(2023年11月26日記録)
 
親愛なる皆様、こんばんは。
シルバーバーチ霊団代表、John Brooks です。
 
前回、「また二週間後」と申し上げたのに、少し遅くなりました。ですので、今回は、二つの記事をお送りしたいと思います。まとめて載せて頂きますので、少し更新は遅くなると思います。
 
今回はわたしたちのことを少しお話します。わたしたちのイギリスでの活動記録を読むのも大変でしょうし、自己紹介もあってもいいかなと思います。まず、わたしの前任者の霊団代表から話を聞いて、その当時、最初に書籍化されたのが  "Teachings of Silver Birch" (邦訳:「シルバーバーチの霊訓」近藤千雄訳)というものです。
 


上記の書籍は既に絶版ですが、後年に、"Teachings of Silver Birch" の新装版が出ています。おそらく中身は変わっていないと思いますが、気になる方は読んでみてください。(書き手註:邦訳は、現在も絶版です。)
 

さて、話を元に戻しますが、わたしと書き手と霊媒がブログ程度の活動に留めているのには、理由があります。わたしたちの話は、自分の人生を見つめ直すきっかけになるように願っているものであるからです。考えが明るくなるような、そういった些細なことからスピリチュアルの道に入るためのごく簡単なゲート、つまり門にすぎないからです。
 
例えばですが、霊的治療などはいたしませんし、ミディアムシップ(霊媒が、死亡した家族や友人などの言葉を仲介するもの)などもいたしません。日本ではまだ、スピリチュアルがきちんとした正常な土台に立っているとは、わたしたちは見ていないからです。
 
ですので、わたしたちの霊媒は、遺言書でしか正体を明かしませんし(前任者のモーリス・バーバネル氏にならった形になりますが)、そしてまた書き手は、ハンネン・スワッファーと同じような広報役といった感じです。そして、わたしは、ニ代目の導き手となるわけです。
 
もちろん、わたしというスピリットが誰なのか、どのような存在なのか、これはニ代目の霊媒は知っています。初代のモーリス・バーバネルも、おそらく初代がどのようなスピリットであるかを薄々気が付いていたと思います。ですが、彼は終世、秘密として守り通して、この世を去って行きました。

このように、スピリチュアルには、絶対に守り抜かなければならない秘密や、誰にでもオープンにしていい情報、あるいは、限定して教える情報など、いろいろ混ざっています。
 
その理由は、スピリチュアルな情報は、その情報の種類によって、霊媒や書き手に危険が及ぶ可能性があるからです。こちらを読んでいる皆さんには、そういう方はいらっしゃらないと思いますが、「なぜそんなに長い文章を降ろせるのか?」、そういった小さなこと、あるいは些細なことで、対抗心を燃やし、悪い念を飛ばしてくる者もいるからです。
 
そうした、善良とは言い難いスピリチュアルな人たちというのは、言葉巧みに善良な人たちを騙そうとすることがあります。



まず、「簡単にチャネリングが出来るようになる」という言葉につられて、自分の肉体および霊的な肉体(メタフィジカルボディーのことで、アストラル体などが有名です)を触らせる許可を他人には絶対に与えないでください。それは、本当に恐ろしいことで、相手に自分の魂をある程度委ねてしまう契約が成り立ってしまう場合があるからです。
 
それはどうしていけないのか、という方もいらっしゃると思います。いい方を変えれば、それは、常にバンピリック・コード(もしくは、バンパイア・コード、エネルギーを吸い取るコード)を付けられているようなもの、さらに踏み込んで言えば、霊的エネルギーを相手に無償で搾取されることに他ならないからです。
 


どのようにお願いをされてもあなたの霊的に大切な部分である、あなた自身の意志や霊的能力を相手に委ねることはとても危険なことです。

きちんとした倫理観とポリシーをもち、しっかりと光の道を歩んでいる経験豊かなスピリチュアル・ヒーラーなら別なのですが、初心者の方には見極めが難しいです。ですから、信頼が置ける友人などに評判を聞いてみるといいでしょう。あるいは、その人の言動(ブログやSNS)をよく観察して、見てください。違和感が少しでもあったら、相性が合わないかもしれませんし、いまのあなたにはふさわしくないヒーラーかもしれません。

基本的な事ですが、実在する神々の名を、自分のペンネームや活動名等として付けている人は信用しないでください。人の子はあくまで人間です。神と出来ることに大きな差がありますので、神々はそのようなことは許しません。神々の名以外でも不適切な名前はありますからよく気をつけてください。

また、「あなたに○○が憑いているからこの先はうまくいかなくなるので、成功するために、あなたに△△を無料で提供します」、あるいは、「モニターとして感想を書いてくれれば、□□を無料で行うので、□□をさせてください」、ということを言っている人が、最近とても増えています。X(旧:Twitter)や各種ブログ・その他SNSなどで、よく見かけます。



上記は対等な相手同士の等価の交換ではなく、ヒーラー(治療者)がヒーリー(治療される側の人)に行う悪い見本の一例です。スピリチュアルな世界において、人間同士のやりとりは、等価交換が原則です。一方だけが得をして他方が損をするというのは、スピリチュアル的に見ても、適切なやりとりではありません。なのに、敢えて無料で何かをするというのは、不適切な意図を隠しているからに他なりません。もちろん、例外はありますが、「無料」という言葉には注意してください。

また、自分の首の後ろの部分、もしくはその周辺をいじらせてくれと言ってきたときは、断固として断ってください。ここの部分には、実は霊的に重要なエネルギーセンターがあります。ですから、ここを支配されるということは、とても恐ろしいことなのです。詳細は、ここを読んでいる善良なヒーリー側にまわる皆さんのために明かしません。理由は、悪用されてはいけないからです。
 
