(2024年01月20日記録)

親愛なる皆様、こんばんは。
シルバーバーチ霊団代表、John Brooks です。

この会話の記録を書き手にしてもらった後、前回のシルバーバーチ・アゲイン(52)のタイトルに(1)というのを末尾に付け加えてもらおうと思っています。そのほうが、みなさんが読みやすいと思うからです。

2019年の5月3日から始まったこのブログですが、めでたく今年で6年目を迎えることができました。その節目として、「自分の力で光輝くためには」というテーマを選ばせていただきました。



こちらの実践的な訓練方法に入る前に、いくつか注意事項があります。人は、確かに前回述べた4つの感覚(クレアオーディエンス、クレアセンシェンス、クレアコグニザンス、クレアボヤンス)をすべて持っています。ただし、どれが得意な感覚器官なのかは、その人次第と前回申し上げましたが、ある意味、その人の個性です。これには、良いも悪いもありませんので、自分が憧れている能力と自分が持っている能力が一致しなかったからといっても、どうかがっかりしないでください。(注記:このブログでは「クレアボヤンス」と書いています。但し「クレアボイヤンス」(透視力)と読む場合もあります。)

苦手な感覚器官で受け取るより、あなたの得意な感覚器官で神聖なる声を聞くほうが、遙かに楽だからです。つまり、簡単に分かるようになるということです。また、これは、わたしの個人的な意見なのですが、日本の方は、クレアセンシェンスが得意な方が多いように思います。それは、おそらく日本文化と大きな結びつきがあり、日本人の個性に大きく結びついているからだとわたしは思います。



四季がある国、春には様々な花が咲き、桜がとても美しく、夏は暑く、山や海が楽しくて、秋は見事な紅葉があり、お米が美味しくて、冬は寒く、夜空がとても美しい。こういったところで育つと、四季に対する感覚がとても敏感になります。この感覚こそが、クレアセンシェンスなのです。

また、日本文化では、相手の思いを「察する」ということが、非常に大事です。これが良いか悪いかはともかく、国語の辞書を引けば、「察する」と同じような意味の言葉がたくさん並んでいるでしょう。日本語にも、一応、類義語辞典(シソーラス)というものがあるのですが、これは英語などを初めとする西洋の辞書から比べると、まだまだ発展途上の部分が多いです。おそらく、作家の方々は持っていらっしゃるでしょうけれども、翻訳者が持って参考になるかどうかは、まだ分からないところです。それでも、日本人同士なら、会話は通じてしまいます。「行間を読ん」だり、「察する」ことによって分かる、これこそが日本人の強みであり、クレアセンシェンスに繋がっていると思います。

考察はここまでにして、ひとつひとつの解説に入っていこうと思います。

まず、最初に、クレアオーディエンスについてお話しましょう。




わたしは、これを「明確な聴力」(透聴力)と考えていますが、西洋では「静かで小さな内なる声」と言い、出典は聖書ですが、彼ら一神教の神の声を完璧に表しています。まさに、その通りなのです。そして、肉声ではないのです。いかなる時でも、肉声として聞こえることはありません。聞こえてきたとしたら、それは神聖なる存在ではありません。

自分自身が落ち着いているときに、「静かで小さな内なる声」が聞こえてくるようになる、これは透聴力とも言いますが、これが西洋的な聖なる声です。そうした聖なる声の対極にあるのが、低次の自己(ハイヤーセルフの反対で、ローアーセフルと言います)、あるいは、ネガティブな存在や、ネガティブな存在が発する聖書的に言えばあなたを堕落させる声、つまり、あなたの霊的な進歩を妨げる声です。ありとあらゆる方法で、邪魔をしてきます。このことは、他の3つの能力の訓練時にも言えるので、常に自己との闘いであることを忘れないでください。

幸いこの国は、一神教の国ではないので、神を恐れる人はあまりいないでしょう。むしろ、主神である天照大御神をはじめとする八百万の神々を信じ、「楽しい」「有り難い」「嬉しい」、そういう感情を抱く人が多いでしょう。

