竹書房の実録怪談を読むと、ありとあらゆる所に怪の種が眠っており、わざわざ心霊スポットを訪ね歩く者達の気が知れない。
怖いものを見たとか遭遇したといったレベルではなく、無害な物もいるが、何かと生きた人間を巻き込もうとする物がいる。
おじさんはもう何処の土地であっても、曰く因縁があったであろうと思っている。また、水のある場所、つまり川や海や沼、池ににしても、かつてどれだけの人間が様々な思いを残し死んでいるか分からないと思う。
魂は人にしかないのか。それとも他の動物にもあるのか。いや、木や土地その他万物にあるのか。
この点は、まだおじさんは未分化なんだ。
根源的な一神があり、この世の元を作り、いくつもの神を産み出し、その神がそれぞれの役割を果たし、生物を担当した神は、生物を創り出した。
一方、次元とは波動であり、波動の振動数が変化することにより次元が上昇(下降)する。近頃では、今年、話題となったマヤ歴の終わりが、人類の絶滅を意味すると言う説は、どうやら違っていて、マヤ族が信じる大きなサイクルの一時代の終わりを意味し、次の時代に移るだけだという説が有力となっている。
真実は12月の下旬になると明らかになるが、人類の終わりを予知したものではないという説におじさんは賛同する。
ただ、こうも考えられる。地球がレベルアップし、魂のレベルアップができていない人は、今の地球に取り残され、レベルアップした人はレベルアップした地球に移行する、と考えれば、いくつもの矛盾が解決する。
地球の振動数の上昇と軌を一にして魂の振動数を上げた者は、高次元の地球で生きていけるけれど、今の地球の波動レベルの者は、今の地球に取り残される。
つまり、高次元の波動の地球と、今の低次元の地球とが並存するとおじさんは考えるのである。
そして、天変地異が生ずるのは現地球に残された人類であり、アセンションを説く書物を読めば、魂を磨いてアセンションしなさいと言っているのだと思う。
だから、おじさんは自ら魂を磨くにはどうすればいいのかを考え、ホ・オポノポノや斉藤一人氏の天国言葉を唱えるという修行に入ったのだ。
あと一月で答えが分かる。自分一人で出来ることをしておくべきである。
不思議世界に囚われた実録怪談作家は、怪を究明したいという風ではないので、書くことによって魂の純化が図れているのかも知れないし、あるいはしがらみにまとわりつかれ、向上を放棄してしまった状態なのかも知れない。
彼らは、そんな事ははなから関係ないといったところだろうが……。
それに嵌って読んでいるおじさんもまた、意図とは別に魂が濁り始めているのかも知れない。
ほぼ実録怪談を読み始めて40冊に迫りつつある。あとストックは5~6冊だ。
続く