あるいは、その人が、「○○人に施術する宿題があるので助けてほしい」と言ったとしても、「それが出来ないと、次の階級に上がれない」と言ったとしても、断ってください。それは相手の都合であって、あなたの都合ではありません。あなたは、あなたのことを自分で決める権利が当然ながら存在します。
 
またリアル世界で、『自分の修行のため』に『無料鑑定』や『無料一斉遠隔ヒーリング』、『ワンコインの500円鑑定』をさせてください……というのは、断ってください。相手が未熟な可能性が極めて高いからです。どうせお金を出すならば、その土地の太陽の恵みや土の恵みをいっぱい受けて育ったものを買ってきて、調理して食べたほうがよっぽど良いです。
 
今回は、クリスマスの前にこのような無料案件、あるいは低価格案件が増えるでしょうから、警鐘を鳴らさせていただきました。
 
よく「アチューンメントをあなたに行いますが、特別に安くしますので今回は○○円にしておきますね」というケースがあります。ところが他の方に聞くと、その値段が実は安くはなく、相場よりもずっと高かった、というケースもあります。

「感想を書いて欲しい」と言われて、著しく安い価格で受けても、あなたのフィードバックを全然活かせない能力の持ち主もいます。その場合、感想を書くために使ったあなたの時間と労力は全く無駄になります。後は、○○円のことを、○○縁という方もいますが、避けた方がいいでしょう。
 
どうかこれらの事実を踏まえ、よくある無料アチューメントのダウンロードやリンクは、その内容を理性と良識の目でしっかりチェックするようにしてください。外国語からの翻訳版なら、まず翻訳が正しくできているかもチェックしてください。なぜなら、原本を添付しないで訳文だけで配布している場合は、肝心なところに誤訳があっても気付くことができないからです。誤訳されたアチューメントを使った場合、効果がないだけでなく、最悪の場合は悪い結果になる可能性もあります。
 


また、これは実際にあった例ですが、アチューメントのファウンダー(創始者)が、ペイ・フォワード制(自分の善意を他の誰かに渡すことで、その先の人たちに善意を繋いでいくこと)とか、いくら以上は取らないでください、あるいは、無料で配布する以外は認めていない、つまり有料販売は禁止しているという場合が多々あります。その理由は、創始者が高次元の光のスピリットから授かった技術であり、広く人の世に広めるためのギフトとして受け取ったからです。このあたりは、実際にアチューメントの創始者と話をしてみるか、英語が苦手でも、翻訳ソフトを使いながら調べてみれば分かると思います。
 
ですので、アチューンメントの訳の正確性や分かりやすさはもちろん、本来の価格はあるのか、ないのかを確認するのも、受け手側の重要な作業なのです。
  
ここで、前回の最後に話していたことに繋がるのですが、「モニターなのでワンコイン」、とか、「無料モニターさん募集」、そういって悪い意味での集客方法を使っている人が、世の中には少なからずいます。

もちろん、全ての人が悪いというわけではありませんので、その人のお人柄をよく見てください。困ったときのアフターサービス、つまりフォローがあるのかどうかも、重要事項です。
 
……ということで、無料のスピリチュアルの技を受けるのは危険ですし、出自や創始者が分からないような海外のアチューンメントを、自己責任でどうぞと置いているようなところから持ち帰り、セルフアチューンメント、あるいは他者からきちんとアチューンメントを受けなければいけないものを、自己判断でセルフアチューンメントするのは、大変危険です。そのことを常に念頭に置いてください。

 



また「無料でヒーリングしてあげるよ、疲れているでしょう?」 という口車には乗らないでください。ましてや、「10回無料でやるから来て欲しい」などと言われたら、お断りしてください。10回で金額が設定されていれば、あなたにとって高いか安いかは分かると思いますが、無料の場合、10回分の正規のお値段よりあなたが、とても高い何かを相手に差し出している可能性が高いからです。
 
このブログは、主にスピリチュアルを扱っているわけですが、占いの方にもちょっと言及します。占い師というのは、他人にその人の人生を変えてしまうような助言をするのですから、占い師本人にも、自覚が必要です。



何か事件や事故などが起こったときに、即座にその時のホロスコープやそれに付随する解釈をアップしている人は、あまり信頼しないようにしたほうが良いと、わたしたち霊団は考えています。個人の修行や探究であれば、つまり練習ならいくらでも構わないですが、それを不特定多数の人が見る場所にアップしてしまうのは、よろしくないということです。
 
それは、まずプライバシーというものが侵害されていますし、占星術(もしくはその他の命術)に関わっていない人に良いイメージをもたらしません。そういったことは、あくまで自分個人の練習としてすべきであり、堂々と発表するものではないと、わたしたちは考えているからです。ましてや、占いの場合は、人の死や病は見ないという鉄則があります。そのような基本的な事を破っている者が、どうして占い師、あるいは占いの研究家と言えるのか、よく考えてみてください。それは、ただの承認欲求にすぎません。無料でいろんな情報を提供したいという意思があるのであれば、扱う事柄は選ぶべきでしょう。
 
もしも、今までにそういったことを行った人がいるのであれば、自分がそれをされて嬉しいかどうかを考えてみてください。
 
今回はふたつのお話を持ってきましたので、ひとつ目の話をこのあたりで終わりたいと思います。
 
では、また、2つ目の話でお会いしましょう。
 
よいサタデーナイトをお過ごしください。
 
John Brooks