夜9時国際バス(CIVA)に乗り込んだ。


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4時間くらい走った夜1時頃、エクアドル側の国境に到着。
暇そうな係員にいろんな国のスタンプを舐め回すように眺められ、若干どきどきしながらも問題なく出国。



そして、そこから10分くらい走ってペルー側国境へ。



このフアキージャス国境は最近強盗が多発しているらしく、

自力で昼間とかに通ると旅慣れた人でも被害に遭うことが多いらしい。

夜国際バスで通った印象としては、人気がなさすぎて何も感じなかった。


ペルー側の入国スタンプを待ってる間、声をかけてくる両替商の人たち。

大人しい顔つきした普通のおっさん達だけども、ここは偽札のメッカらしい。
エクアドルでペルーのソルを両替できるところがほとんどない為、
普通誰かかれかが国境で両替している姿を目にするけど、今回に限っては誰一人として両替せず。


ってか隣の国なのにエクアドルでペルーの通貨が両替できないってどういうことだ?


単に国に外貨が足りてないか、それともペルーの偽札多すぎて信用してないか…。


どっちにしろいい傾向じゃないね。



スタンプ待ってる間、バスの係員が「両替しないのか?」とお客さんに促してる様子を見ると、

このバス会社も紙一重だなと思った。

実際ペルーではバス会社を間違えると、

会社と強盗がグルになってバスジャックにあってしまうことが度々あるらしい。

こんな情報ばっかりだな、なんか。


そして、問題なくペルー入国スタンプGETして、再びバスに乗り込み熟睡。


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寝て起きると、朝の8時頃。かれこれ11時間の長旅を経て、ペルー北部中継の町ピウラに到着。



ここのピウラの町の雰囲気はモロッコを思い出させるような砂色の町並み。

突然砂漠の町の雰囲気が広がった。



日中は適当に時間を潰して、
そんで間髪入れず、その日の夕方4時発リマ行きのデラックスバス34$チケット購入。


ペルー…噂通りバスのクオリティーは高そう。

待合室も凝ってるし、荷物の受け渡しが徹底されている。


そっから3発目の夜行で一気にリマへ。


夕日が落ちるまで、ウトウトしながらも外の景色を見ると乾いた砂漠地帯。


たまに見える民家の生活レベルが明らかに都会の生活とかけ離れているのがわかるほどで、

これでラクダでも歩いていれば、中東や北アフリカと見間違えるほどの雰囲気を持っていた。



そろそろケツニキビができてしまうんじゃないかと心配していた頃、
バスはノンストップで16時間30分を駆け抜けて翌朝8時30分リマに到着した。



リマ。 暑い!




夜8時、キトの宿SUCREを出発。



暗くなると恐ろしく人気がまばらになる通りを、

宿で知り合った人に見送ってもらい歩いて10分以内のバス乗り場へ。



バスに乗り込むと、鬼込み。


キトのように首都であって電車や地下鉄がない街のバスでは、

東京の朝の電車といい勝負できるくらいの混み方してる。



途中混みすぎて荷物の制御もできなくなってきたが、

近くのおばちゃんがスペースを空けて助けてくれたりもしてなんとか汗だくの乗車40分を過ごした。




9時前にバスターミナル到着。


10時40分発のバスチケットをGET。


ウトウト時間を潰し、20分遅れの11時に夜行バスがグアヤキルに向けて出発。


約8時間、朝の7時頃にグアヤキルに到着。



グアヤキルはエクアドル南部に位置し、人口だけ見ると首都のキトより多い商業都市。

海に面した都市ということもあり、標高の高いキトよりも蒸し暑く、こっちのほうが赤道直下を感じてしまうくらい。


到着と同時にタクシーに乗り込み宿にチェックインしたはいいけど、後々バスターミナルで国境を越えるバスを調

べると、同日の夜9時に出ちゃうことになり、ただシャワー浴びるためだけの宿になってしもた。





夜の出発まで時間があるから、とりあえずグアヤキル名物?のイグアナが放し飼いの公園へ。




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                                 <イグアナわんさか>





都会のど真ん中にある公園の敷地に入るといるわいるわ、イグアナ祭り。


意外にウケた。



今回ガラパゴスに行ってないから、これが僕にとってのガラバゴスになりました。


それにしても、ただの公園にイグアナいすぎ。




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                                 <ハトも共存>




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                        これで普通の公園。居すぎでしょ!?



