こんにちは。
少し遅れましたが、先日行った高知取材をレポートしちゃいます。
前回の徳島取材に引き続いてのパワースポット巡りですが、実際に訪ね歩いてみると驚かされることが満載。加えて、その地域特有の傾向すら感じさせられました。
そんなパワースポット巡り・高知編をお送りいたします。
と、その前に…。
ご覧下さい!とっても美味し…もとい、とても見事なカニちゃんでしょ(微笑)。
なんとこのカニ、高知に行く前日に北海道から届きました。
高知行きを明日に控えて、「どうしたものか」と昨夜から頭を抱えておりましたが、この朝、なんと高知に行く直前にガブリしちゃいましたー。
しかし、このくらい見事なサイズになると、その足を二本もいただけばお腹はもうパンパン。
さ、急がなきゃ…(苦笑)。
というところで、気持ちを切り替えて「高知取材レポート」をお送りいたします。
高知南国ICの近くで編集部スタッフと合流。一台の車に乗り換えて高知をGO!
初日は、高知県北東部~室戸岬。
室戸岬といえば、この手の情報に詳しい方ならどなたもご存知の『御厨人窟』。
かの弘法大師が悟りを開き、そこから見える景色になぞらえて「空海」を名乗るに至ったと伝わる真言密教の聖地でもあります。室戸岬の突端にある洞窟は有名ですね。
ここは以前も、某誌でレポートいたしました。
しかし、そんな…ほんの5年ほど前とは実に様変わりしておりました。
と言うのも、そこは名立たる「台風銀座」の真っ只中。
周囲の崖が一部崩落していたりして、空海が寝起きをしたと言われる「御厨人窟」こそ見ることができましたが、同じく修行したとされる隣の「神明窟」には入ることが叶いませんでした。
しかし、パワースポットとしては健在です!
とても強力な『浄化』のパワーが、
洞窟前の鳥居の前、少し腰をかがめた辺りに集中しています。
皆様、お参りの際は、是非
この鳥居の前に腰をかがめて降り注ぐ『浄化』のパワーをご堪能ください。
そこから少し、高知市内に向けて車を戻し、海沿いの絶壁の上に位置する、同じく空海が修行したとされる『不動岩』へ…。
足元に打ち寄せる太平洋の荒波と、彼方の静かな水平線のアンバランスが、心地よく思索を彷徨わせてくれる、さすがに修行には打って付けのポイントです。
ここ不動岩には、『充填』のパワーが秘められておりました。
そんな空海にまつわる濃いぃスポットを巡ったのですが、それ以上に極め付きだったのが『小松神社』。
香美市から物部川を遡り、旧物部村に入るとそこはもう「いざなぎ流」と称する上古の宗教観が支配する、古き神々と人が共存する集落。
民俗学のみならず宗教学上も貴重な地域として、近年注目されている場所です。
私も昨年、何度か足を運びましたが、とても素敵な…それでいて極めて強力な「太夫」と呼ばれる術者が今も暮らす興味深い集落です。
そんな物部村を奥へ奥へと車を走らせます。
もうどのくらい登ったかわからないほど、狭い林道の端からは、時折気の遠くなるほどの渓谷がその姿を覗かせます。そうして、およそ30分(物部の集落からです)。
『小松神社』の鳥居が現れました。
と、そこに車を停めて鳥居をくぐり…ひたすら杣径を下ります。
途中、簡易ベンチの休憩所が3つ。
やがて渓流のせせらぎが聞こえるようになると、お社と思しき赤い屋根が樹間に見え隠れし始めます。
日本全国に散らばる「小松」さんの総氏神「小松神社」は、鬱蒼とした森の中、渓流の畔に静かに佇んでいました。
とにかく圧巻!!これほどに優しいお社を私は知りません。
そして境内には、杣径とは逆のさらに下った渓流に向けて鳥居が設えてあります。
そしてその鳥居下からは…渓流に向かって小石を敷き詰めた美しい参道が伸びています。
誘われるように小石の参道を下り渓流の畔へ…。
まるでそこから、人間以外の何者かが登ってでも来るような。
そして同時に、かつてお社が築かれた時代の人々が沢伝いに山々を行き来したことを示しています。
とにかく美しく静謐な空間です。
そんな『小松神社』の境内下の鳥居前の手水岩の前で手を合わせてください。
天空から美しいスパイラルを描きながら「調整」のパワーが降り注いでいます。
そして、そんな境内傍の河原には「浄化」のパワーが満ちていました。
とにかく圧巻!
ぜひ一度、皆さん足を運んでください。
ただ、その際は、正しく「畏怖」の念を持って、決して荒らしたり汚したりせぬよう十二分に気をつけてお参りください。
とっても大切な場所です。