また、仏教徒の方でも、多神教のひとつと言えるので、同じことが言えます。

日本は不思議な国なので、神と仏が一緒に仲良くし、その上で一神教の神の行事も取り入れられているところがあります。そこが非常にユニークで、わたしたちシルバーバーチの霊団が、次にメッセージを発するならば、この国にしようと思った理由のひとつになっています。

「日出ずる処の国」というのは、とても実は深い意味があるのです。単に太陽が出るのが中国より早いからではありません。スピリチュアル的に大きな意味がありますが、今はまだそれを語る時期ではありません。ですので、お話できないことをお詫びいたします。

さて、透聴力(クレアオーディエンス)の本質に入っていきますが、これは、耳のチャクラ(耳のサブチャクラ)と深く関わっている感覚です。もし、これを読んでいるあなたが、補聴器などを使っている方であっても、クレアオーディエンスの持ち主であれば、何らかの形でメッセージが届いています。例えば、心の中に話しかけられたときと同じような感覚で答えが浮かんだとか、切羽詰まった誰かが「助けて」と叫んだときに聞こえてきたメッセージ、あるいは聞こえてきた人々のおしゃべりの声の中に重要な言葉が含まれていることがあります。



歌が好きな人は、歌にメッセージが込められていることに気づく人もあるでしょう。もちろん、この感覚の受信の仕方は、人によって様々で、霊媒のように、自分の望んだ相手とハイヤーセルフ越しにしっかり繋がり、会話を繰り広げるといったタイプもあります。これは、逆に言うと、彼が、歌や人々の会話からメッセージを拾えないということを示してもいます。その代わり、彼は、心の中は非常におしゃべりです。何かスピリチュアルな疑問点があれば、すぐにふさわしい高次元の光のスピリットに尋ねています。もう長年そうしてきたので、これは変えることのできない彼の習慣なのです。

なんとなくこれで、お分かりいただけたでしょうか? 

さて、クレアオーディエンスの持ち主は、ある意味、最も厳しい自己との闘いを強いられることになります。賢明な方であれば予想がつくと思いますが、「いま聞こえたこの声は、聖なるスピリットのものからなのか、そうではないのか」をまず判断しなければなりません。それも、ほんの一瞬の内に、彼は判断します。

クレアオーディエンスの能力の持ち主であれば、聞いた途端に分かる、という方が多いでしょう。そして、聖なる存在であっても、必ず、霊媒は「3回認証」と呼んでいますが、まず、「光の存在であるかどうか」「自分たち(自分とクライアントなど)にとってポジティブな存在なのか?」そして、名乗ってきた場合には、名乗ってきた名前で合っているのか、名乗らなかった場合、この存在だなと感じる存在の名前を使って、「あなたは、○○さんですか?」といった自分が感じた名前を言う。ざっくり言えば、こんな感じです。

ここから先は、彼の企業秘密なので申し上げられませんが、判断方法は、他にもいくつかるということは述べておきます。たとえば、声の調子であったり、言葉の選び方、そして、肉声であるかどうか、これらも大きなポイントとなります。



神聖なる光のスピリットたちは、いかなるときでも、人間が聞いて恐怖を抱くようなメッセージは送りません。どんなに悲しい内容であったとしても、クレアオーディエンスの持ち主は、それを落ち着いて聞くことができるようにさせることでしょう。

ここまでがだいたいの初歩だと思ってください。これらをきちんと行えないうちは、まだまだ初心者の域を脱していないということです。いえ、初心者ですらない、と言えるかもしれません。

チャネリングをする前提条件として、グラウンディングと安全な空間の構築があります。これは、常に、朝起きたときと、何か異変を感じたときと、寝る前に行うべきことです。これらをきちんと出来るようになってから、やっとクレアオーディエンスへの道の探求者となることができるのです。

ですから、何となく聞こえている、という存在を信じないでください。場合によっては、危険な存在と繋がっている可能性があります。この場合の危険というのは、人によっては闇の存在とも言うでしょうし、ネガティブな存在という表現をすることもあります。あなたにとって、ネガティブな存在であるということは、あなたが発するメッセージもネガティブなものになるということにご注意ください。

