今でこそ小じんまりした湖になってしまいましたが、戦国~江戸期の頃はこの5倍位あったそうです。桜川、那珂川、千波湖に囲まれたこの街は水の都とされ、『水戸』と名づけられたのでしょう。
湖畔では只今、『キグレ大サーカス』が公演中です。実は今から30年程前に、これと同じ様に『キグレサーカス』が公演してました。そんな或る日、空中ブランコの演技を披露していたピエロが亡くなりました。事故で落ちてしまったのです。彼はピエロという職業に青春のすべてを賭け、子供たちに夢と楽しさを与えようと日々奮闘していたそうです。
「子供たちがピエロを待ってる・・・」というのが最後の言葉になりました。
そんな彼をモデルにして当時、或る映画が作られました。『飛べイカロスの翼』と言います。主演は若き日の さだまさしさんです。その後、TVドラマにもなりました。そっちは 西条秀樹さん主演。
話し変わって歴史をちょっと。かつて水戸藩第9代藩主徳川斉昭が偕楽園を創設。当時この辺一帯は『千波ヶ原』と呼ばれておりました。幕末の黒船来航の数年前、すでに国難を予見していた斉昭公はこの原っぱで『追鳥狩』という大規模な軍事演習を行なったりしたそうです。
長い年月、色んな出来事を見てきたこの湖。湖畔には黒鳥、白鳥がたわむれておりました。
画像は千波湖遠景、近景。青いテントはキグレ大サーカスです。
ここにアクセスすると千波湖のリアルタイム映像が → http://www.ntt-east.co.jp/ibaraki/kao/#