失くしたくないと思えば思うほど


それは 音をたてて崩れ


この手から零れ落ちていく





フワリと あったかい 時間も空間も


このまま ずっと ここにあればと 望んだ瞬間から



失うまでのカウントダウンが始まる


失うことの恐れと戦う日々が始まる 





失くしても また 元の世界に戻るだけ


そう なにも失ってなんかいない





満たされていた時間が 今を 寂しく虚しくさせる





もう なにも いらない


いつか無くなってしまうのなら


なにも持たない方がいい






ここにいれば ここから出なければ


もう 何も失くさない