お盆ですから、ふさわしいお話をひとつ。
父が亡くなってもうすぐ1年。
早いもので、来月はもう一周忌法要です。
まったく、末っ子の私が全部手配して、
長男は来ない(遠いせいもあるけれど)と言う、
どうなのよそれって、な法要になりますが。
まあ、私もモタモタしていたせいで
親戚たちに日時の報告をするのが遅れ、
正式ならば往復ハガキで出欠席を伺うところが
あたふた電話やメールで済ませちゃったわけ
なんですけれども。
おかげで、一番近い親戚である叔母は都合がつかず、
「もっと早く知らせてくれればいいのに…」
と、チクリと言われてしまったのですけれどね。
ま、これは私のモタモタのせいですから、
お叱り(と言うほどではないけれど)は甘んじて受けませう。
で、まあ話は変わりまして。
数日前、母の夢に父が出て来たそうなんです。
いつもは黙っているのに、その時ばかりは父は
「油揚げの焼いたのが食べたい」
と。
母は起き出して台所に行き、油揚げを焼いてお皿に乗せ、
寝室に戻りました。
そうしたら、そこにいたのは知らない人。
父の姿はありませんでした。
「お父さんは?」
と聞くと、その人は
「知らない」
とだけ。
母は夢だからまあいいや、と油揚げの乗ったお皿を
父がいつも見ていたテレビの前に置いて、
自分もベッドに戻って寝てしまったそうです。
翌朝起きると、
テレビの前にお皿が。
乗っていたのは、焼いた油揚げでした。
母は全部夢の中でやった事だと思っていたのですが、
本当に夜中に起き出して
油揚げを焼いたんだ、と不思議に思ったそうです。
「寝ぼけちゃったんだねえ」
と、母は笑っていましたが、
私は父が本当に油揚げを食べたくて出て来たのではないか、
そして食べたいものを食べて満足して帰ったのではないか。
そう思いました。
寝ぼけてやったんだとしたら、
ガスを使うなんて怖過ぎるだろ!!
亡くなった人は、「会いたい」と思っている人の夢に
出て来ると聞きました。
ちなみに、私の夢には出て来てくれません。
と言う事は…
父よ、親不孝な娘ですまん。
まあ、幸いウチは火事にならずに済んだわけですが、
「知らない」と答えた「知らない人」はいったい
誰だったのでしょう…