恐い話 | Re-SILVERFLEURET PROJECT

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YAHOOブログから引っ越してきました。駄文小説等を投稿していこうと思います。

何だかんだ言っても結構、人は恐い話を好きなもの。職場でもそんな感じの話しがありまして。

深夜1時頃、遅番終わって帰り仕度。そこに残ってたのは私ともう一人の部下M。Mは2階にいて一服中。そんな彼に声をかけて店を出ようとしてました。

そして不意に感じた寒気。それは予感だったのです。

風除室から出ようとしながらMに
「いやー寒気がするから早く帰りましょう。オバケ出るかもしれないから」

何気にそんな話しを振った所、彼が意外な反応を示しましたとさ。

「いや、実は頭おかしいと思われるかと思って今の今まで言わなかったんですけど、実は・・・」

ここからが涙もの!

「さっき2階でタバコ吸ってたら階段の踊り場で誰かが声をかけてきたんですよ。『誰かいるの?』っ  て。はい、Mです!Mがいますっ!って答えたんですね。」

「ほう、それで」

「ええ。私はまだFさん(女性店員)とかが残ってて声かけてきたんだと思って。で、食堂のブラインド が下の方半開きになってて、そこにですね・・・」

「え!?」

「恐いから直視しなかったんですけど、鼻から上の女の顔がのぞいてたんですよ!だって2階ですよ!あ りえないじゃないですか。で、私、慌てたら危ないと思って、気を落ち着かせながらタバコ1本吸い終 えて降りてきたんですよ」

「!!!!!」

「ホントです」

「ギョエーーーーーッ!早く帰ろう!!」

オイオイそんな話しは反則だろ!ただでさえ洗浄機室から女の笑い声が聞こえたり、事務所の外からいないはずの誰かが窓叩いたり、そんな話しが多いのに。それじゃさっき感じた寒気って・・・まさか本物?!

それ以来、夜になったらブラインド閉めろって口うるさく言うようになりました。

あるのよ。そんな話しが・・・