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あだ吉のきものがたり

大井海岸芸者 あだ吉の着物まわりと日常のあれこれ

仕立て直しに出そうと思っていた帯をせっせとまとめています。
古くて傷んだ帯という訳でもないのに、仕立て直したい帯が結構有るのです。
理由としては…。
うっかり西の方の仕立て屋さんに特別に指示をせずにお仕立てをお願いしてしまった帯。関西仕立てですと界切り線(※お仕立てする前に見えている織だし部分の。)を出して見えるように、仕立てますが、関東仕立てですとこれが見えないように、仕立てます。普通にお太鼓に締めている分にはどちらでも問題は無いのですが、変わり結びをしたくなったり、お座敷用にお太鼓を大きめに結ぼうと思うと界切り線が出てしまったりと不都合が出てきて、やはり関東仕立てに直さなくてはという場合。
また、帯芯が柔らかすぎたり硬すぎたりして、締めにくい場合。これこれも始末に負えず、締めにくいと箪笥の肥やしになってしまう。
もちろん気に入ってよく締めた帯も必要であれば帯芯を入れ替えて、少しでも長く締めたいと思う。
帯の締め捨てと言いますが、帯は着物のように染め変えや洗い張りが出来ないから大切に締めなさいという事。洗いに出しても着物程にはすっきりしないこともあって、シワ伸ばしをかねて、汗を飛ばすようにアイロンをかける程度で、お手入れを怠りがちですが、時々は職人さんにお手入れをお願いしてすっきりさせたいものです。




九月も終わりに近づき、また、衣替え。十月から袷になります。
今年は暑かったので、九月の単衣、座敷着の他には普段に着るのに融通のきく江戸小紋一枚だけを出して、お稽古などは夏衣のまま過ごしてしまいました。
もう袷を出す時期になり、肌着も冬用の紅い衿のものに入れ替えたいのですが、週間天気予報を見ると、来週の水曜の最高気温は28℃。木曜は27℃。とても袷をきるような気温ではありません。
普段やお稽古には単衣を着ようと思ったら、夏用の白い衿の肌着を仕舞ってしまう訳にはいきません。
おかげですっきりと衣替え完了とならず…。



処暑を過ぎて秋らしい装いにと思い、今日は秋草を織り出したすくい織りの帯に鳥獣戯画の帯留を合わせてみました。

あだ吉のきものがたり-鳥獣戯画帯留

帯留を通す向きによって兎が投げ飛ばされたようにも見え

あだ吉のきものがたり-鳥獣戯画帯留

蛙がひっくり返ったようにも見えます。

上下をひっくり返すとデザインのバランスが悪くなったりするものですが、これはよく考えられていますね。