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                          恐竜の生まれ変わり!?





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                              ハトも共存



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                                リスも




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                                  慣れすぎ~



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                           仲良くやってるわ~






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尻尾掴んで遊ぶ子供から、
イグアナがベンチに登ってきてるのを無視して濃厚なキスをし続ける年配カップル。



ちょっと気に入りすぎて、長居してしまったイグアナ満載の公園でした。




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                             <ようこそ、そしてさよなら>





あとグアヤキル名物はマングローブカニ。


いろんな人にどこで食べれるか聞いたけど、たらい回しされすぎて疲れてしまったので、
そのまますぐ宿に戻ってシャワー浴びて、急いでバスターミナルへ。



最後に乗ったタクシーの運転手に、ペルーとエクアドルの関係はどうか聞いてみると、


「ペルーは大きくてエクアドルは小さいだろ? あれは両国が喧嘩してた時にエクアドルがペルーに土地をプレゼントしてやったんだよ!」



とか言って大笑いしてた。




おっちゃん曰く、キューバ・ベネズエラ・エクアドルはいい関係みたい。



ちなみに今回滞在したグアヤキルは最近治安悪化が著しいらしく、

旅行者が何人も首絞め強盗にあってるみたい。



実際、コロンビアで会った人の情報だと、
グアヤキルに行った旅行者のうち3人中2が首絞め強盗にあって荷物とお金持ってかれたって話を聞いた人もいるよう。首都のキトも暗くなると人通りが異常になくなる様子をみると注意は必要だけど、
個人的にはキトもグアヤキルも極悪な雰囲気は何一つなく、ごく普通の都会かなっていう印象だった。

もちろん最低限の注意はしていたけども。




まあ、そんなこんなで、夜9時国際バス(CIVA)に乗り込んだ。










1週間足らずのエクアドルだけど、感じれることがあったな~。





2年前エジプトで会って、キューバで再会したタケちゃんと南米の話をしていたとき、

「エクアドル行ったら絶対グアヤサミンの絵見に行ってください」と、言ってくれた。


初めて聞いた『グアヤサミン』という名前。



『Oswaldo Guayasamín』 1919年~1999年


エクアドル出身の画家であり彫刻家で貧しい家に育ったGUAYASAMIN。

カストロや毛沢東とも親交があり、社会的な影響力をもった芸術家。


彼なりの表現で人種差別や社会的な生々しい側面を描いているが、

とても文章で説明できるような作品達じゃない。


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                             <殺風景な美術館の入り口>



『GUAYASAMIN』という名前は、個人的には聞いたことはなかったけど、中年米では超有名な芸術家。


カフェや雑貨屋などの壁に彼の作品が飾られていることも珍しくないほど。



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            館内に入ると人はまばらだが、その作品の生々しさと独特のタッチに圧倒される。


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                            先入観なし、事前知識なし。


                  案外そのおかげで、純粋なショックを受けさせてもたった。


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                        すべての作品はとにかくでかい。


                    自分の背丈を大きく上回る作品だったりする。



                  ごく稀に文章で表現するよりも感情が伝わる絵に出合う。


                         彼の作品はその類だった。


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                               この表情とか……



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                   自分の背丈を大きく上回るこの大きな絵になぜか惹かれた。



                               ずっと見てしまった。



                      何を意味してるのか?  どういう場面なのか?


                      考えこんでしまうけど、自分なりの解釈に四苦八苦。



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                              <グアヤサミン本人の自画像>



                               彼の美術館は2つある。


         もう一つのほうは閉まっていたけど、予定を変更して別の日に再トライして見に行った。


                               それだけの価値はある。



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                              奴隷をテーマにした作品。


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                                 なんとまあ…




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                               もう言葉で表現無理。



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                                  征服者たち



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                                立ち止まる



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               絵の表現力というより、写真にキャプションをつけたストレートさ。


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                           とにかく生々しいグアヤサミンの作品。


                              強烈過ぎて泣けてくるわ。




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              そして、キトを見下ろす丘の上にグアヤサミンは眠っている。


               一芸術家の枠を超えた影響力は今だに健在のよう。




                 今後エクアドルを語る上でGUAYASAMINは外せない。