久しぶりにフリーになった土曜日。
ひとみちゃんプロデュースの”よりみちカフェ”に行ってみよう!!と唐突に思い立って長田まで出かけてきました。
長田は懐かしい町です。
私が社会人をスタートさせた会社が長田にありました。
JRの駅を降りて、本町筋商店街を南に下って・・・震災をはさんで目に映る景色は変わってしまいましたが空気感はあの頃のままです。
実は生まれたのは灘区なのですが、実家の近所に帰っても「私はヨソ者」の感じがするのです。
ところが、長田の町はほんの数年通っただけなのに「ただいま」って言いたくなります。
この違いはなんでしょう。
灘区は20年ほど住んでたんだよ?
それなのに何だかよそよそしい気がするのは私の思い過ぎでしょうか。
いや、それ以上に長田の町がフレンドリーに迎えてくれるからだと思います。
本通商店街を南に向かい横道をちょっと西に行ったところに今日の”よりみちカフェ”の開催場所である”福祉カフェことぶき”があります。
広いバリアフリーの空間は木目の美しい壁とグリーンに囲まれた居心地の良い場所でした。
車椅子の人がいても、子供達が大騒ぎしても安心なスペースです。
コーヒーを飲みながら談笑している人達、美味しそうにご飯を食べている人達、ワークショップに没頭している人達・・・みんながそれぞれに好きなことをしているのに疎外感を感じないって凄くない?
各々が楽しそうでニコニコしていて。
初めましてなのに「おかえり」って言ってもらっているような安心感が心地よかったです。
最近、”居場所”という言葉をよく聞くようになりました。
人との関係が希薄になってきた現代社会の中であえて”誰かと集う場所”を探しているのかもしれません。
それでも、どこでも集まれば居場所になるかと言われるとそんなこともなくて。
”居場所”は物理的な空間だけではなくて精神的に安心できる場面にも使われるように思います。
居場所は安心できる場所。
安心するためには相手を思いやる気遣いが必要な場所。
気遣いは必要だけれど、必要以上に気を遣わなくてもいい場所。
今日訪れた「よりみちカフェ」は正に居場所でした。
いきなり居場所が出現するわけではありません。
そこには主催者が長い時間をかけて積み上げてきた人との繋がりが見え隠れします。
ガッツリとした繋がりもあるかもしれないけれど、どこかで緩く繋がっている人達が集まると「よりみちカフェ」みたいな安心できる空気感になるんだろうなぁ。
突然誰が来てもOK!みたいな柔軟さがステキでした。
「こどもワクワク食堂」も目指したい緩さです。
こちらでかわいいクリップを購入しました。
いかり共同作業所さん制作のクリップです。
スケジュール帳に挟もうかな? 本のしおりにも使えそうでしょ。
クリップをはさむ台紙に笑顔を描いてくれたセンスに心惹かれました。
ちょっとしたことなんだけどね。
別に顔が無くても買ったかもしれないけど、ここに笑顔を描こうと思いついたその気持ちがステキです。
カフェを後にして長田の町をアテも無くお散歩してみました。
区画整理があって、キレイなビルがたくさん建って、昔の面影は無くなってしまいました。
確か、この辺りに●●のお店があったよな~と思い出そうとするものの、雑草の生えた空き地や姿を変えた建物からは記憶を呼び戻すことができません。
そんな中、シャッターが閉まったお店は増えたものの昔のままに残っているのが丸五市場です。
以前はこの市場の中だけでも何軒もキムチ屋さんがあったはずなのですが。
人のまばらな市場の中にポツンと灯りのついたキムチ屋さんを見つけました。
いろんな種類のキムチが置いてありましたが、無難な白菜キムチを買いました。
これがとても美味しくて💕
後でひとみちゃんが「ここはセロリやレンコン、トマトのキムチも美味しいの!」と教えてくれました。
今度行ったら色々買いそろえてみたいです。
久しぶりに歩いてみた長田は景色は変わっても好きな街でした。
今日は駅の南側を歩いてみたので、次回は北側をウロウロしてみましょうか。
実はアメリカに住む妹家族と約束していることがあるのです。
来年、日本に帰ってきた時には長田に行ってみよう!
三宮やハーバーランドはここ数年で何度も行っているので彼らにとっては新規開拓です。
それまでに長田の町を案内できるようにリサーチしておかねば。
どこに行ったらオモシロイかなぁ。
私もとても楽しみな企画です。
長田は「おかえり」が聞こえてくる町です。
そして「ただいま」が言いたくなる町です。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2025年9月27日(土)11時半~13時
(14時完全撤収につき、13時ラストオーダーの厳守をお願いいたします)
場所 中道地域福祉センター
神戸市兵庫区中道通4-2-8
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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