過去に、霊媒に助けを求めてきた人がいましたが、「何となく天使の声が聞こえてきて、ずっとチャネリングをしていました。いつも明るくて、ポジティブで、やさしいメッセージだったんです。それが、ある日突然、冷たい、怖いメッセージに変わりました。自分の言うことを聞かなければ、お前は破滅すると言ってきたのです。他にも、たくさん嫌なことを言われました。でも、いろいろなブログを見ても、たくさんの人は、声を聞いて書いているのに、なぜ自分だけがそういった目に合うのかが分かりません。」といったご相談内容でした。(相談者当人の許可を得て、書いています。)

わたしは、シルバーバーチ霊団の代表としては、言い方は厳しくなりますが、こういう方々は、きらきら・ふわふわとした、実力のないチャネラーと見なしています。本来、きちんとした訓練を積まなければならないのに、未熟さゆえに相手を盲信し、相手が聖か邪かも確かめずに、ネガティブな相手に取り憑かれた例です。

相談された霊媒は、もちろん対応しましたが、霊媒が相談者に教えたのは簡単なことでした。たとえば、ミステリースクールに通っているような人であれば、初期に習うようなことだと言っておきましょう。グラウンディングも知らなければ、安全な空間の作り方も分からない、これでは、ネガティブな存在にすぐ餌食にされます。

こういう時は、相手の声を一切無視するのが一番いいです。もちろん、強い意志が必要です。どんなに甘いことを言われても、頷いたり、承諾したり、Yes と言ったりしないことです。あるいは、「話しかけないでくれ!」とはっきり言うとか、方法がしっかり分かっているのであれば、3回認証を行ってみましょう。



この相手は、3回認証の初回の1回で消えましたので、たいした相手ではありませんでした。しぶとい存在になればなるほど、3回認証の最後のほうまで、食いついてきます。ですが、「宇宙の法則により、3回目の答えで、質問の意図から No だった場合、その者はその場から立ち去らなければならない」というルールがあります。これは、善なる者から悪なる者まですべて共通ですから、覚えておいてください。

非常に厳しいことを申し上げていますが、何となく神様の声が聞こえてきたとか、何となくあなたの好きな聖なる存在、あるいは、あなたの知っている聖なる存在の声が聞こえてきた、というときは、警戒してしかるべきです。善なるスピリットであれば、あなたを怖がらせたりはしません。

また、名前で呼ぶか、あなたと呼ぶか、それはスピリットにより違いますが、呼び方はポジティブで愛に溢れたものです。話しているときに、「お前」とか、下品な言葉を使ってくるのは、聖なる存在ではありません。

また、先程述べたローアーセルフの場合は、「そんなに上手く行くはずがない」や「スピリチュアルなコミュニケーションなんて、出来るはずがない」、そう主張して、高次元の光のスピリットからのメッセージを聞き、その正しいメッセージに従うことを止めさせようとします。ローアーセルフは、すべてに対して恐れているからです。

まずは、このローアーセルフの干渉や、ネガティブな存在からの干渉、これらから自分の身を守るために、しっかりとしたグラウンディングと、スピリチュアル的に安全な空間が必要なのです。これが出来ないうちは、どんなに甘い声で誘惑されても、まがい物である可能性が高いので、信じないでください。

実力がある人ならば、あなたが判断できるはずですので、その聖なる存在とともに、仕事をするのもよいでしょう。また、個人的な人生におけるガイド役としてもよいでしょう。

クレアオーディエンスが備わっている人というのは、あまり多くはありません。どちらかといえば、日本では少数派です。能力を高めたいのであれば、ヒーリングミュージックを聴いていてもいいのですが、クラシック音楽を聴くことをお勧めします。そして、耳のチャクラを常に綺麗にするように、意図しておきましょう。

それから、高次元の光のスピリットの声を聞くことを恐れないことです。どうしてもクラシック音楽が得意ではないという人であれば、静かで優しい音楽、だいたいスピリチュアル系の音楽になると思いますが、あとは、自然の音などを聞いているとよいでしょう。あなたの耳を清らかにしてくれます。

本日は、ここまでくらいにしておきましょう。

次回は、クレアセンシェンスについてお話をしたいと思います。

では、またサタデーナイトにお会いしましょう。

心からの光と愛を込めて
John Brooks