今日お知らせするのは『タナロット寺院』。


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ここは「最も美しい夕日が見える」とされる『ウルワツ寺院』(ケチャでも有名ですね。初めてバリに行った折に訪ねてみました)の下方(ウルワツ寺院は断崖絶壁の上に位置するタナロット寺院は断崖の下、波打ち際)にあります。



ナチケータスの裔

断崖の上と下の違いこそあれ、同じくインド洋に沈む美しい夕日を目にすることのできるここには、夕暮れ時ともなれば大型バスが列を成してやってきます。



16世紀にジャワの高僧ダン・ヒャン・ニラルタが建立した寺院は、バリ6大寺院に数え上げられる荘厳な寺院です。


ナチケータスの裔

干潮時には渡って行けますが、満潮ともなれば寺院は海に隔てられ渡ることは叶いません。


残念なことに、今回私たちが訪れた際はすでに潮が満ちてきていて、寺院に行き着くことができませんでした。


しかし、そんな私たちを待っていてくれたかのように…

タナロットの守り神様が現れたのです。


刻々と満ちてくる潮に行く手を阻まれ途方に暮れていると・・・。


すぐ背後の断崖の下、激しい波に削り取られた虚のような洞窟の中から、何とも言えない不思議な雰囲気を放つおじさんが声をかけてきました。


バリ語はもちろんインドネシア語も全くわからない私ですが、その方が意味深に手招きするそこへ行ってみると、そこには「holly snake」とだけ書かれた小さな紙が・・・。


意味も分からず促されるままわずかばかりの喜捨をして覗き込むと、見たこともない姿をした蛇が・・・。



ナチケータスの裔



この蛇。

ホテルに戻ってから調べてみると、なんとタナロット寺院の守り神とされている海蛇だそうです。



ナチケータスの裔


残念なことにタナロット寺院にこそ足を運べませんでしたが、代わりに「守り神」とされる海蛇の姿を拝むことができたことに深く感謝致しました。


もしもタナロット寺院に行かれることがございましたなら、是非、この「守り神」様のお姿をご覧下さい。