ハゲ 「娘が言うにはな、おまえがブログを始めたきっかけが、アフィリエイトたらいうもんのためやろ?」

考葦 「そうや。親切に初心者にも分かるように書かれてるから、やってみようと思う(おも)たんや」

ハゲ 「娘にそれを紹介したんやろ?」

考葦 「娘というかおまえにな」

ハゲ 「それはどっちでもええがな」

考葦 「うん。それで?」

ハゲ 「その教科書というか、教材を紹介したら、ナンボかになるらしいやないか」

考葦 「そうや」

ハゲ 「そうや、やあれへんがな」

考葦 「Aちゃん(ハゲの娘)は一体、何が言いたいんや」

ハゲ 「なんで(考葦)おっちゃんは、お父さんにアフィリエイトせえへんのやろ、て言うてたな」

考葦 「そんなこと出来ひんがな。たとえ僅かであっても、仮にも自分の友人を金儲けのために利用することは出来ひん」

ハゲ 「その気持は有り難いけどな、無料の物(もん)やろ。それでいて、制作者か販売者かが、広めて欲しいから報酬を付けてる訳やんか」

考葦 「そうやな」

ハゲ 「まして、俺の懐が痛むわけやない」

考葦 「うん……」

ハゲ 「それやったら、早いことUなんたらをおまえの貧相なブログに載せて、広がる可能性を作ってあげた方が、その人にとってもええん違(ちゃ)うか。ちゃんとアフィリエイトとかして」

考葦 「貧相なブログは余計なお世話やけど、なるほど、勉強嫌いやった割には、Aちゃんええこというな」

ハゲ 「だいたいおまえは一言多いんや」

考葦 「それはお互い様や。でも、忠告は有り難かった。よう礼言うといてくれ」

ハゲ 「まだや!!」

考葦 「何や、まだあるんかい」

ハゲ 「エピローグたらいう奴や」

考葦 「それはもう聞いたぞ。おまえの有り難いアドバイスに従って、URLを書き加えとく」

ハゲ 「いや、あれこそアフィリエイトせなあかん、言うてたぞ」

考葦 「アフィリエイトな~」

ハゲ 「難しいかも知らんけど、それを販売してるAなんたらいう店へ登録して、そこで商品の何たらをもろ(貰っ)て、おまえのブログへ貼り付けたらええらしいんや。解るか? 解らなんだら、娘に説明させよか」

考葦 「言うてることは解る」

ハゲ 「あんな説明で解るんか?」

続く