各地の霊山参拝をする最中に出会った方から職業について聞かれると
「神職です。日本神道ではなく、琉球神道の」
と答えています。
ユタを知らない方も多いので、このように答えた方が通りは良いのです。
琉球神道の神職は
・狭義には、琉球王府の祭政一致体制に組み込まれた「ノロ」のみ
・広義には、自然崇拝や祖霊崇拝を信仰とする「ユタ」も含む
とされているようですが、「神様にお仕えする」という意味ではノロもユタも同じです。
「ノロが先か、ユタが先か」については民俗学上では「ユタはノロから分化した」とされていますが、この考えはノロが存在しなかった奄美群島や、先島諸島には当てはまらない為、ユタが先なのではないかと考えています。
琉球王府が祭政一致体制を作るために、アニミズムや祖霊崇拝を信仰とするシャーマン(ユタ)を取り込み、司祭(ノロ)とした。以降、体制の安定化を図るためノロは世襲制となり、能力はなくとも就任することができるようになった。
こう考えています。