昨日は表千家茶道教室でした。

掛軸は無事是吉祥(ぶじこれきっしょう)。
無事には、この一年の無事に感謝する思いもあり、12月によく掛けますが、茶道で使う掛軸には必ず禅語から来る教えがあり、本来無事とは、事をなさないこと、わざとらしく飾らずありのままであることが尊いという意味。
茶道の極意でもあります。
書いたのは前大徳寺の矢野一甫和尚。

花は白侘助とハナミズキの照葉。
気候不順で椿も照葉も全然無いので困りました。

菓子は王禅寺いずみでクリスマス仕立ての鹿の子。
とらやを退職してお店を出したご店主の、この鹿の子はとても美味しくてご自慢なんです。

広間の軸は関、南北東西活路通ず(かん、なんぼくとうざいかつろつうず)。
関とは関所のことで、難関、当座の乗り越えるべき困難を表し、そこさえ乗りきれば360度自在に道が開けるという教えです。
こちらもたまたま書いたのは矢野和尚。

道具。
クリスマスの棗(なつめ)と、ウクライナ支援の茶碗。
歳末なので末→松の茶杓。

前回欠席のかたや、もう一度お稽古したいという方からリクエストがあったので今月も中置きで細水差しを使いました。
萩焼で柴垣。
蓋置きは見ざる聞かざる言わざるの三猿。
今年が去る→猿。
駄洒落みたいですが少ないお道具で工夫するとなるとこうなります。

稽古風景。
皆さん素敵。

クリスマスの帯。

はちかりさんは頂いた大島を仕立て直しました。

帯は知念さんの本紅型。

私は江戸小紋に銀杏の帯。
襦袢はお気に入りの手描きのキャンディストライプ?風。


この後柿生のまつやさんへ。
イルミネーションきれい。

放心のはちかりさん。
連日の強行軍で疲れたのね。

かた焼きそばもお迎えしました。
お肉はお猫様にお持ち帰りしました。
唐突にていにゃー口調で言ってみる。
疾風のように作業連休も終わりました!
仕事も少し捗りました。
茶道教室の皆さんお疲れ様でした。