ひな人形。
実は我が家にもあります。
もう何年出してないんだろう。
お雛様、ごめんなさい。
ネコと暮らし始めてからお蔵入りしている物が多々ありまして。
お雛様、端午の節句のかぶと、クリスマスツリー、細々した飾り物・・・
言わずもがな、ネコ達はヒラヒラしていたり、キラキラしている物が大好きです。
無残な姿になるのがわかっていて出すのも何だかなぁ。
ということで、イベントの飾り物は無しの我が家です。
お雛様はなっちゃんが生まれた時にお姑さんが買ってくれました。
お内裏様とお雛様だけのシンプルな仕立てですが、
とてもキレイなお顔のお雛様達です。
忘れてないからね。
毎年、そっと思い出しているのです。
お姑さんはなっちゃんをとてもかわいがってくれました。
なっちゃんがダウンちゃんだとか、発達が遅れているとか
そんなことを一切口にすることなく
全く気にせずにかわいがってくれました。
まだ、若かった私は(私にも若い時がありましたのよ)
その時は特別、何も思わなかったのですが
今頃になって、その普通に接してくれていた姿が凄いなぁと感謝するのです。
だってさ・・・
孫が障害を持って生まれて来たって・・・ショックじゃない?
ばぁばもたぶん、ショックだったとは思うんだけど
その素振りは一切見せずに
「ダイジョウブやで。 できるようになるで。」
いつもなっちゃんに呼びかけながら
きっと私に言ってくれてたんだろうなぁって
今になって気がつきます。
あの頃のわたし。。。
きっと、いっぱい、いっぱいだったんだろうなぁ。
そんな私を黙って支えてくれた姑さんでした。
未だに処分できない絵本が何冊か置いてあります。
この「パオちゃんのぼうし」もその中の一冊です。
小さい頃のなっちゃんはこの本が大好きで
何度も、何度も「読んで、読んで」と持ってきました。
家事で手が離せない私の代わりに
ばぁばがいつもなっちゃんに読んでくれていました。
「また、この本なん? 好きなんやなぁ」
なっちゃんの「読んで、読んで」コールに応えて
何度も何度もページをめくって読んでくれていた姿を思い出します。
何度もページをめくるので
ページが外れてしまって、セロテープで補修してあります(・・。)ゞ
あの頃、ばぁばもしんどかったんじゃないかな。
自分でしたいこともあったんじゃないかな。
それでも、この本を膝の上で開きながら
なっちゃんに読んでくれていた姑さんの気持ちを思います。
なっちゃんのお雛様は飾ってあげることはできないけれど
大事な、大事な宝物です。
ばぁば、ありがとうね。
なっちゃんをいっぱい可愛がってくれてありがとうね。
お陰様で優しい子に育ちましたよ。
きっとばぁばがいっぱい本を読みながら遊んでくれたからです。
もう亡くなって随分と経つのに
お雛様の季節になると思い出します。
私もなっちゃんもたくさんの人に支えてもらって
こうして穏やかな日々を過ごしています。
なっちゃんがニコニコ笑ってくれていることが
私のシアワセです。
なっちゃん達、障害を持っている人たちが
心穏やかに過ごすことができる社会でありますように。
雛の日に遠い日を思い出しました。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2023年3月25日(土)12時~14時
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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