小学校
小学校に着いて私と先生は車内で話をしました。『12時までな』その時の時間は11時45分。…たったの15分しかありませんでした。内容はまた週末に学校で喋ったような事でした。中でもあるアーティストの話でとても盛り上がりました。でも時間はいつまでもあるものではありません。『そろそろ帰らな…』先生は言いました。でも私は何とかして先生が帰るのを阻止しようとしました。でも先生は親に内緒で来たらしく、早く帰らなければバレると言って困っているようでした。私は最後のお願いとして、『〇〇まで送って』と、指定した場所に送ってもらう事にしてもらいました。移動中の車の中で私は自分の想いをどう伝えようか、また(無理って分かってるんだけど)先生を帰らせないようにするにはどうすればいいか、先生と車内で話をしながら頭の中はそれらのことでいっぱいでした。-どうしよう……先生帰っちゃうよ…どうしよう……-
目的地まで近づくにつれて、先生も私も段々口数が
少なくなっていきました。-嫌…帰りたくない…先生、そこに私を連れて行かないで…-自然に涙が出てきました。私は先生にバレないように帽子を深く被り、隠しました。でも、先生は信号待ちをしている時に気付いたらしく、私の方を見ました。『泣いてるの?』先生の問いに首を振りながら『泣いてないもん』と答えました。先生は『〇〇さん(私の名字)が泣くと先生も悲しくなるやろ(´・ω・`)』と私の頭を撫でながら言いました。車は少しずつ、しかし確実に目的地に向かっていきました。