新しいネット参入者が、情報商材に騙されない為の手立てはあるか。すでに騙された人がさらに騙されないための方法はあるのか。

 リアル世界でよく人に騙されているおじさんが教授するのも何だが、その反省を踏まえて、アドバイスすることは出来るだろうし、おじさんぐらいの年齢の者は、それが責務とも考えている。。

 さて、情報商材を買わなければ、騙されることもないのだが、そう言ってしまえば身も蓋もない。誰もが何かしらの決意をもって商材を買っているのだから。

 では、即金を謳うもの、不労所得を謳うもの、盲点を突いたと謳うものは絶対に買うな、の一言ではどうだろう。しかし、なかなかその範疇(はんちゅう)に入ってこない商材もある。

 ならば、商材名を一部伏せ字にして、列挙するのはどうだろう。

 それでは、現時点の商材購入は防げたとしても、やはり、提供者の名前を変えられたり、商材名を変えられたりすれば、防げない。

 もう少し考察してみよう。

 これまでに述べてきたように、即金とか不労所得とかの商材は、どううまく立ち回ったとしても、何処かで蜘蛛の糸に絡まれる仕組が出来ている。そう言えば、同じ名前の商材もあった。

 おじさんの経験では、大きく二つのグループが存在する。紹介した『EPILOGUE』に記載されている大規模なグループと、彼らサイドのレビュー家がよく引き合いに出して罵倒している商材を販売するグループである。

 仮に、前者をAグループ、後者をBグループとしよう。Aグループの巧妙さに比べ、Bグループはどちらかというと、ちょっと野暮ったい印象である。

 セールスレターにしても、Aが凝ったネーミングを好み、レター冒頭の画像もなかなか凝った細工を施し、さらに内容もコピーの訓練を受けた者が書いたスマートさを感じさせるのに対し、Bは何か一昔前のファッションを見るような印象を受けるし、ページの作りも今風ではなく、スマートさに欠けるきらいがある。

 Bは昔から定評(?)のあるダメ商材制作販売会社だそうで、おじさんがすぐに知ったぐらい有名なのだから、引っかかる者はないだとろうと思うのだが、忘れた頃に、攻勢をかけるようで、時折、ASPでトップを記録したりしている。

 やはり、次から次へネット新人が現れ、Aに比べ比較的価格が安いので騙されてもいいかという気になるのだろうと推測する。

 このBグループ、商材の名前を変え、提供者を変え、はたまた販売者を変えるなど、手を変え品を変え販売を繰り返している。会社の名前も次々と変遷しているようだ。

続く