続きです。
プジョーエンジンの時は、もうとにかくリタイヤが多くて、
毎回
たのむから完走してくれ!
表彰台なんかどうでもいいから!
いやどうでもよくはないけど。
まあそんな感じで、祈りながら見ていたものでしたよ。
しかしその祈りもむなしく、
リタイヤ後、表面的にはキレるでもなく
マシンに当たるでもなく、静かに去っていくハッキネンの後姿に、
哀愁を感じるファンは少なくなかったのでは・・・・。
でもね、ハッキネンはすごいんです。
前向きなんです。
私が買っていた雑誌のコラムでは、いつも
「またリタイヤしちゃったよ。でも次は見ててよ!
ぼくはいつも前向きに頑張ってるよ!」って
私が書くとバカみたいですが、
そういう姿勢が毎回伺えるわけですよ。
ああ私がハッキネンを好きなのは、
この前向きなところが気持ちいいからなんだなあ、
いつも見ていたい、と思わせてくれるからなんだなあ、と
つくづく感じました。
私だったら(ありえないけど)
「だってエンジンが悪いんだもん、オレのせいじゃないもん」とか
書くね。いや絶対書くね。編集に直されちゃってもね。
オトナじゃないからね。
で、95年、マクラーレンはエンジンを
プジョーからメルセデスに変えるわけですが。
同時に紅白のマシンや、真っ赤なレーシングスーツともさよなら。
なんだか白黒ダークグレー、でくらーい感じになってしまいました。
そして・・・・
その年、ハッキネンは大事故を起こしました。