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Prayer

祈り

昨日、こう書いた。


その理由がもし、単に俺に連絡するのを忘れているなら、最悪。

その理由がもし、いちいちメールするの面倒になったんなら、最悪。

その理由がもし、あいつを好きだから言いたくないなら、最悪。


昨日、14:37に来たメールは、こうだった。

そういえば、昨日やっちゃった黄色い花

なんとなく、上の全部が該当しているみたい。

だって、昨日来たメールって、これだけだから。


ちょっと前に、
「あいつといる方が楽しくても、俺の方が大切。」
って書いたけど、これは間違い。
最悪の日、俺は君から大切に想われていた気持ちを失った。

俺の方が、「必要」。
でも、もう大切ではない。
残っているのは、悪く言えば損得。
気持ちじゃ、なかった。


どんどん、最悪になっていく、君と俺。

でも、それに耐えている、耐えられている俺。

何が正しいのかはわからない。

さすがに、もう嫌気も差している。
逃げ出したい、こんな地獄。
最近よく、離れてしまうことを考える。
君と離れてしまいたいと、本当に思うことが多い。


何が正しいのか。

ここまでして、君を想う意味はあるのか。

このまま、俺は君にとって、必要とさえされない人間になるんじゃないのか。

ただ、いた方が得なだけの人間に。


俺の限界が近づいている。

それは、苦しみからは来なかった。

むしろ、諦めや、絶望から来るものだった。

だって、前よりもずっと、俺は大丈夫なんだから。

昨日の残酷な結果に激しく傷ついても、前よりずっと平気。


でも、引き金をひく誘惑は、前よりもずっと強い。

俺は、どうすればいいんだろう。
昨日君は、15:53にあいつとご飯食べてくるねってメールくれた。


昼からホテルに行ってて、遅いランチなんだろうか。

それとも、夜食事に行くって話なんだろうか。

わからないまま、昨日が終わり、今朝もまだ連絡は無い。


どっちにしろ、必ず、昨日君はあいつとしたんだろう。


最悪の日、君は俺を大切に思う心を失った。

あいつとしちゃったことを、何の罪悪感も持たずに話せるようになった。

22日なんかは、むしろ自分から言いたい風だった。

そんな君が、メールをくれない。


何で連絡をくれないんだろう。

何で、教えてくれないんだろう。

何でなんだろう。



その理由がもし、単に俺に連絡するのを忘れているなら、最悪。

その理由がもし、いちいちメールするの面倒になったんなら、最悪。

その理由がもし、あいつを好きだから言いたくないなら、最悪。


でももし、君が俺に罪悪感を少しでも取り戻してくれたのなら。

それは、再び俺が君への疑いに苦しむ始まりかもしれない。

でも、君がもう一度、俺を大切に思う気持ちを持ってくれたってこと。

それは、すごく怖くて、でも、少しだけ嬉しいこと。


全ての選択肢には、俺にとって全部いいことは無い。

でもわからない、君が少しだけでも、俺を大切に思う気持ちを持ってくれたなら。

有り得ないような苦しみや屈辱感を、君のために耐えていると知ってくれたなら。

そして、君の心に、少しでも俺の存在が大きくなってくれるなら。


今日、未だに連絡をもらえない苦しみも、耐える価値がある。


22日、君の胸は、俺が初めて見る胸だった。

18日夜に、あいつに抱かれ、19日の午前中に、間違いなくあの人に抱かれ、
21日の夜に、再びあいつに抱かれ、そして22日の夕方、俺に抱かれた君。
君の胸は、前日あいつがしたことを、とてもわかりやすく表現していた。
過去俺がしたことでは、ああいう風になったことは一度もなかった。
君の胸は、前日、あいつにとてもたくさん、されたことを教えてくれていた。

俺は、そんな君の普段と全く違う胸を、いつくしむように愛した。
そして、前の夜にあいつ入ったばかりの場所に、
そしてあいつが自分の欲望を吐き出したばかりの場所に、入った。


君を抱くことで、いつも俺は屈辱に塗れる。

抱いていない時は、いつも激しく傷ついている。

ただただ、君が正直になってくれたこと、それだけを材料に、
俺はそんな地獄のような試練に、耐えている。
だって、今君は、過去のせいで良心を完全に失っているんだから。

いつか、君の心が本当に健康になったなら、こんなこと、
できる君じゃないんだから。


どうか、知ってほしい、感じて欲しい、
俺が、どれだけ君を愛し、君の心を治すために、
どれだけの苦しみを乗り越えてきたか。
君と一緒にいるために、どれだけの苦しみに耐えているか。

もちろん、自分が君と一緒にいたいから、
君の心を健康にしてあげたいから、そうしている。
誰のためでもない、一番は自分のため。
でもそれは、結果的に、世界で俺にしか出来ない、
君が一番必要なものを、君に与えることになる。

それを、どうかわかって欲しい。

そして、俺と生涯ともに、生きて欲しい。
そうしてくれるなら、生涯俺は、君のために生きる。

とっくに、決めたんだ。
俺にとって、君以外に大切なものなど、なにひとつないって。
君を幸せにすることだけが、俺の生きる意味なんだって。
最悪だった日、なぜか君のファンデの鏡が粉々になっていた。
何も心当たりは無いそうで、本当に不思議だった。
まるで、見えない力がぶち壊したかのよう。
まるで、あの日何かに導かれて、君の中の俺を大切に思う気持ちを、
木っ端微塵に壊されてしまった具象のような話。


ちょうど2週間の今日、君は俺が買うって言ってたのを、
今朝メールで実現させてくれた。

今日から、君が使うファンデは、俺が買ったもの。
いつも君と一緒にいる、大切な化粧道具。
わずか5千5百円の、プレゼント。

君は最初、ありがとうも言ってくれなかったね。

今日、買う前に車の中でした会話。

「悩みとか無いよね」
「うん」
「そりゃそうだよね、大丈夫だと思ってるし、
 もう面倒くさいし」

もう、グダグダ。


君の中に、大切な人としての俺がいなくなっている。

どうすればいいいの?



新しいファンデーションとともに始まる、
大事じゃなくなった俺と、君との関係。

肌が白く美しい君は、ファンデーションをほとんど使わない。
俺が買ったファンデーションが少しだけその美しい顔を飾る分、
それは、そのまま俺の想いなんだって、感じて欲しい。
少しずつファンデーションが使われる分だけ、
少しずつでいいから、俺のことを大切だと再び感じてほしい。


いつか今日買った奴がなくなって、
新しいファンデーションを買ってあげられる日が来たら、
そんな日にはきっと君と俺は、
お互いを必要としあい、お互いを愛しあい、
お互いがいることで幸せを感じられる関係になってるよね。

そう信じて、今は、我慢の時。
会えた時に、楽しく過ごしてくれるよう、頑張ろうね、俺。