどと、単純にそれだけで決めたりはしない。


 今回は、将来の国家の姿形をイメージして臨まなければならない選挙だと思うからだ。


 みんなも心して選挙に行って欲しい。行かないと言うことは、権利の放棄だよ。良くなっても悪くなっても君たちの責任だ。


 君たちが大好きな人権にしても、堅牢な国家があって初めて主張できるものなんだよ。


 自由を何より重要視する柔軟な愛国的保守主義者より