LFバレンタインディナーライブ・その3 | それはとりあえずおいといて。

それはとりあえずおいといて。

こんにちは、Lunaです。広範性発達障害を持つ昭和人です。「ポジティブカレンダー」よりも、ヒロシの「ネガティブカレンダー」を手に取ってしまいますが「元気があれば何でも出来る」はずなので、その「元気」を探す旅に出ています。

「For Kids’」の演奏が終わると、
守也さんはもう汗ダクダクです。
「フォー・キッズをお送りしました」
サラッと言いたかったのでしょうけれど、ゼエゼエしていて



「ふ、ふぉーきっず・・・ふぉー・・・きっず・・・・・・・(汗)

ち、ちょっとすいません・・・・」



と言いながら、ヨロヨロと(?)ピアノの脇にお水を飲みに行きました。


圭土くんは相変わらずケロッとした様子で
(本当は息が上がっているかもしれないんですが、そう見えないのです)、
「大丈夫ですか?」と笑っています。
それでも、時々は守也さんに「すいません、お願いします」
MCをバトンタッチして、
やっぱりお水を飲みに行くんですけれどね。



守也「ブギーと言うのは、左手で一定のリズムを
    ループさせるのが大事なんです。
    (ここで圭土くんがブギーの左手を弾いて見せる。会場拍手!)
    同じリズムを1曲分取り続けるのって、すごく難しいんですよ」


圭土「手に均等に筋肉、筋力がついていないといけないですし、
    力もいるんですよね」


守也「僕なんかは、練習しているだけで左手がつっちゃう(笑)
    ですから、ブギーをきちんと弾ける人は世界でも
    200人くらいしかいないんです。
    圭土は、その200人のうちのひとり、ってわけですね

    (会場拍手)



お話を聞く度に思うんですが、お兄ちゃんの守也さんは
本当に弟の圭土くんの才能を心から認めていて、
いつも絶賛しているんです。
「スゴイヤツ」って、ヤッカミ抜きに思っているのが、
見ていてもわかるんですよね。



圭土「いやでも、そんなにスゴくはないですよ」


守也「だって、すごい速く弾けるじゃん」


圭土「じゃん・・・・って・・・なんで急に家での会話みたいに
   なるんですか(笑)」



じゃあ、守也さんより圭土くんの方がピアニストとしては上なの?と
思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、
もちろん決してそんな事はありません。


守也さんはもともとクラシックをみっちりやった方で、
ルクセンブルグの学校を卒業した後は、
さらなるクラシックの勉強のために
他の国への再留学も勧められたそうなんですが、
守也さんは



「ごめんなさい。
僕はやっぱり、クラシック以外のものもやりたいんです」



と、日本へ帰って来たのです。
圭土くんは、ピアノを始めたのは早かったものの、
ブギーに目覚めたのは留学直前。
守也さんが留学先から送ってくれた
カセットテープを聞いて、
「これだ!」と思ったそうなんです。
圭土くんは最初から
「絶対ブギーを勉強する!」と留学したのですから、
そのあたりの違いもあるのかもしれません。


もちろん、どっちが良い悪い、とは私は思えません。


もともとプレイスタイルの違う2人。
バラードを得意とする守也さん

ブギーの神がついている圭土くん
その2人が「一緒にやろう」となり、

ジャンルはどうしよう?となった時に、
「2人のやりたいスタイルが一番近かったのが、ブギーだった」
という事だったそうなのです。



圭土「小さい頃は、バイエルとかやらされましたね。
   イヤだったですね~(笑)」


守也「勝手にアレンジして弾いたりしていましたね」


圭土「先生の言う事、聞かザル・・・



守也「楽譜、見ザル・・・



これは、栃木は日光東照宮の「見ざる、言わざる、聞かざる」の
ご当地ギャグですね(笑)
打ち合わせしてたんでしょうか・・・(´∀`)
   
そして、地方へライブに行くと必ず演奏するのが「ご当地ブギ」
2月始めの盛岡ミニライブでは「盛岡冷麺ブギ」だったそうですが、
宇都宮ですからもちろん、



「餃子ブギ」。



即興で、2人が入れ替わり立ち替わり、時にはソロで
激しいブギーを聴かせてくれます。


ソロでは、
圭土くんはやっぱりサラーッとした顔で(そう見える)
神がかり的な早弾きをし、
続いて守也さんも早弾きをするのですが、時間が経って来ると
笑いながらも表情が苦しくなって来ます。
後ろで立って手拍子をしている圭土くんに助けを求めるかのように、
守也さんがチラッと後ろを振り返ると、
圭土くんが駆け寄って演奏を代わります。


守也さんが弾いている後ろから、
圭土くんが背中越しにかぶさって弾く演奏も、よく見られます。
(反対バージョンもあり。守也さんが後ろの時は、
二人羽織のように上から覆いかぶさるような格好になります)


その時の圭土くんは、守也さんの背中にピターッと顔をくっつけて、
時にはニコーーッと笑顔になったり、
時にはウットリと目を閉じて、

まるで「お兄ちゃんダイスキ~」
言っているかのような表情になるのです。
背中越しの上に、顔をくっつけて目をつぶっているのですから、
鍵盤は見えていないはず・・・・なのに
それでも演奏はしているのですから、スゴイですよね。


私の文章だけでは「大人の男同士でキモイ」と
感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際に見ていると、涙が出て来るほどいい絵なんですよ。
もう、この時の2人の表情は、仕事を超えた
「仲良し兄弟」そのもので、こちらまで笑顔になってしまうんです。



あああもう本当にどうしてどうして
写真を撮っちゃいけないんだああ!!!

てか、わしの腕じゃ撮れないね!!
(当たり前だ(・ε・))



(その4へ続く・・・・)



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↓ホテルから事前に送られて来ていたチケットとリーフレット&
当日席に置いてあったディナーのメニュー(赤いバラの写真)。
チケットの半券がピアノの鍵盤の写真で、
1枚になっているとすごくきれい(紙も上等!)だったので、
半券も持って帰りたかったなあ・・・・


↓これも席にそれぞれ置いてあった
ベーゼンドルファー社のリーフレット(上)と、
メニューを開いたもの(下)